新生児の病気
- 新生児の病気 - 出産によって起こる特有の変化や病気があります 新生児とは、出生した日を日齢0とし、日齢28未満の赤ちゃんのことをいいます。ただし一般的には大まかに、出生してか… 
- 新生児仮死 - どんな病気?酸素が胎盤から十分に供給されず、胎児が仮死状態で生まれてくるものです。 症状 仮死の程度は、全身症状でみるために評価がむずかしく、世界的にアプガース… 
- 産瘤 - どんな病気? 分娩時の圧迫による頭部のむくみです。生後2~3日で自然になくなります。 原因 産道から胎児がでてくるとき、産道内にある部分は圧迫されていますが、外… 
- 頭血腫 - どんな病気? 胎児が産道を通過する際に外力を受け、頭蓋骨の骨膜の一部が剥離したり、血管が破れたりしてできる血腫(血がたまったもの)です。 症状 生後数日のあいだ… 
- 帽状腱膜下出血 - どんな病気? 頭部が暗赤色にはれ、ときには大出血を起こし、貧血やショック状態になることがあります。 症状 生後数時間から1日のうちに出血がすすみ、頭部が暗赤色に… 
- 新生児の頭蓋内出血 - どんな病気? 頭蓋骨の内側に起こる出血で、頻度は少ないですが、発症すると重篤な場合が少なくありません。 症状 場所により硬膜下出血、くも膜下出血、脳室内出血、脳… 
- 分娩まひ - どんな病気? 胎児が産道をとおるとき、末梢神経が圧迫されて、顔面や腕などにまひが起こるものです。 症状 顔面神経まひは、口がゆがんだり、まぶたが閉じなかったりし… 
- 新生児の鎖骨骨折 - どんな病気? 胎児が産道をとおるとき、体の一部が引っかかって骨折することがあります。ほとんどが鎖骨骨折です。 症状 骨折のある部分をさわるとはげしく泣いたり、そ… 
- 新生児の呼吸障害 - どんな病気? 分娩の過程で胎便吸引症候群、気胸、一過性過呼吸、新生児肺炎などの障害を起こすことがあります。 症状 多呼吸、うなり声、陥没呼吸(胸骨下や肋間が息を… 
- 生理的黄疸 - どんな病気? 生後2~3日めから肌の色が黄色みを帯び、4~5日ごろピークになりますが、しだいに消えていきます。 原因 胎児は赤血球が多い多血症の傾向があり、赤血… 
- 初期嘔吐 - どんな病気? 生後1~3日以内に起こる嘔吐のことです。 症状 数回吐いても、たいがいは3日以内におさまります。それ以上吐き続ける場合は消化管の異常が疑われます。… 
- 新生児メレナ - どんな病気? 生後5日くらいまでに消化管出血(吐血または下血)や頭蓋内出血を起こします。 症状 吐血や下血を起こします。皮下出血や臍出血、まれに頭蓋内出血を起こ… 
- 臍炎・臍肉芽腫 - どんな病気? 臍帯が乾燥して自然にとれたあと、へその周囲が赤くジクジクしているものが臍炎、赤いベタベタした組織が盛り上がってきているものが臍肉芽腫です。 症状 … 
- 臍ヘルニア - どんな病気? 一般に、出べそと呼ばれるものです。 原因 新生児のへそはやわらかいので、強く泣くと飛び出すことがあります。 腹筋がしっかりしてくるとおさまるので… 
- 新生児中毒疹 - どんな病気? 生後2~3日までに、全身に赤い発疹ができます。 原因 生理的なものといわれています。 治療 数日で自然に消えるので、治療の必要はありません。 
- 乳児脂漏性湿疹 (新生児) - どんな病気? 生後1~2週間ごろから、頭皮や眉、小鼻のあたりに黄色いうろこのようなものが付着します。 症状 毎日スキンケアをしていれば3~4か月で落ち着きますが… 
- カンジダ皮膚炎(皮膚カンジダ症) - どんな病気? 肛門の周囲に赤いブツブツができ、炎症を起こします。おむつかぶれが治りにくいときには、これを疑います。 症状 肛門のあたりよりも、その周辺のほうが赤… 
- 鵞口瘡(カンジダ性口内炎) - どんな病気? 口の中にカンジダ菌が増殖するもので、新生児にとても多い病気です。 症状 口の中に白いミルクかすのようなものがたくさん付着し、とれなくなります。 原… 
- 新生児結膜炎 - どんな病気? 細菌やウイルスに感染して起こる結膜の炎症で、目が充血したり、目やにが異常に多くなります。 原因 新生児はまぶたがあかないくらい目がむくんでおり、た… 
- 先天性鼻涙管閉塞 - どんな病気? 鼻涙管がとおりにくかったり閉塞しているため、涙の流れが悪かったり、つまったりします。 症状 片方の目だけから涙がでます。また、細菌感染を起こしやす… 
- 口唇裂・口蓋裂 - どんな病気? 上唇や上あごの奥の口蓋が、生まれつき裂けているものです。 治療 ほ乳がむずかしい場合は、入院してチューブで栄養を与えます。口唇裂の手術は、生後3~… 
- 先天性食道閉鎖症 - どんな病気?生まれつき、食道が途中で切れて袋状に閉鎖していたり、気管とつながっている形態異常です。たいがいは胃側の食道と気管がつながっています。 症状 先天性食… 
- 胆道閉鎖症 - どんな病気?生まれつき、または生まれてすぐ、肝臓でつくられた胆汁を腸に送る胆道が閉鎖されている形態異常です。頻度はまれですが、重篤な病気です。 症状 出生直後は… 
- 先天性心疾患 - どんな病気? 生まれながらにもっている心臓の形態異常で、100人に1人の割合でみられます。 症状 先天性心疾患のなかでもっとも多いのが心室中隔欠損(「心室中隔欠… 
- 尿道下裂 - どんな病気? 男の子の病気で、尿道口が陰茎の先端より手前(亀頭部、陰茎部、陰嚢部、会陰部)にある形態異常です。 治療 亀頭部下裂で排尿に不都合がない場合は、ほと… 
- 先天性尿道閉鎖・狭窄 - どんな病気? 尿道のどこかが閉鎖もしくはせまくなっている、生まれながらの形態異常です。 症状 尿道が閉鎖している場合は腎臓に尿がたまるので、出生前の超音波検査で… 
- 早期産の低出生体重児に多い病気 - 未熟さが原因で引き起こされやすい病気があります 低出生体重児は2500g未満で生まれた新生児のことをいいますが、体重が少なくても正期産であれば、臓器の機能は成… 
- 未熟児無呼吸発作 - どんな病気? 呼吸中枢の未熟さにより、呼吸が止まってしまうものです。 原因 在胎34週未満で、より早期産である赤ちゃんほど、呼吸を休んでしまうことが多くあります… 
- 呼吸窮迫症候群 - どんな病気? 肺のはたらきが未熟なため、呼吸困難におちいるものです。 原因 肺はサーファクタントという物質によって、ふくらんだ状態を保つことができます。在胎22… 
- 動脈管開存 - どんな病気? 生後、自然に閉じるはずの動脈管が閉じていない状態で、大動脈から肺動脈に血液が流れ込んでしまうため、呼吸困難におちいります。 原因 動脈管は大動脈と… 
- ほ乳障害 - どんな病気? ほ乳は呼吸、吸う力(吸てつ)、飲み込む力(嚥下)の調節によって行われますが、これらの機能の未熟さにより、口から栄養がとれない状態をいいます。 治療… 
- 脳室周囲白質軟化症 - どんな病気? 未熟性による脳の障害で、脳性まひの最大の原因といわれ、とくに足の運動障害を多く引き起こします。 原因 原因はよくわかっていませんが、脳の血管の発育… 
- 未熟児網膜症 - どんな病気? 網膜の血管の発達が未熟なために、網膜に血管のない部分ができ、放っておくと、失明することもあります。 症状 早く生まれたために、網膜の血管の発達に障… 
- 低カルシウム血症 - どんな病気? 血液中のカルシウム値が低い状態で、ビタミンDも欠乏すると未熟児くる病を引き起こします(「未熟児くる病」)。 治療 たいがいは自然に治りますが、重症… 
- 未熟児貧血 - どんな病気? 出生時の体重が2000g以下の未熟児に多く、顔色が白くなります。 原因 体の成長に造血機能が追いつかなくて鉄分が不足する場合や、造血機能そのものが… 
- 母子感染による病気 - 分娩による母子感染は予防が可能です 分娩による母子感染には、ウイルスによるもの、細菌によるものなどがあり、母体が感染しているかどうかは、妊娠中の血液検査や感染… 
- 乳児HIV感染症 - どんな病気?いわゆるエイズと呼ばれる性感染症の一種で、感染力が非常に強いのが特徴です。 原因 子宮内での感染は確率が低くて3割程度ですが、経腟分娩で生まれると、… 
- 先天性梅毒 - どんな病気? 梅毒は、昔からある性感染症の一種で、胎児に感染すると先天性梅毒になり、骨の形成や知能に異常をもたらします。 治療 母親が血液検査を受けて、陽性であ… 
- 新生児ヘルペス - どんな病気? 性器ヘルペスは性感染症の一種で、赤ちゃんが感染すると、全身のヘルペスで多臓器不全におちいり、1日~数日で死亡します。 原因 母親の性器についたヘル… 
- クラミジア結膜炎・肺炎 - どんな病気? クラミジア菌が赤ちゃんの目や肺に感染します。 症状 クラミジア菌が目につけばクラミジア結膜炎となり、重症の結膜炎を生後1週間以内に発症します。肺に… 
- 乳児B型肝炎 - どんな病気? B型肝炎はウイルス感染症の一種で、B型肝炎ウイルスキャリアの母親より、出産時に感染します。 症状 母親がHBe抗原陽性の場合は感染力が強く、感染す… 
- GBS感染症 - どんな病気? 母親の腟内にいるB群溶連菌が赤ちゃんに感染するもので、赤ちゃんはひん死状態になります。 原因 B群溶連菌が腟内にあっても、母親に症状や異常はありま… 
- 感染する病気 - 感染症は微生物が体内に侵入して感染する病気 感染症は、ウイルスや細菌などの病気を起こす病原微生物が体内に侵入して繁殖し、それらがつくる毒素によって炎症を起こして… 
- 突発性発疹(三日熱発疹症) - どんな病気? 解熱後に全身に発疹が現れる病気で、とくに生後6か月~1歳半くらいまでの乳幼児に多くみられます。 症状 38~39度の高熱が4日くらい続き、多少下痢… 
- はしか(麻疹) - どんな病気?それまでの高熱が下がり、再び上昇するときに発疹がでます。乳幼児がもっとも多くかかります。 症状 38〜39度の発熱ではじまり、鼻みずやせきなど、ぐじ… 
- 風疹(三日ばしか) - どんな病気?三日ばしかともいわれ、細かい発疹が全身に広がる病気です。子どもでは比較的軽症です。 症状 発疹は淡紅色の細かいもので、全身に広がりますが、およそ3日… 
- 水ぼうそう(水痘) - どんな病気?かゆみをともなう赤い発疹ができ、水疱から黒いかさぶたになる感染症です。2〜6歳がかかりやすい年齢です。 症状 熱がでることもでないこともありますが、… 
- おたふくかぜ(流行性耳下腺炎・ムンプス) - どんな病気?耳下腺がはれて痛む、全身疾患です。3歳以上の幼児や学童に多く発症します。 症状 耳下腺がはれて、発熱し、頭痛や食欲不振を訴えます。食べ物を口にすると… 
- りんご病(伝染性紅斑) - どんな病気? ほおが真っ赤になる感染症で、おもに、3~12歳の子どもに多くみられます。 症状 両ほおに蝶の形をした、りんごのような真っ赤な発疹が現れ、腕や大腿部… 
- ヘルパンギーナ - どんな病気? 口の中に水疱ができる夏かぜの一種で、初夏から夏にかけて流行します。発症の約90%が5歳以下の子どもです。 症状 急に39度前後の熱がでます。子ども… 
- 手足口病 - どんな病気? 手足や口の中に水疱ができる感染症です。おもに夏に流行します。乳幼児によくみられます。 症状 手のひら、足の裏、足の甲、ときに膝や臀部に、3~5mm… 
- 咽頭結膜熱(プール熱) - どんな病気?咽頭炎と結膜炎が合併する感染症で、プールでの感染も考えられることからプール熱ともいわれます。 症状 急に寒けがして、39〜40度の高熱がでます。のど… 
- ポリオ(急性灰白髄炎) - どんな病気? 脊髄の灰白質がおかされる病気ですが、最近は、日本での発生はありません。 症状 発熱、頭痛、嘔吐、体のだるさなど、かぜのような症状に引き続き、手足、… 
- 日本脳炎 - どんな病気? 蚊の一種のコガタアカイエカに刺されて感染し、脳がおかされます。日本では予防接種で患者数は激減しました。 症状 頭痛、発熱、嘔吐がみられ、ときに下痢… 
- 溶連菌感染症(猩紅熱) - どんな病気? のどの痛みと全身の細かい発疹が特徴の病気で、幼稚園や小学校で集団発生します。 症状 咽頭の痛みが強く、多くは発熱をともないます。赤く細かい発疹が首… 
- 百日ぜき - どんな病気?はげしいせきの発作が続く感染症で、治るのに2か月近くかかります。予防接種により患者数は減りました。 症状 発熱はなく、たんも多くないのに、せきがしだ… 
- ジフテリア - どんな病気?病原菌にのどや気管の粘膜や筋肉がおかされ、死亡率の高い感染症です。予防接種によりいまはまれな病気です。 症状 感染する場所によって症状は異なります。… 
- 腸チフス・パラチフス - どんな病気?高熱と下痢で衰弱する病気です。輸入感染症として重要です。患者はおもに成人で、子どもは軽症です。 症状 腸チフスもパラチフスも同じような経過をたどりま… 
- 敗血症 - どんな病気? 体の一部が細菌による炎症を起こしていて、その細菌がつくりだした毒素が血液で全身に運ばれる病気です。 症状 高熱を発し、寒けがしてふるえ、その一方で… 
- 破傷風 - どんな病気?末梢神経や脊髄がおかされて、ものを飲み込めなくなり、ちょっとした刺激でけいれんを起こします。 症状 舌がもつれる、顔がゆがむ、といった症状からはじま… 
- 小児結核 - どんな病気?せきや熱が続き、肺がおかされる病気です。乳児の結核は家族内感染がほとんどなので注意が必要です。 症状 乳児の場合は、せきと熱が続き、やがて呼吸が荒く… 
- 院内感染 - どんな病気? 体力が衰えている入院中に、ふつうは病気を起こすことがない病原性の低い菌に感染することが問題になっています。 症状 院内感染を起こす病原体はたくさん… 
- ネコひっかき病 - どんな病気? ネコにひっかかれ、リンパ節がはれる病気です。ネコは発病せず人に感染します。人から人にはうつりません。 症状 ネコにひっかかれた部位に赤い丘疹ができ… 
- 泉熱 - どんな病気? 汚染された水やネコからの感染が確かめられています。高熱と軽い下痢が続き、学童以上にみられます。 症状 急に38~39度の高熱がでます。同時に頭痛、… 
- Q熱 - どんな病気? ペットや家畜からダニを媒介にして感染し、高熱が続き、肺炎や肝機能障害を起こす病気です。 症状 突然、高熱がでて、頭痛や筋肉痛が生じます。その後、肺… 
- 回虫症 - どんな病気? 回虫の卵がついた食べ物などから感染し、寄生する場所によって、肺炎や腸炎、胆道炎などを起こします。 症状 人の消化管で卵が孵化して幼虫になり、肺に達… 
- 蟯虫症 - どんな病気? 成虫は大腸とくに虫垂に寄生して、虫垂炎を起こしたり、その卵が尿道や腟に感染して炎症を起こします。 症状 蟯虫の成虫により虫垂炎(「虫垂炎」)が起こ… 
- 鞭虫症 - どんな病気? 5cm前後の鞭虫が大腸の回盲部に寄生して、腸炎や虫垂炎、腸管潰瘍を起こします。 症状 腹痛や便秘が生じ、食欲がなくなります。幼虫が腸の粘膜にもぐり… 
- 呼吸器の病気 - 呼吸器のしくみとはたらき 鼻や口から吸い込まれた空気は、咽頭、喉頭、気管、気管支などへすすみます。さらに気管支から枝分かれした細気管支をとおり、その先にある肺… 
- かぜ症候群 - どんな病気?いわゆるかぜ。鼻腔、咽頭、喉頭など上気道の急性の炎症(急性上気道炎)です。原因の多くがウイルス感染です。 症状 鼻みずやせきがおもな症状です。乳幼児… 
- インフルエンザ - どんな病気?インフルエンザウイルスに感染して起こる、重いかぜです。発熱や悪寒などの症状がふつうのかぜより強くでるのが特徴です。 症状 おもに咽頭、結膜、鼻腔など… 
- 急性喉頭炎 - どんな病気? 喉頭に生じる急性の炎症です。喉頭だけに炎症が起こるのはまれで、多くは急性上気道炎(いわゆるかぜ)に合併して起こり、急性鼻炎、急性咽頭炎などをともな… 
- 急性気管支炎 - どんな病気? 気管支に起こる急性で一過性の炎症。多くはかぜをこじらせてかかり、鼻炎、咽頭炎、喉頭炎などをともないます(「かぜ症候群」)。 症状 最初は乾いたよう… 
- ぜんそく様(性)気管支炎 - どんな病気? 息がゼーゼーするなど、ぜんそくのような症状がでる気管支炎で、乳児や、比較的年齢の低い子どもに起こります。 症状 呼吸のたびに、息がゼーゼー、ヒュー… 
- 細気管支炎 - どんな病気?気管支のいちばん奥の、気管支が枝分かれした細気管支に炎症が起こります。かぜ症状にはじまり、内側の粘膜がはれてたんがたまると、息ができなくなります。 … 
- 小児ぜんそく(気管支ぜんそく) - どんな病気? なんらかの理由で気管支の筋肉が収縮してせまくなるうえ、気管支内にたんなどの分泌物がふえてつまり、呼吸がしにくくなります。アレルギー体質が原因です。… 
- 肺炎 - どんな病気? 呼吸の中心的なはたらきをする肺胞に炎症が起こります。かぜなどをこじらせて、気管や気管支の抵抗力が落ち、炎症が肺の中まで広がった状態です。 症状 発… 
- 心臓・血管の病気 - 心臓・血管のしくみとはたらき 心臓の内部は、左右にそれぞれ心房・心室という部屋がならんでいて、全部で4つの部屋に区切られています。心房と心室は、弁でつながって… 
- 先天性心疾患 - 先天性の心疾患は、生まれつき心臓に形態の異常がみられ、血液の流れにトラブルが起こる病気です。形態異常がみられる場所、内容はさまざまです。 肺への血液の流れを… 
- 心室中隔欠損 - どんな病気? 左心室と右心室とをわける壁(中隔)に穴があいていて、肺への血流量が増加するなどの障害が起こります。 症状 心室の中隔に穴があいている病気ですが、穴… 
- 心房中隔欠損 - どんな病気? 左心房と右心房とのあいだの壁(中隔)に、穴があいている状態です。左心房の血液が、穴をとおって右心房へ流れ込み、さらに右心室へ流れます。 症状 心房… 
- 肺動脈弁狭窄 - どんな病気? 肺動脈弁、もしくは弁の周辺にせまい部分があるため、血液が流れにくくなる病気です。 症状 右心室から肺へ血液が送られる肺動脈には、血液が逆流しないよ… 
- ファロー四徴症 - どんな病気? 4つの心臓の形態異常を合わせもっている病気です。肺動脈がせまいと重いチアノーゼなどの症状をともないます。 症状 心室中隔欠損、肺動脈狭窄、大動脈が… 
- 動脈管開存 - どんな病気? 動脈管が閉じていないために大動脈から肺動脈に血液が流れ込み、肺への血液量が増加します。未熟児に多くみられます。 症状 生後24時間で閉じるはずの動… 
- 特発性心筋症 - どんな病気? 心筋に原因不明の異常が生じ、心臓のはたらきが低下する病気です。拡張型、肥大型、拘縮型とがあり、この病気のほとんどが拡張型と肥大型です。 症状 心臓… 
- 心筋炎 - どんな病気? ウイルスの感染で心筋が炎症を起こし、心臓のはたらきが低下します。心筋全体がはれて心臓が肥大します。 症状 発熱やせきなどのかぜ症状のあと、数日から… 
- 心膜炎(心外膜炎) - どんな病気? 心臓の外側をおおっている心膜に炎症が起こる病気です。心筋に炎症がおよぶこともあります。 症状 発熱、胸の痛み、呼吸困難がおもな症状です。胸の痛みは… 
- 心内膜炎 - どんな病気? 心筋のもっとも内側(心内腔側)をおおう心内膜に炎症が起こります。 症状 発熱、心雑音、息切れ、動悸、不整脈などの心臓症状のほか、心臓、脳、腎臓など… 
- リウマチ熱 - どんな病気? A群溶連菌に感染し、のどや皮膚に炎症が起こります。その後、心臓や関節などにも炎症が広がり、心臓弁膜症を引き起こすことがあります。 症状 最初に38… 
- そのほかの先天性心疾患 - 大動脈縮窄 大動脈の一部がせまくなっています。ほかの形態異常と同時に起こる複合型がほとんどで、重い病気です。心室中隔欠損(「心室中隔欠損」)や、動脈管開存(「… 
- 川崎病 - どんな病気? 高熱、リンパ節のはれ、発疹、白目の充血、イチゴ舌、手足のむくみなどが起こります。心臓の冠動脈に炎症が起こるなど、後遺症の多い病気です。 症状 高熱… 
- 不整脈 - どんな病気? 心臓の脈拍のリズムが遅くなったり、速くなったり、不規則になります。健康な子にも起こることがあります。 症状 動悸や息切れなどがおもな症状です。赤ち… 
- 動静脈瘻 - どんな病気? 本来、毛細血管を経由してつながるはずの動脈と静脈が、血管にできた瘻孔(組織が欠けている状態)のために、直接つながってしまう病気です。 症状 瘻孔は… 
- 高血圧(症) - どんな病気? 標準値ははっきりしていませんが、学童低学年の場合、血圧が高いかどうかのめやすを、最高血圧130mmHg以上、最低血圧80mmHg以上としているよう… 
- 血液・リンパ節の病気 - 血液のしくみとはたらき 血液は、約55%の液体成分の血漿と、約45%の細胞成分の血球(赤血球、白血球、血小板)からできています。白血球は、形や性質がちがう顆粒… 
- 赤血球の病気(貧血) - 血液は、体のすみずみから運ばれてきた二酸化炭素を肺で放出し、かわりに空気中の酸素を取り入れます。これをガス交換といいます。 ガス交換がスムーズにいくのは、赤… 
- 鉄欠乏性貧血 - どんな病気?鉄分が不足して、ヘモグロビンの合成が低下するために起こる病気。子どもにもっとも多くみられる貧血です。 症状 軽い場合はほとんど症状を自覚することはな… 
- 溶血性貧血 - どんな病気?赤血球がなんらかの理由によって、つくられる以上のスピードでこわされていき、減少するために起こります。 症状 疲れやすい、息切れがするといった貧血の一… 
- 巨赤芽球性貧血 - どんな病気? 赤血球がつくられる際に必要なビタミンである葉酸やビタミンB12が欠乏して起こります。骨髄には大きい幼弱な赤血球である巨赤芽球が現れます。 症状 一… 
- 再生不良性貧血 - どんな病気? 骨髄に異常があるため、骨髄でつくられる血液細胞の造成が著しく低下し、赤血球、白血球、血小板がともに減少する病気です。 症状 一般的な貧血症状のほか… 
- 白血球の病気 - 白血球は顆粒球(好酸球、好中球、好塩基球)、単球、リンパ球に分類されます。好中球、単球は細菌を食べて殺菌し、好酸球、好塩基球はアレルギーに関与しています。リン… 
- 好中球減少症 - どんな病気? さまざまな病気、あるいは状態により、白血球のうちの好中球が減少して、感染を受けやすくなります。 症状 感染症、とくに細菌や真菌の感染症にかかりやす… 
- 無顆粒球症 - どんな病気? 好中球減少症(「好中球減少症」)の重症型です。白血球のうちの好中球がゼロになった状態をいいます。数日のうちに重症感染症が起こります。 症状 感染症… 
- 慢性肉芽腫症 - どんな病気? 先天的に好中球の殺菌能力が低下しているため、細菌感染をくり返す病気。白血球機能異常症ともいいます。 症状 乳児期から、おできなどの皮膚の化膿性病変… 
- 出血性の病気 - どこかにぶつけたなど、思いあたることもないのに出血が起こり、いったん出血すると止まりにくくなる傾向がある(出血傾向)病気を、出血性の病気といいます。 原因は… 
- 血管性紫斑病(アレルギー性紫斑病) - どんな病気? 急性扁桃炎(「急性咽頭炎・扁桃炎」)など上気道感染のあと1~3週間くらいして、手足に赤、あるいは紫色の発疹がでる病気です。ほとんどの場合、自然に治… 
- 特発性血小板減少性紫斑病 - どんな病気?骨髄での血小板の造成には異常がありません。感染ウイルスに対して抗体がつくられ、その抗体によって血小板がふつう以上に破壊され減少します。 症状 急性上… 
- 血友病 - どんな病気? 遺伝的な病気で、血液をかためる凝固因子が一部欠乏しています。出血しやすく、出血すると血が止まりません。ふつうは男の子だけに発病します。 症状 ささ… 
- フォン・ヴィレブランド病 - どんな病気? 先天的に血漿の中のフォン・ヴィレブランドという因子が欠乏しているため、出血が止まりにくくなります。 症状 幼児期から鼻出血、歯肉出血、消化管出血な… 
- リンパ節の病気 - リンパ節は、リンパ球が集まって、体内に侵入したウイルスや細菌が広がるのを防いでいます。そのため、さまざまな感染症によるリンパ節のはれ、という症状が現れます。 
- 化膿性リンパ節炎 - どんな病気? 扁桃炎や傷口などから細菌が侵入してリンパ節に入り、化膿性の炎症を起こしたものです。 症状 頸部や腋窩(わきの下)、鼠径部(足のつけ根)のリンパ節に… 
- 伝染性単核症 - どんな病気? 高い熱、著しい扁桃のはれ、頸部リンパ節のはれを特徴とする病気です。 症状 1~3週間続く高熱、頸部リンパ節のはれ、白い膜様の滲出物をもつ扁桃炎など… 
- 亜急性壊死性リンパ節炎 - どんな病気? 発熱と痛みをともなう頸部のリンパ節のはれが特徴です。あまり知られていませんが、幼児期から成年期に多く、それほどめずらしいものではありません。 症状… 
- 子どものがん - 子どものがんの特徴 子どもの場合、大人とちがい胃がん、肺がん、大腸がんなどは、まずみられません。子どものがんは、胎児のころの、未成熟な細胞の残りから発生する胎… 
- 白血病 - どんな病気? 未熟な白血球が悪性化して異常に増殖し、骨髄での正常な血液をつくるはたらきが低下します。 病気の進行の具合から急性と慢性、また増殖している細胞の形… 
- 悪性リンパ腫 - どんな病気? リンパ節や肝臓、脾臓、胸腺、消化管などのリンパ組織から発生する悪性腫瘍です。 症状 腫瘍組織の中にリード・ステルンベルグ細胞をもつホジキン病と、も… 
- 網膜芽(細胞)腫 - どんな病気? 症状 目の網膜に発生するがんです。がんの増殖速度が非常に速いので、早期診断、早期治療がとくに大事です。 瞳孔(いわゆる黒目)が光って見えます。腫瘍… 
- 神経芽(細胞)腫 - どんな病気? 交感神経節から発生するがんで、発生してから1年以内に発見され、手術を受ければ、ほぼ100%治癒するといわれています。 症状 発生の場所により、症状… 
- ウイルムス腫瘍 - どんな病気? 腎臓に発生するがん(腎がん)で、2~3歳ころまでの子どもに発病します。おなかのふくらみが特徴です。 症状 腫瘍がかなり大きくなるまで、症状はあまり… 
- 精巣(睾丸)腫瘍 - どんな病気? 精巣(睾丸)に発生する悪性の腫瘍です。5歳以下と、壮年期(20~40歳)の人に発病率が高くなっています。 症状 精巣がだんだん大きくなりますが、痛… 
- 肝芽腫 - どんな病気? 肝臓に発生するがんで、ほとんどが2歳以下で発病します。おなかにしこりをふれるようになります。 症状 初期には、肝臓病の特徴的な症状である黄疸がほと… 
- 脳腫瘍 - どんな病気? 脳に腫瘍ができ、頭蓋内の圧力が高まったり、腫瘍ができた場所によって、さまざまな全身障害が起こります。 症状 頭蓋内の圧力が高まって起こる症状(頭蓋… 
- 骨腫瘍 - どんな病気?骨の組織に腫瘍ができます。骨肉腫とユーイング肉腫があり、どちらの症状も痛みからはじまります。 骨肉腫 症状 初期の段階では、走ったりとんだりしたあと… 
- 横紋筋肉腫 - どんな病気? 筋肉にできるがんで、全身のどんな場所からでも発生します。とくに多いのは頭頸部、泌尿器、手足などで、6歳以下の子どもに多いといわれています。 症状 … 
- 消化器の病気 - 子どもの消化器は形態も機能も発達途上 食べ物は口に入ったあと、食道、胃、小腸(十二指腸・空腸・回腸)、大腸をとおるときに、消化液と混ぜられ、消化・吸収され、最… 
- 先天性食道閉鎖症 - どんな病気? 生まれつき食道の一部が閉鎖していたり、食道と気管の一部がつながり、食べ物がスムーズに通過できません。 症状 食道閉鎖はその形によってA型からE型の… 
- 食道炎 - どんな病気? 胃液や胆汁が食道に逆流したり、細菌が感染したりして食道に炎症が起き、びらんや潰瘍をつくる病気です。 症状 やたらに胸やけがして、ものを飲み込んだと… 
- 胃食道逆流(噴門弛緩症) - どんな病気? 胃の内容物がしばしば食道や口の中に逆流する病気です。とくに乳児に多くみられます。 症状 授乳後に寝かせるとだらだらとミルクを吐きます。これが続くと… 
- 胃軸捻転 - どんな病気? 胃が回転してねじれることにより、食べ物の通過がさまたげられた状態です。新生児によくみられます。 症状 新生児では、授乳後、ゲップがでにくく、吐きや… 
- 肥厚性幽門狭窄症 - どんな病気?胃の出口である幽門部の筋肉が厚くなり、内腔がせまくなって、乳汁がとおりにくく、よく吐く病気です。 症状 ミルクをよく飲み、順調に体重がふえていた乳児… 
- 子どもの胃潰瘍・十二指腸潰瘍 - どんな病気? 胃や十二指腸に潰瘍ができる病気で、内視鏡の発達により、子どもにも見つかるようになりました。 症状 胃潰瘍では、吐血や吐瀉物に血が混じっているのがみ… 
- 周期性嘔吐症(アセトン血性嘔吐症) - どんな病気? 嘔吐をくり返す病気で、りんごの腐ったようなにおいの息に特徴があります。2~10歳に多くみられます。 症状 急に嘔吐がはじまり、食欲はなく、ぐったり… 
- 子どもの下痢 - 乳児の場合、下痢以外に、これといった症状がなく、きげんがよくお乳の飲みもよければ、とくに心配はいりません。これは、「単一症候性下痢」といわれているものです。 
- 感染性胃腸炎(感冒性胃腸炎・ウイルス性胃腸炎) - どんな病気?ウイルスが胃腸に感染して、嘔吐や下痢、発熱を引き起こします。俗に「おなかのかぜ」といわれます。 症状 嘔吐からはじまり、しだいに下痢が生じます。下痢… 
- ロタウイルスによる胃腸炎(白色便性下痢症・乳児嘔吐下痢症) - どんな病気? 白っぽい色の下痢便を特徴とする急性の病気で、冬から春先にかけて流行します。 症状 突然のはげしい嘔吐ではじまり、発熱をともないます。嘔吐は1~2日… 
- 出血性大腸炎 - どんな病気? 抗生物質によって腸内細菌叢が乱れ、粘血便がでます。 症状 抗生物質の内服、または注射を開始して、3~5日めあたりから下痢がはじまり、粘血便がでます… 
- 乳糖不耐症 - どんな病気? 生まれつき、または下痢が長引いたあと、腸で乳糖が分解できなくなり下痢をします。 症状 母乳やミルクをはじめ、乳糖を含む食べ物をとると、すっぱいにお… 
- アレルギー性胃腸炎(ミルクアレルギー) - どんな病気? 食物アレルギーが原因の病気のうち、下痢、嘔吐、腹痛などの消化器を中心とした症状がでるものをいいます。 症状 食べ物を口にして9時間以内に、水様性の… 
- 食中毒による急性胃腸炎 - 食中毒には、細菌が原因で起こる細菌性食中毒と、ウイルスによって起こるウイルス性食中毒があります。食後、腹痛、下痢、嘔吐などがひどい場合には、食中毒を疑います。 
- ノロウイルス(小型球形ウイルス)食中毒 - どんな病気? ノロウイルスに汚染された食品(おもにカキ、アサリなど二枚貝)を生で食べることによって起こります。 症状 感染後24~48時間で発症します。吐きけ、… 
- 病原大腸菌食中毒 - どんな病気?組織侵入性大腸菌、毒素原性大腸菌、腸管病原性大腸菌、腸管出血性大腸菌の4つの菌が感染して発症します。 症状 感染して10〜30時間で発症します。組織… 
- サルモネラ食中毒 - どんな病気? ウシやブタ、ニワトリなどの糞便にいるサルモネラ菌が食べ物をとおして感染します。感染力が強く重症化しやすい菌です。 症状 5~10月が多発する時期で… 
- ブドウ球菌食中毒 - どんな病気? 化膿した傷口や炎症を起こしている部分にいるブドウ球菌が食品を汚染し、それを口にして感染します。 症状 7~9月に多発します。感染後1~4時間で、上… 
- ボツリヌス食中毒 - どんな病気? 毒素をだすボツリヌス菌が付着した食べ物を口にして感染します。重症化しやすい食中毒です。 症状 毒素を摂取して12~24時間で発症します。だるい、頭… 
- 腸重積症 - どんな病気?腸管の一部が肛門側の腸の中に入り込んで二重になり、せまいところに入った腸は血行障害を起こします。 症状 腹痛、嘔吐、血便が3大症状です。それまで元気… 
- 消化管ポリープ - どんな病気? 消化管ポリープとは、消化管の内腔に粘膜や粘膜下組織が突出した状態をいいます。 症状 大腸ポリープの90%を占めるのが直腸にできる有茎のポリープです… 
- 反復性腹痛・反復性臍疝痛 - どんな病気? 腹痛がへそを中心に現れ、数分から数時間も続きます。顔面蒼白になり、頭痛や吐きけを訴えることもあります。くり返すごとに症状は強まります。しかし腹痛が… 
- 過敏性腸症候群 - どんな病気? 腹痛と下痢、便秘といった便通異常があり、ストレスなど、心理的な要因が関係します。 症状 腹痛を反復して訴え、排便するとおさまります。便は下痢が多い… 
- 大腸リンパ瀘胞増殖症 - どんな病気? 大腸のリンパ瀘胞が増殖する原因不明の病気です(「リンパ瀘胞」)。 症状 血便を主症状とし、ときに腹痛や便秘がみられます。 原因 アレルギーまたは感… 
- 潰瘍性大腸炎 - どんな病気? 大腸の粘膜にただれや潰瘍をつくる病気です。子どもの場合は重症化しやすいといわれます。 症状 くり返し腹痛や下痢、血便がみられます。発熱や脱水症状、… 
- 腸閉塞(イレウス) - どんな病気? 腸管がふさがり、通過障害を起こす病気です。原因から機械的閉塞と機能的閉塞に分類されます。 症状 さし込むような痛みがある腹痛や腹部のはりがみられ、… 
- 虫垂炎 - どんな病気? 虫垂根部が閉塞し、細菌感染を起こす病気です。小児では発見が遅れ、虫垂に穿孔を起こしやすいといわれます。 症状 腹痛はみぞおち部分やおへその周囲には… 
- 腹膜炎 - どんな病気? 腹壁の内側と腹腔内の臓器をおおう腹膜に炎症が起こる病気で、虫垂炎やネフローゼ症候群が原因になります。 症状 炎症が一部なら、部分的な腹痛と、手で押… 
- 切れ痔 - どんな病気? 肛門の出口に近い部分にできる裂傷や潰瘍をいいます。離乳食がはじまり、便がかたくなるとふえてきます。 症状 排便時に痛むので子どもは排便をいやがりま… 
- 肛門周囲膿瘍 - どんな病気? 細菌が侵入して、肛門の周囲に膿のかたまりをつくります。痔瘻の前駆症状で、1~3歳によくみられます。 症状 肛門周囲がはれ、排便時に痛みます。深い部… 
- ヘルニア - 体の組織の一部や臓器が突出したものをヘルニアといいます。このヘルニアがもとにもどらなくなった場合を嵌頓といいます。 
- 臍ヘルニア - どんな病気? 出べそのことです。未熟児に多く、女児によくみられます。ほとんどは自然に治ります。 症状 腸管が皮膚におおわれたまま飛び出したものです。乳児期の初期… 
- 臍帯ヘルニア - どんな病気? 出生時に、腹部の臓器が半透明の羊膜や腹膜に包まれて、臍帯の中に入り込んだ状態をいいます。 症状 小腸、大腸、肝臓などが入り込み、へそから臓器が見え… 
- 横隔膜ヘルニア - どんな病気? 横隔膜に孔があき、腹腔内の臓器が突出した状態です。ボクダレック孔ヘルニア、胸骨後ヘルニアがあります。 症状 子どもにみられるのはボクダレック孔ヘル… 
- 食道裂孔ヘルニア - どんな病気? 食道につながる胃の一部が横隔膜の孔から、胸腔内に飛び出します。無症状のまま健診で発見されることもあります。 症状 症状がある場合は、胃食道逆流(「… 
- 鼠径ヘルニア - どんな病気? 恥骨と腰骨の鼠径靭帯の上部で、腹腔内の臓器が、腹膜鞘状突起(ヘルニア嚢)内に飛び出したものです。 症状 股のつけ根(鼠径部)にやわらかくて痛みのな… 
- A型肝炎 - どんな病気? 汚染された水や食品を摂取して感染する肝炎で、衛生面の水準が低い国では集団発生しています。 症状 感染しても症状がないまま経過するケースも多いのです… 
- B型肝炎 - どんな病気? 子どもの場合は母子感染や、血液製剤の輸血などから感染し、キャリア化することがある肝炎です(「キャリア」)。 症状 感染すると、発症する前に軽い黄疸… 
- C型肝炎 - どんな病気? 輸血によって感染する肝炎です。母子感染の可能性もありますが、その数はわずかです。 症状 発熱、食欲不振、腹痛、下痢、吐きけ、倦怠感など急性肝炎の症… 
- そのほかのウイルス性肝炎 - 子どもの肝炎は、A型、B型、C型肝炎ウイルスのほかに、風疹ウイルス、麻疹ウイルス、おたふくかぜのムンプスウイルス、かぜ症状を引き起こすコクサッキーウイルスやア… 
- 胆道閉鎖症 - どんな病気?肝臓から腸に胆汁を送る管の胆道がつまり、黄疸が起こる病気です。肝臓に胆汁がたまると肝硬変になります。また、胆汁が出ないので、脂溶性ビタミンの吸収がで… 
- 慢性乳児肝内胆汁うっ滞 - どんな病気? 胆汁の分泌や排泄の障害のために、胆汁の成分が肝臓内にたまり、血中にもふえる病気です。 症状 黄疸がでたときに肝機能検査を行うと、コレステロール値や… 
- ウイルソン病 - どんな病気? 銅が体内の各臓器、とくに肝、腎、中枢神経系、角膜を中心に沈着する病気です。 症状 無症状のまま肝硬変に進行し、検査ではじめて確認されることも少なく… 
- 特発性門脈圧亢進症 - どんな病気? 消化管と膵臓、脾臓を還流する静脈血は門脈となって肝臓に流れます。門脈に閉塞や狭窄があることで起こります。 症状 脾臓がはれて大きくなり機能が亢進し… 
- 肝硬変 - どんな病気?肝臓の細胞がこわれてすじのような線維組織がふえ、肝臓全体がかたくなり、肝臓の機能が低下する病気です。 症状 末期に至るまで、ほとんど無症状です。末期… 
- 先天性胆道拡張症(総胆管拡張症) - どんな病気?肝臓から排出された胆汁が胆嚢から膵臓をとおり十二指腸の乳頭にでる管を総胆管といい、これがふくらみます。 症状 胆管のはれによる右上腹部の腹痛、腹部の… 
- 仮性膵嚢胞 - どんな病気? 上腹部を強く打撲したあとに、膵臓に、液体の入った球状の袋である嚢胞ができる病気です。 症状 打撲して1~2週間してから、腹部に不快感が生じたり、腹… 
- 急性膵炎 - どんな病気? 膵臓から分泌される消化酵素が流出して、膵臓やその周辺の臓器に炎症を起こす病気です。 症状 腹痛、とくにみぞおち部分が痛みます。発熱、嘔吐がみられ、… 
- 先天性腸閉鎖症 - どんな病気? 生まれつき十二指腸や小腸の一部が閉鎖したり、せまくなったりして、食べ物の通過障害を生じます。 症状 閉鎖の部位によって、すこし症状はちがいますが、… 
- 腸回転異常 - どんな病気? 胎生期に腸が正しく回転しないで、正常な配置でないまま停止し、十二指腸閉鎖や腸軸捻転が起こる病気です。 症状 十二指腸閉鎖があると、胆汁を含んだ嘔吐… 
- メッケル憩室 - どんな病気? 回腸にみられる、外側に飛び出した袋状の突起を憩室といい、先天性の病気です。男児に多いといわれます。 症状 通常は無症状ですが、炎症を起こすと虫垂炎… 
- ヒルシュスプルング病(無神経節腸管) - どんな病気? 腸の壁内神経節細胞が欠如しているため、その部分の腸の運動が行われず、便秘する病気です。 症状 新生児期から腹部がふくらみ、出生後24時間たっても胎… 
- 鎖肛(直腸肛門奇形) - どんな病気? 直腸から肛門にかけての形態異常です。出生直後の診察や肛門検温で発見されます。男児にやや多く発症します。 症状 あるべきところに肛門が見られないのが… 
- 脳・神経系の病気 - 脳や神経は、生後変化し、発達し続ける臓器 心臓や肺などの循環器や胃腸などの消化器にくらべ、脳や神経系は生後、大きく変化して発達する臓器です。 新生児期の赤ち… 
- 無脳症 - どんな病気? 大脳や脳幹の一部が障害を受けて、生命の維持が危ぶまれる病気です。無脳児の75%は死産します。 症状 帽子をかぶるときの線くらいまでの頭蓋骨や皮膚が… 
- 狭頭症・小頭症 - どんな病気? 頭蓋骨が早い時期に癒合するため、頭蓋が大きくならず、脳や神経の発達に障害がみられる病気です。 症状 頭蓋骨が早期に癒合したり、きちんと癒合しなかっ… 
- 巨頭症・大頭症 - どんな病気?頭囲が、乳幼児の成長曲線の上限より大きい場合を巨頭症、脳の容量が増大するものを大頭症といいます。 症状 前頭部から後頭部にかけて頭の周囲をはかったと… 
- 水頭症 - どんな病気? 脳の中心部はすき間があり、髄液で満たされていますが、この髄液がくも膜下に異常にたまる病気です。 症状 乳児の場合は、頭が異常に大きくなり、頭蓋内の… 
- 脳性まひ - どんな病気?胎児期や新生児期のころの脳の病気のために、姿勢や運動に異常がみられる非進行性の病気です。 症状 抱くと、なんとなく体がやわらかい、または、つっぱりが… 
- 体のやわらかい赤ちゃん(フロッピー・インファント) - どんな病気? 筋肉がやわらかく、ぐにゃぐにゃしており、首のすわり、おすわりなどの発達が遅れます。 症状 筋肉の緊張度が弱く、抱いても手足をだらりとさせて手応えが… 
- 微細脳機能不全(学習障害・注意欠陥多動症) - どんな病気? 知能は平均以上ですが、学習や運動の障害、多動などの行動異常がみられ、集団にとけ込めない状態です。 症状 知能はふつうに発達しています。しかし、1つ… 
- もやもや病(ウイリス動脈輪閉塞症) - どんな病気?脳の血管が細くなったりつまったりして十分な血液が流れないため、手足に力が入らないなどの発作がでます。 症状 突然、手足に脱力感が生じ、一時的に体の片… 
- 神経皮膚症候群 - どんな病気?皮膚と神経は、胎内で外胚葉という細胞からできるため、てんかんや色素沈着などの症状が両方に現れます。 症状 神経皮膚症候群には、結節性硬化症、レックリ… 
- てんかん - どんな病気? 脳の異常な電気的活動によって発作が起こる病気ですが、薬物療法で発作を抑制することができます。 症状 てんかんの発作は、脳の一部からはじまる部分発作… 
- ウエスト症候群(点頭てんかん) - どんな病気?子どもだけにみられるてんかんで、手足や体を屈曲させるような何秒間かの発作をくり返します。 症状 生後3か月〜1歳に発症します。眠りから覚めたときや、… 
- レノックス・ガストー症候群(レノックス症候群) - どんな病気?いろいろな形のてんかん発作が起こります。2〜5歳に発症し、精神や運動の発達の遅れをともなうことも。 症状 急に手足をつっぱらせる強直けいれん、意識だ… 
- 小児良性てんかん - どんな病気? 夜間に起こるてんかんで、顔をけいれんさせるなどの部分発作が起こります。4~9歳に発症します。 症状 主として夜間に、口角をピクピクけいれんさせる部… 
- 小児交代性片まひ - どんな病気? 周期的に体の片側に長時間続くけいれんが起き、その後、片まひが残る病気です。3歳未満の子どもにみられます。 症状 それまで健康だった子どもが、急に発… 
- 憤怒けいれん(泣き入りひきつけ) - どんな病気? かんしゃくを起こして泣き、急に息を止めてチアノーゼを起こしたり、手足をけいれんさせます。 症状 泣き叫び、急に息を止めたかと思うと、顔や唇が紫色に… 
- 熱性けいれん - どんな病気? 発熱にともなう心配のないけいれんです。生後6か月から5~6歳の子どもにみられ、1~3歳がピークです。 症状 38度以上の発熱にともなって、手足や唇… 
- 髄膜炎 - どんな病気? 脳脊髄をとりまく硬膜、くも膜の炎症をいい、細菌感染による髄膜炎は注意が必要です。 症状 細菌性髄膜炎の症状は、発熱やはげしい頭痛が起こり、吐きけや… 
- 急性脳炎 - どんな病気? 大脳、小脳、脳幹に起こる炎症をいい、とくに多いのがウイルス感染による脳炎です。 症状 気道感染によるかぜの症状のあとや、はしかや風疹、水ぼうそう… 
- 急性脳症 - どんな病気?細菌やウイルスが感染して、脳がむくむ病気です。けいれんや意識障害を起こします。 症状 発熱にともない、急にけいれんを起こしたり、意識がもうろうとしま… 
- ライ症候群 - どんな病気?炎症をともなわないで、脳にむくみが生じる病気で、発熱からけいれん、意識障害が起こります。 症状 水ぼうそう(「水ぼうそう(水痘)」)やインフルエンザ… 
- 急性小脳失調症 - どんな病気? ウイルス性感染症のあとに、急にふらついて立てなくなったり、歩けなくなったり、すわっていられなくなる病気です。 症状 はしか、水ぼうそうなどの感染症… 
- 腎臓・尿路・性器の病気 - 腎臓・尿路のしくみとはたらき 腎臓と尿路(尿管、膀胱、尿道)は尿をつくって、排出する器官で、これらはまとめて泌尿器と呼ばれています。 泌尿器のなかで、尿をつく… 
- 急性腎炎(急性糸球体腎炎) - どんな病気? 腎臓に炎症を起こし、機能を低下させる病気です。5~7歳の子どもに多くみられます。 症状 特徴的な症状は、血尿、むくみ、高血圧の3つです。 溶連菌… 
- 慢性腎炎(慢性糸球体腎炎) - どんな病気? 腎臓が炎症を起こしたもので、症状が長引いて、治りにくいタイプの腎炎をいいます。 症状 6か月以上、血尿やたんぱく尿がみられます。症状がすすむと、む… 
- ネフローゼ症候群 - どんな病気? 腎臓から血液の中のたんぱく質がもれだし、尿中に多量のたんぱく質がでる病気です。 症状 ひどいむくみが特徴です。はじめはまぶたがはれぼったくなり、そ… 
- 紫斑病性腎炎 - どんな病気? 腎臓の血管に強い炎症を起こす腎炎で、血管性紫斑病に併発します。5~6歳の子どもに多く発症します。 症状 おしりや手足、下半身に紫色の斑点がでたり、… 
- 起立性たんぱく尿 - どんな病気? 体を起こした状態にすると、たんぱく尿がでる体質です。小学校高学年から高校生に多くみられます。 症状 立っていたり、動いているときだけにたんぱく尿が… 
- 無症候性血尿(微少血尿) - どんな病気? 肉眼で見えない、ごく少量の血尿がみられる状態をいいます。 症状 目で見てわかるような、真っ赤なおしっこがでることはあまりありません。そのため、幼稚… 
- 腎性尿崩症 - どんな病気? 体内の水分が、尿として、どんどん排泄されてしまう病気です。 症状 多飲と多尿がおもな症状です。乳児では、おむつを取り替える回数が極端に多い、ぐずっ… 
- 尿路結石症 - どんな病気? 尿路に石ができて、血尿など、いろいろな障害が起こる病気です。 症状 コーヒー色の血尿がでたり、急に背中やわき腹が痛んだりします。血尿がみられるのは… 
- 腎不全 - どんな病気?腎臓に炎症が起こり、腎機能が低下する病気です。急性腎障害と慢性腎不全があります。 急性腎障害 症状 突然、尿がでなくなるため、血液中に老廃物がたまっ… 
- 尿路感染症 - 腎臓、尿管、膀胱、尿道をまとめて腎尿路系と呼びますが、このうちのどこかに炎症を起こす病気です。 3歳までの子どもに多い病気で、炎症を起こした部位によって特徴… 
- 腎盂腎炎 - どんな病気? 腎盂が細菌感染によって炎症を起こす病気で、女の子に多発します。 症状 せき、鼻みずといったかぜの症状がないのに38度以上の高い熱がでたときは、この… 
- 膀胱炎 - どんな病気? 膀胱に、細菌やウイルスが侵入して炎症を起こす病気です。女の子に多発します。 症状 排尿の終わりに痛みを感じ、尿の回数が多くなります。1回の尿量は少… 
- 急性出血性膀胱炎 - どんな病気? ウイルス感染によって起こる膀胱炎で、夏、男の子に多発します。 症状 膀胱炎と同じように頻尿と排尿痛を訴えます。膀胱炎とちがうところは、真っ赤かコー… 
- 亀頭包皮炎 - どんな病気? おちんちんの先(亀頭と包皮のあいだ)が炎症を起こす病気です。乳幼児によくみられます。 症状 おちんちんの先の包皮が赤くはれて盛り上がり、皮膚をとお… 
- 外陰部腟炎 - どんな病気? 乳幼児の女の子の外陰部や腟が炎症を起こす病気です。 症状 外陰部(大陰唇、小陰唇、会陰)が赤くはれてかゆくなり、痛みをともなうこともあります。炎症… 
- 腎低形成・異形成 - どんな病気? 生まれつき腎臓や尿路の形態異常、機能の低下を示す病気です。 症状 以前は新生児期に、腹部に腫瘤があることなどで発見されましたが、最近では、胎児期に… 
- 水腎症 - どんな病気? 尿が腎臓の中にいっぱいたまり、腎臓がふくらむ病気です。 症状 胎児期の超音波検査や、尿路感染症(「尿路感染症」)で発見されます。 原因 子どもの水… 
- 片側腎 - どんな病気? 生まれつき片方の腎臓がない病気です。 症状 特別な症状はみられません。 原因 胎児期に腎臓ができる過程で起きた先天的なものです。 治療 正常な腎臓… 
- 先天性尿道狭窄・後部尿道弁 - どんな病気? 生まれつき尿道がせまいのが先天性尿道狭窄、尿の通過障害を起こすのが後部尿道弁です。 症状 多くは出生後いつまでも尿がでなかったり、尿の勢いが弱いこ… 
- 完全重複尿管 - どんな病気? 1つの腎臓に2本の尿管がある先天的な病気です。 症状 本来でないところから尿がでたり、排尿後、尿がしたたり落ちます。女の子の場合は、尿管の開口部が… 
- 尿道下裂 - どんな病気? 男の子の尿の出口が、亀頭の先端にない病気です。 症状 尿が遠くに飛びません。立って排尿できないばかりか、陰茎が勃起したとき、下に曲がってしまうため… 
- 神経因性膀胱 - どんな病気? 排尿が、自分の思いどおりにできなくなる病気です。 症状 尿がでにくかったり、逆にもれてしまったり、自然に行っている排尿がふつうにできなくなります。… 
- 停留睾丸(停留精巣) - どんな病気? 男の子の病気で、陰嚢に睾丸(精巣)がおさまっていない状態です。 症状 睾丸(精巣)がおさまっている袋を陰嚢といい、ここにふれても、手応えがなく、鼠… 
- 陰嚢水腫 - どんな病気? 睾丸(精巣)が入っている陰嚢内に、水がたまる病気です。 症状 出生直後か、しばらくしてから起こることが多く、陰嚢が大きくふくらみ、ときにはニワトリ… 
- 精巣軸捻転(睾丸捻転症) - どんな病気? 男の子の病気で、睾丸(精巣)が陰嚢内で、ねじれてしまう病気です。 症状 突然、睾丸がはげしく痛み、はれて大きくなります。乳児の場合は、わけもなくむ… 
- 陰唇癒合 - どんな病気? 女の子の病気で、小陰唇がつながって、癒着を起こした状態です。 症状 外陰部には大陰唇と小陰唇がありますが、左右の小陰唇が薄い膜様の組織でつながって… 
- 鎖陰 - どんな病気? 女の子の病気で、処女膜や腟、子宮などの一部が閉鎖しています。 症状 乳幼児期はまったく無症状で、発見されることはまれです。性腺などの発育は正常なの… 
- 半陰陽 - どんな病気?性器の形が男とも女ともつかず、両方の性の特徴をあわせもっている異常をいいます。 症状 睾丸(精巣)と卵巣の両方をもっている真性半陰陽、睾丸があるのに… 
- 包茎 - どんな病気? 男の子の病気で、陰茎の先端の亀頭が、いつも包皮におおわれていて、亀頭が見えない状態をいいます。 症状 乳幼児の場合、亀頭は包皮におおわれて、見えな… 
- 内分泌(ホルモン)・代謝の異常 - 内分泌のはたらきと代謝の意味 内分泌とは、内分泌腺(器官)から血液中にホルモンが分泌されて全身に運ばれ、それぞれの器官(標的組織)にはたらいて、特有の作用をす… 
- 成長ホルモン分泌不全性低身長症 - どんな病気?下垂体から分泌される成長ホルモンが不足して成長障害を起こし、身長が伸びない病気。低身長の原因の約10%。 症状 身長の標準偏差がマイナス2SD以下を… 
- 尿崩症 - どんな病気?下垂体から分泌される抗利尿ホルモンが正常にはたらかず、体内の水分が尿になって、どんどん外に排泄されてしまう病気です。 症状 脱水状態になり、のどが渇… 
- 甲状腺機能低下症 - どんな病気? 成長に欠かせない甲状腺ホルモンの不足によって起こる病気で、先天性と後天性があります。 症状 先天性の甲状腺機能低下症は、一般的にクレチン症と呼ばれ… 
- 甲状腺機能亢進症(バセドウ病) - どんな病気? 甲状腺のはたらきが活発になりすぎて、血液中の甲状腺ホルモンが過剰になります。眼球が突出するなどが特徴のバセドウ病が代表的です。 症状 以下の3つが… 
- 副甲状腺機能亢進症 - どんな病気? 副甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、血液中のカルシウムがふえて、リンが減少する病気です。 症状 骨や腎尿細管、小腸からカルシウムがどんどん吸収されて… 
- 副甲状腺機能低下症 - どんな病気? 副甲状腺ホルモンの分泌が低下して、血液中のカルシウムが減り、リンがふえる病気です。 症状 血中のカルシウム濃度が低下するために、神経や筋肉の興奮を… 
- 先天性副腎皮質過形成症(21水酸化酵素欠損症) - どんな病気? 副腎皮質ホルモン合成の先天的異常により起こる病気で、男児のさらなる男性化、女児の男性化が現れます。2万人に1人の割合で生まれるといわれます。 症状… 
- 性腺機能低下症 - どんな病気? 精巣や卵巣などの性腺機能不全により、性ホルモンが正常に分泌されず二次性徴が現れない病気です。 症状 男女とも二次性徴が遅れ、低身長の傾向がみられま… 
- 思春期早発症 - どんな病気? 性ホルモンが早期から分泌され、二次性徴が男児で9~10歳未満、女児で7~9歳未満に現れます。 症状 男児は精巣やペニスの発育が9歳未満、陰毛は10… 
- 小児糖尿病 - どんな病気? インスリンの分泌異常によりブドウ糖が代謝されず、血中にブドウ糖がたまって血糖値が高くなる病気です。 症状 糖尿病は、血糖値(血中のブドウ糖の濃度)… 
- 小児肥満症 - どんな病気? 体の脂肪組織が必要以上にふえた状態で、症候性肥満と単純性肥満があります。 症状 肥満症かどうかを判定するのに、乳児(生後3か月以内は除く)や幼児に… 
- 先天性の代謝異常 - 体内で起こる、生命活動に必要なすべての物質の流れを代謝といいますが、それを制御しているのが、酵素というたんぱく質です。生まれつきその酵素がないと、必要な物質が… 
- 先天性代謝異常症 - たくさん存在する先天性代謝異常症のなかから、ここでは比較的起こる頻度が高く、治療法も期待される15の病気を取り上げています。 
- 糖質代謝異常 - 糖質を代謝する酵素の障害によって、さまざまな糖代謝の異常が生じ、エネルギーの異常をきたします。 
- 糖原病Ⅰ型 - どんな病気? 糖原病はグリコーゲンという多糖が代謝できず、肝臓、腎臓、筋肉などに多量に蓄積される常染色体劣性遺伝病です。わりに頻度の高い病気で、Ⅰ型~ⅩⅠ型まで… 
- ガラクトース血症 - どんな病気?母乳や粉ミルクに含まれている乳糖は、ブドウ糖とガラクトースという単糖に分解されますが、そのガラクトースを代謝する酵素が先天的にないために起こります。… 
- 先天性グルコース・ガラクトース吸収不全症 - どんな病気? エネルギー源として最重要なグルコース(ブドウ糖)とガラクトースが吸収されない常染色体劣性遺伝病です。 症状 グルコースやガラクトースは小腸で吸収さ… 
- アミノ酸代謝異常 - たんぱく質が加水分解されてできるアミノ酸が代謝できずに起こります。 
- フェニルケトン尿症 - どんな病気? フェニルアラニンというアミノ酸を代謝する酵素が先天的にないため、フェニルアラニンが体内にたまってしまう病気です。常染色体劣性遺伝します。 症状 新… 
- 高チロシン血症 - どんな病気?チロシンというアミノ酸が代謝されずに起こる常染色体劣性遺伝病です。現在はⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型の3つの病型に分類されています。 症状 Ⅰ型はもっとも重症で… 
- ホモシスチン尿症 - どんな病気? 必須アミノ酸の1つであるメチオニンを代謝する酵素が先天的に欠けていて、尿にホモシスチンという物質が排泄されます。常染色体劣性遺伝します。 症状 歩… 
- メープルシロップ尿症 - どんな病気? ロイシン、イソロイシン、バリンというアミノ酸を代謝する酵素が先天的にない常染色体劣性遺伝病で、尿や汗がメープルシロップのようなにおいがします。 症… 
- 尿素サイクル異常 - アンモニアを無害な尿素に変えるサイクルに異常が生じます。 
- 高アンモニア血症 - 症状 どの酵素が欠損しているかで症状が異なりますが、血中のアンモニアが尿素として排出されずに高アンモニア血症になります。その度合いによって、軽い嘔吐から重症の意… 
- 有機酸代謝異常 - アミノ酸や糖質などが代謝される途中に異常が起き、有機酸やその代謝物質がふえてしまいます。 
- プロピオン酸血症 - どんな病気?アミノ酸が代謝される途中の段階での酵素が欠損し、新生児、乳児期に急激に発症する常染色体劣性遺伝病です。 症状 新生児期では、ミルクの飲みが悪い、嘔吐… 
- リポたんぱく・脂質代謝異常 - 体内の脂質の転送の障害や、脂肪酸の代謝異常を起こします。 
- 無・低βリポたんぱく血症 - どんな病気? 脂質と結合して輸送するリポたんぱくがつくられず、小腸の脂質吸収障害などが起こる常染色体劣性遺伝病です。 症状 脂質は水にとけないため、リポたんぱく… 
- ペルオキシソーム病 - 細胞内の小器官ペルオキシソームの異常によって、さまざまな代謝異常が引き起こされます。 
- X連鎖劣性遺伝性副腎白質ジストロフィー症 - どんな病気?脂肪酸が蓄積し、副腎皮質、中枢・末梢神経系が白質化する遺伝病です。 症状 発育と生命維持に重要な機能をもつ細胞内の小器官ペルオキシソームの異常で起こ… 
- リソソーム代謝異常 - 細胞内の小器官リソソームに含まれる加水分解酵素の障害によって、細胞の機能障害が起こります。 
- ゴーシェ病 - どんな病気? グルコセレブロシドという物質が肝臓、脾臓、骨髄に蓄積する常染色体劣性遺伝病です。3つの型に分類されます。 症状 肝臓と脾臓のはれに加え、小脳失調、… 
- 核酸代謝異常 - 細胞の生命、増殖、機能に重要な役割をはたしている核酸が、合成や分解するときに異常を生じます。 
- レッシュ・ナイハン症候群 - どんな病気? 核酸の主成分のプリンを代謝できず、腎障害、自傷行為、知的障害などが起こるX連鎖劣性遺伝病です。 症状 乳児期早期に嘔吐をくり返します。尿酸値が高く… 
- 金属代謝異常 - 金属の排泄や吸収障害により、金属が体内に蓄積されたり必要な場所に運ばれずに異常が生じます。 
- ウィルソン病 - どんな病気? 肝臓から胆汁に銅を排出する酵素の障害により、肝臓、腎臓、角膜などに銅が過剰に蓄積して、肝硬変など種々の臓器障害を起こす常染色体劣性遺伝病です。 症… 
- メンケス病 - どんな病気? 消化管からの銅の吸収に障害があり、中枢神経などに銅が供給されなくなるX連鎖劣性遺伝病です。発生頻度は5万~10万人に1人の割合です。 症状 重症型… 
- 皮膚の病気 - 皮膚のしくみとはたらき 皮膚は、表皮とその下の真皮と皮下組織でできています。表皮は4つの層からなり、ここでは新陳代謝がさかんで、たえず新しい細胞と入れかわり、… 
- 乳児湿疹 - どんな病気? 生後2~3週間から2か月ごろの赤ちゃんに多い、顔や体にみられる湿疹です。 症状 ほおや額を中心に、赤いブツブツ(丘疹)がでます。ただれてジクジクし… 
- 乳児脂漏性湿疹 (皮膚) - どんな病気? 生後3か月くらいまでの赤ちゃんの、髪の毛の生えぎわなどにできる皮膚炎です。 症状 生後3か月くらいまでの赤ちゃんの頭や顔、とくに髪の毛の生えぎわや… 
- 新生児にきび - どんな病気? 生後1~2か月の赤ちゃんの顔にできるかゆみや痛みのない発疹です。 症状 ほおや額に、ブツブツができ、毛穴がつまって黒い点にみえたり、赤い湿疹(丘疹… 
- あせも・あせものより - どんな病気? あせも(汗疹)は、汗をかきやすいところに起こる皮膚の炎症です。あせもが悪化したのが、あせものよりです。 あせも(汗疹) 症状 頭、額の生えぎわ、首… 
- 小児ストロフルス - どんな病気? 春先から夏にかけて、腕や足に多くみられる皮膚のトラブルで、乳幼児に多発します。 症状 虫に刺されたような赤いブツブツが腕や足にみられ、小さい水疱が… 
- おむつかぶれ - どんな病気? おむつをあてている部分にできる、皮膚のかぶれです。 症状 最初はおむつがあたるところが赤くなるだけですが、ひどくなると、赤いブツブツ(丘疹)ができ… 
- 貨幣状湿疹 - どんな病気? 貨幣(コイン)のような丸い形をした湿疹で、子どもの場合は、胴体に多発します。 症状 境界線がはっきりした、円形のとてもかゆい湿疹です。赤いブツブツ… 
- じんま疹(アレルギー性じんま疹) - どんな病気? アレルギーが原因で起こる発疹で、乳児にはあまりみられず、2~3歳以上の幼児に多発します。 症状 赤い、ときには白い皮膚の盛り上がり(膨疹)が急に現… 
- アトピー性皮膚炎 - どんな病気? 子どもに多くみられる皮膚病で、アレルギー体質がもとになって起こる慢性の湿疹です。 症状 アトピー性皮膚炎は年齢がすすむにつれて、症状が変化します。… 
- 薬疹 - どんな病気? 注射をしたり、内服薬などを飲んだあと、数時間あるいは数日後にでてくる発疹をいいます。 症状 発疹の色や形はさまざまですが、多くみられるのは、はしか… 
- 伝染性膿痂疹(とびひ) - どんな病気? 5~6月から夏にかけて流行する、6歳以下の乳幼児の皮膚病のトップです。 症状 顔や手足など全身に透明な水疱ができます。水疱はしだいに膿をもってきて… 
- 熱傷様皮膚症候群(SSSS) - どんな病気? 体じゅうの皮膚が、やけどをしたときのようにむけてくる全身性の皮膚疾患です。 症状 突然38度以上の高熱がみられ、しばらくすると口のまわりが赤くなり… 
- ひょうそ・爪囲炎 - どんな病気? 手足の爪の下や周囲に細菌が感染して炎症を起こすもので、痛みがはげしく、リンパ節もはれて痛みます。 症状 手や足の爪のそばにできた小さい傷が痛みはじ… 
- 陥入爪 - どんな病気? いわゆる「まきづめ」と呼ばれるもので、おもに足の爪に起こりますが、まれに手にもみられます。 症状 足の親指に多くみられるもので、爪の両縁の先端が皮… 
- 帯状疱疹(帯状ヘルペス) - どんな病気? 体の一部に、痛みをともなう水疱が多数できる感染症で、幼児にはまれな病気です。 症状 体の神経の走行にそって、虫刺されのような赤い発疹が、帯状に多発… 
- 単純疱疹(単純ヘルペス) - どんな病気? 口の中や唇などに痛みをともなう水疱が多数できます。再発しやすいのが特徴です。 症状 初感染のときは高熱やリンパ節のはれなど全身症状がみられ、1~2… 
- カポジ水痘様発疹症 - どんな病気? 単純疱疹が広い範囲に出現したもので、乳幼児にかぎらず、アトピー性皮膚炎の人に多発します。 症状 発熱、食欲不振とともに、赤い小水疱が多数できます。… 
- 水いぼ(伝染性軟属腫) - どんな病気? 丸くツルッとしたいぼがどんどんふえて広がります。感染力が強く、1~6歳の乳幼児に多発します。 症状 直径1~5mmの光沢のある、皮膚と同じ色の丘疹… 
- いぼ(尋常性疣贅・青年性扁平疣贅) - どんな病気? かたいいぼで、おもに乳幼児や学童にみられる尋常性疣贅と、思春期ころに多発する青年性扁平疣贅があります。 症状 尋常性疣贅は、手足の甲や指、爪のまわ… 
- ギアノッティ病 - どんな病気? 紅色のブツブツがみられ、生後6か月~12歳ころに好発します。 症状 顔、おしり、四肢にかゆみのない小豆大の紅色の丘疹がみられ、わきの下や鼠径部のリ… 
- たこ(胼胝腫)・うおの目(鶏眼) - どんな病気? 皮膚の一部の角質が厚くなった状態で、皮膚に、まさつなどの刺激や圧迫がくり返し加わると生じます。 症状 たこは、皮膚の表面が厚く、かたくなりますが、… 
- 円形脱毛症 - どんな病気? 頭髪が円形に抜け落ちる病気で、俗にいう丸はげです。乳幼児には、まれな病気です。 症状 突然、頭に丸いはげ(脱毛斑)が現れます。大きさや数はさまざま… 
- わきが - どんな病気? わきの下が、汗により不快な臭気を放つ病気で、思春期ごろから目立ちます。 症状 わきの下のアポクリン汗腺から分泌された汗が、強い臭気を放ちます。 原… 
- 疥癬 - どんな病気? 疥癬虫(ヒゼンダニ)の感染で起こる皮膚病で、感染力が強く、人から人へ、また寝具を介してうつります。 症状 指のあいだ、腕、肘、わきの下、腹部、陰部… 
- アタマジラミ - どんな病気? シラミの一種が起こす皮膚炎で、保育園や幼稚園、小学校などで集団発生がみられます。 症状 髪の毛の根元に、アタマジラミの卵(0.5mmの白い楕円形)… 
- 乾癬 - どんな病気? 原因がはっきりしない、治りにくい皮膚病で、多くは10~20歳代にはじめて気づきます。乳幼児には、まれな病気。 症状 境目のはっきりした赤い斑ができ… 
- 真菌による皮膚の病気(皮膚真菌症) - 真菌(カビ)が皮膚に寄生、感染して起こる皮膚病を、まとめて皮膚真菌症と呼びます。 皮膚に病気をもたらす代表的な真菌には、皮膚真菌症の原因の約80%を占める糸… 
- 頭部白癬(しらくも) - どんな病気? 頭の皮膚や毛にカビの一種が感染したもので、男の子に多発します。 症状 頭部の皮膚や毛に白いふけが付着して、毛が折れやすくなり、抜けて脱毛斑になるこ… 
- 体部白癬(斑状小水疱性白癬・たむし・ぜにたむし) - どんな病気? 手のひら、足の裏、頭髪部、陰部や股部を除く、皮膚にできる真菌症。 症状 はじめは小さな丘疹や小水疱ができ、しだいに輪状に広がって盛り上がり赤くなり… 
- 股部白癬(頑癬・いんきんたむし) - どんな病気? 太ももの内側やおしり、陰部にできる真菌症で、男子中・高校生に多発します。 症状 小さな丘疹や小水疱が輪状に広がり、その縁が盛り上がって赤くなります… 
- 足白癬(みずむし) - どんな病気? 足の裏や足の縁、足の指のあいだなど、角質が厚く毛穴がないところにできる真菌症です。 症状 足指のあいだの皮膚がむけてただれる趾間型足白癬、足の裏や… 
- 手白癬 - どんな病気? 手のひらにできるみずむしで、手の湿疹とよくまちがわれます。 症状 手のひらの角質が厚くなって割れ目ができるなど、多くは足白癬の角質増殖型と同じ症状… 
- 爪白癬(爪みずむし) - どんな病気? 爪にできるみずむしで、足の爪に多くみられ、子どもにはまれです。 症状 爪が黄白色ににごり、厚く、もろくなってきます。この症状は、爪の先端からつけ根… 
- 癜風(黒なまず) - どんな病気? 褐色の斑点がみられ、梅雨時、汗かきの人に多発します。 症状 胸や背中に、小さい(硬貨大の大きさくらいまで)褐色の斑がたくさんでき、広がっていきます… 
- 皮膚カンジダ症(カンジダ皮膚炎) - どんな病気? 皮膚がこすれやすい部分に多発し、乳児の場合、おむつかぶれやあせもとよくまちがわれます。 症状 関節の内側やわきの下、股、おしりなど皮膚がこすれやす… 
- あざ(母斑) - あざは生まれつき、あるいは生後できる皮膚の色や形の異常で、原因はわかっていません。遺伝や妊娠の経過、妊娠中に飲んだ薬などとの因果関係はないと考えられています。… 
- 太田母斑(青あざ) - どんな病気? 自然には消えない目のまわりにできるあざで、女の子に多くみられます。 症状 青色と褐色が混ざった、境界の不明瞭なあざで、顔の片側の目のまわりからほお… 
- 蒙古斑(青あざ) - どんな病気? 日本人のほとんどの乳児にみられるあざで、5~6歳までに自然に消えます。形、大きさ、数はさまざまです。 症状 腰やおしりのまわりにみられる平らな灰青… 
- 色素性母斑(黒あざ・ほくろ) - どんな病気? 一般的に小さいものがほくろ、大きなものを黒あざと呼びます。 症状 黒色か褐色で、大きさや形はさまざまです。表面が盛り上がったもの、平らなもの、でこ… 
- 扁平母斑(茶あざ・カフェオレ斑) - どんな病気? 扁平母斑とは、いわゆる茶あざです。6個以上みられるときは、遺伝性の病気を疑います。 症状 平らで盛り上がりのない、茶褐色のあざ。大きさや形はさまざ… 
- サーモンパッチ(赤あざ) - どんな病気? 紅鮭の身のような色をしたあざで、ほとんど3歳ころまでに消えます。 症状 平らな淡紅色のあざが、額の中央や上まぶた、上唇の上などにみられます。赤ちゃ… 
- 単純性血管腫(赤あざ・ポートワインステイン) - どんな病気? 赤ワインをこぼしたようなあざで、赤あざのなかでもっとも多くみられます。早めの治療が有効です。 症状 生まれたときからある、赤色や暗赤色の平らなあざ… 
- いちご状血管腫(赤あざ) - どんな病気? 生後まもなく現れ、イチゴを肌の上にのせたように見えます。小学校入学ころまでに自然に消えます。 症状 生まれたときにはみられず、生後2週間から1か月… 
- 海綿状血管腫(赤あざ) - どんな病気? スポンジ様のやわらかい、比較的まれなあざで、自然に治るものもあります。 症状 生まれたときからみられる、青紫色の盛り上がったあざで、徐々に大きくな… 
- 骨・関節・筋肉の病気 - 子どもの骨は骨膜が厚く血行がよく柔軟 全身の骨の数はおよそ206本といわれます。その形から、大腿部にみられる長骨、手の甲の短骨、頭蓋にある扁平骨、あごの骨のよう… 
- 発育性股関節形成不全 - どんな病気?赤ちゃんの股の関節がはずれています。先天性の疾患と考えられ、先天性股関節脱臼とよばれていましたが、発育中に起こることがわかっています。数多い疾患でし… 
- 先天性内反足 - どんな病気? 生まれつき、足が内側にそり、足の先が足裏のほうに伸びたままかたまっています。 症状 足が内側にそり返って、足の先をまっすぐに下に伸ばしています。 … 
- 外反踵足 - どんな病気? 足の甲がすねにくっつくほど曲がり、うしろから見ると、かかとがすこし外側に向いている足の変形です。 症状 足全体が外側にそって、足の甲の側への動きが… 
- 合指症・多指症 - どんな病気? 生まれつき、手の指がくっついていたり(合指)、5本の指よりも数が多い(多指)症状です。 症状・原因 胎内で指が形成される時期に、なんらかの原因で起… 
- 筋性斜頸 - どんな病気? 首を一方向にばかり向けて眠り、首筋をさわると、顔を向ける側と反対側の首にしこりがあります。 症状 生後4~5日めころから、首の片側にしこりができ、… 
- O脚 - どんな病気? 足を伸ばしたときに、膝が離れている状態をいいます。多くが発育中に起こり、心配のないものがほとんどです。 症状 両足をくっつけて伸ばしたときや、立っ… 
- X脚 - どんな病気? 足を伸ばしたときに膝がくっついて、両足が開く状態をいいます。大部分は一時的な変化で心配いりません。 症状 足を伸ばしたときに膝がくっつき、両足のあ… 
- 外反扁平足(扁平足) - どんな病気? べた足ともいい、土踏まずがみられない足の変形。うしろから見ると、かかとが外側にそっています(外反)。 症状 扁平足は、土踏まずがみられない状態で、… 
- うちわ歩行(内股歩行) - どんな病気? 歩くときの足の踏みだしが、内側に向く場合をいいます。足の変形や関節の病気など、いろいろな原因があります。 症状 足の踏みだしが、明らかに内側に向く… 
- 内転足 - どんな病気? 生まれつき、足の甲から先が内側に曲がっている、足の変形をいいます。2歳以下で発見すれば容易に治ります。 症状 うつ伏せにして両足をそろえ、足の裏を… 
- 成長痛 - どんな病気? 昼間は元気に遊んでいた子が、夜、寝る前になると足の痛みを訴えたり、足の痛みで眠れなかったりします。 症状 2~6歳の子どもによく生じます。けがをし… 
- 肘内障 - どんな病気? 子どもの手を急に引っぱったときに、肘が抜けた状態になることです。2歳以下に多く起こります。 症状 肘が抜けると、子どもは痛がってはげしく泣き、腕を… 
- ばね指 - どんな病気? おもに親指に発症。指を完全に伸ばすことができず、むりに伸ばすと「コキッ」と音がして伸びることがあります。 症状 1歳前後から3~4歳にかけて生じま… 
- 鳩胸 - どんな病気? 胸骨がハトのようにでっぱっているものをいいます。生まれながらの形態異常です。 症状・原因 胸の真ん中をさわると、縦に骨がとおっています。これを胸骨… 
- 漏斗胸 - どんな病気? 生まれつき胸骨がへこんでいます。男の子に多く、日常生活にはほとんどさしつかえありません。 症状・原因 生まれたときから胸のへこみがみられ、3歳くら… 
- くる病 - どんな病気? 骨がやわらかく、背中が曲がったり、鳩胸になったり、O脚になったりします。 症状 骨が軟化する病気をくる病といいます。カルシウムやリンが骨に付着せず… 
- 化膿性関節炎 - どんな病気? 細菌に感染して、関節内が化膿します。治療の遅れが予後に関係するので、早めに受診する必要があります。 症状 股関節などの関節に急激な痛みが生じ、患部… 
- 化膿性骨髄炎 - どんな病気? 骨の中の骨髄に細菌が侵入して炎症を起こす病気です。子どもでは急性の化膿性骨髄炎が多くみられます。 症状 おもに上肢や下肢の骨に炎症が起こります。寒… 
- 筋ジストロフィー - どんな病気? 筋力が低下して、手足に力が入らなくなり、筋肉がやせてきます。おもに男の子に起こります。 症状 徐々に筋力が低下する進行性の病気です。筋ジストロフィ… 
- ペルテス病 - どんな病気? 太ももの骨である大腿骨の上端の骨頭の血行が悪くなり、変形する病気で、5~8歳の男の子に多くみられます。 症状 股関節や膝、太ももが痛むことが多く、… 
- 単純性股関節炎 - どんな病気? 急に股関節に痛みが生じ、歩くのがつらくなります。3~14歳にみられ、とくに6歳ころによく発症します。 症状 発熱や股関節のはれはなく、股関節に痛み… 
- 踵骨骨端症 - どんな病気? 長時間歩いたり、はげしい運動をしたあとに、かかとが痛みます。活発な8~12歳の子どもにみられます。 症状 かかとの痛みは、走ったり、階段を上がった… 
- 子どもの膝内障(円板状半月板の損傷) - どんな病気? 膝の内部に原因があって、膝が痛む病気です。もっとも多いのが、半月板損傷です。膝の外傷でも起こります。 症状 膝を完全に伸ばすことができなくなります… 
- ガングリオン - どんな病気? 手や手首にゼラチン状の液がたまったコブのようなものができます。良性の腫瘤です。 症状 手の甲や手首にできることの多いコブ状のもので、小さいものはさ… 
- 炎症性斜頸(環軸椎回旋位固定) - どんな病気? 首が斜めを向いて動かなくなったものです。軽い症状なら数日で治ります。学童に多い病気です。 症状 ある日突然、首が動かせなくなります。動かそうとする… 
- 脊柱側彎症 - どんな病気?背筋がねじれをともなって一方の側に曲がる病気です。小学校高学年から中学生にみられます。 症状 背骨のゆがみは、痛みなどの自覚症状がないので、自分では… 
- つき指 - どんな病気? 外から強い力が加わって、指の先のほうの関節がはれ、動かすと痛みます。 症状・原因 指の関節は靭帯でつながり腱で動きます。この腱や靭帯が、強い力が加… 
- 肉離れ - どんな病気? 筋肉が強く緊張したときに、筋肉線維が部分的に伸ばされたり、切れたりして起こる症状です。 症状 多くはふくらはぎに起こります。急に痛みが生じ、筋肉線… 
- ねんざ - どんな病気? 関節の動く範囲を越えて動かしたときに、靭帯や関節を包む関節包に起こる損傷です。足の関節が代表的です。 症状 足首の関節をしばしばねんざします。患部… 
- 脱臼 - どんな病気? 関節が本来の動きの範囲を越えて動かされ、関節がはずれて、もとにもどらない状態です。 症状 関節のはずれ方によっては関節が変形し、痛みは強く、力は入… 
- 骨折 - 症状・原因 外側から直接あるいは間接的に強い衝撃が加わって、骨のつながりが途中でとだえてしまうのが骨折です。骨折部分は痛み、はれて動かすことができません。 損… 
- 橈骨骨折 - どんな病気? 前腕のうち、親指側の骨を橈骨といい、この橈骨を骨折します。子どもに多い骨折です。 治療 多くは、前腕の親指側にある橈骨の末端の不完全な骨折です。軽… 
- 手指の骨折 - どんな病気? ドアにはさまれたり、つき指したりして骨折します。指先の末端骨折が多くみられます。 治療 爪の下の肉である爪床に損傷があるときは、爪を抜き、爪床を縫… 
- 鎖骨骨折 - どんな病気? 手をついてころんだときや、ラグビーなどのスポーツ中に相手とぶつかったりして骨折します。 治療 骨折部分を手で整復したあとに、8の字包帯や鎖骨バンド… 
- 肘部の骨折 - どんな病気? ころんで手をついたときに、または肘を直接、打ったときに骨折します。 治療 子どもに多いのは、肘を中心とした上腕骨顆上骨折や上腕骨外顆骨折です。骨折… 
- 下腿骨折 - どんな病気? スキーやスケートなどでころんで、下腿の腓骨や脛骨を骨折します。比較的多くみられます。 治療 腓骨や脛骨の両方を骨折することもあります。足をひねるた… 
- 前腕骨骨折 - どんな病気? 腕をついてころんだり、押されて骨折します。前腕の橈骨だけでなく、内側の尺骨もいっしょに骨折します。 治療 血管や神経も傷つけることがあります。その… 
- 大腿骨骨折 - どんな病気? 大腿骨は太もも部分の骨で、体を支えています。多くは交通事故など大きな力がはたらいて起こります。 治療 太い骨なので、めったに折れることはありません… 
- スポーツによる障害 - 子どもの骨、筋肉、靭帯は損傷しやすい スポーツの普及とともに、子どものスポーツ人口もふえ、幼児期から、野球、サッカー、スイミングなど、大人顔負けの練習をする姿… 
- リトルリーグ肩・野球肩 - どんな病気?ボールをくり返し投げることによって生じる障害。上腕骨の肩に近いほうの骨端線に疲労骨折が起こります。 症状 肩関節の上腕の先端にある上腕骨骨頭に痛みが… 
- 水泳肩 - どんな病気? 腕をふり上げるバタフライの練習中などに発症する肩の痛みです。バレーボールやテニスでもみられます。 症状 腕をふり上げる動作を行うときに、肩に違和感… 
- 野球肘 - どんな病気?肘の内側の軟骨が傷つく内上顆骨端線障害や、外側が傷つく離断性骨軟骨炎が生じます。テニスでもみられます。 症状 ボールを投げるときや投げたあとに、肘の… 
- ジャンパー膝 - どんな病気? バスケットボールやバレーボールなどのように、ジャンプの動作が多いスポーツにみられる膝の故障です。 症状 膝の膝蓋骨と膝蓋靭帯との接している部分が、… 
- 膝蓋骨亜脱臼症候群 - どんな病気? 膝の前面にあるお皿である膝蓋骨が、運動をしたときなど、正常な位置より外側にずれやすくなる病気です。 症状 思春期の女子に多くみられます。足を動かす… 
- オスグッド・シュラッター病 - どんな病気? 過激なスポーツにより、膝のお皿の下にある脛骨粗面が炎症を起こしてはれ、突出する病気です。 症状 膝の下の突き出た部分がはれ、スポーツや階段の上り下… 
- 脛骨の疲労骨折 - どんな病気? 走ったりとんだりする動作をくり返しているうちに、脛骨にひびが入り、折れたようになります。 症状 すねの真ん中から上へ3分の1くらいまでの部分、また… 
- シンスプリント - どんな病気? ランニングなどの運動をしているときに、すねの真ん中からちょっと下あたりの内側の筋肉が急に痛みます。 症状 すねの内側の、真ん中から下3分の1くらい… 
- アキレス腱炎 - どんな病気? 走ったりとんだりする運動のしすぎで、足首のうしろにあるアキレス腱に炎症が起こる病気です。 症状 運動したときに、足首のうしろがズキッと痛み、運動後… 
- 中足骨の疲労骨折 - どんな病気? 足の指とつながる骨が疲労骨折を起こし、はれて痛む病気です。中・高校生によく起こります。 症状 足の甲にある中足骨の、人さし指へ続く第2中足骨と中指… 
- 有痛性外脛骨 - どんな病気? よく体を動かす子どもにみられ、足の甲の内側が痛む病気です。足をねんざしたあとにも、よく起こります。 症状 運動中や運動後に足の甲がズキズキ痛み、こ… 
- 脊椎(腰椎)分離症 - どんな病気? スポーツのあとや、長時間、立ったりすわったりしたあと、背中をそらすと腰が痛む病気です。 症状 腰の重みや痛みは、数日すると治りますが、運動するとま… 
- (腰椎)椎間板ヘルニア - どんな病気? 腰の骨と骨のあいだの椎間板が飛び出し、背中の神経を圧迫する病気で、腰が痛み、足がしびれます。 症状 野球、テニス、水泳などをする高校生に多くみられ… 
- 歯・口の中の病気 - 歯や口は命を育む鋭敏なセンサー 私たちは、食べ物から栄養を得て生きています。体に栄養を取り込むはたらきをする歯や口は、子どもの成長と健康の土台となるものです。… 
- むし歯(齲蝕症) - どんな病気? むし歯菌がつくりだす酸によって、歯がおかされた状態です。放置すると病変が歯髄にまで達してしまいます。 原因 むし歯は、歯、食べ物、むし歯菌(おもに… 
- ほ乳びん齲蝕(むし歯) - どんな病気? 1歳前後の乳児にみられるむし歯。進行が速く、前歯を中心にひどいむし歯になるケースが多いのが特徴です。 症状 はじめは、前歯(とくに上)が黄色っぽく… 
- 歯肉炎 - どんな病気?口の中の細菌によって歯肉に炎症が起きた状態です。赤くはれて、出血や痛みをともなうこともあります。 症状 子どもの場合、歯肉がふくらむような形ではれて… 
- 不正咬合 - 歯ならびやかみ合わせに異常があるケースを総称して不正咬合といいます。 原因は、先天的なものと後天的なものが考えられます。先天的というのは、骨格そのものを親か… 
- 叢生(乱ぐい歯) - 症状 歯の生える位置や方向が不規則で、歯ならびが乱れた状態です。 原因 歯とあごの大きさの不調和が直接的な原因です。骨格的な遺伝のほか、あごの発育不全なども考え… 
- 上顎前突(出っ歯) - 症状 上の前歯が下の前歯より極端に前に突き出たかみ合わせです。 原因 骨格的な問題以外に、指しゃぶり、鼻の疾患による口呼吸など、後天的な要因が大きいものです。 … 
- 反対咬合(受け口) - 症状 上下の歯をかみ合わせたとき、下の歯列が上より前にでます。 原因 遺伝的要因が比較的大きいものです。両親が反対咬合だと、子どもが受け継ぐ可能性は高いといえま… 
- 開咬 - 症状 奥歯をかみ合わせたとき前歯がかみ合わず開いた形になります。かみ切ることや発音に影響します。 原因 多くは指しゃぶりや舌を突き出すくせ、おしゃぶりの長期の使… 
- 交叉咬合 - 症状 上下のかみ合わせが横にずれた状態。放置すると顔の形が変形し、顎関節症(「顎関節症」)の原因にも。 原因 上下の歯が生えたとき、なんらかの原因で歯の山と谷が… 
- 顎関節症 - どんな病気? あごの関節が痛くなったり口があけにくくなって、本来の機能が阻害された状態。最近、子どもにふえています。 症状 口を開閉するとき、あごの関節がコキッ… 
- 口内炎 - 口の中の粘膜に炎症が起こる病変を口内炎といいます。 原因はさまざまで、子どもにみられるのは、アフタ性口内炎、ヘルペス性口内炎、壊死潰瘍性口内炎です。 この… 
- アフタ性口内炎 - どんな病気? 真ん中が白っぽく、まわりが赤い、境界がはっきりした円形の潰瘍。通常、1週間ほどで治ります。 症状 食事や歯ブラシなどの刺激によって痛みます。鋭い痛… 
- ヘルペス性口内炎 - どんな病気? ヘルペスウイルスの感染によって、かぜ様の症状とともに、歯肉がはれます。口のまわりにも水疱ができます。 症状 38度から40度の高い熱がでます。歯肉… 
- 壊死潰瘍性口内炎 - どんな病気? 高い熱が続いて体の抵抗力が落ちたときなどに、歯と歯肉の境目の広い範囲にできる白い潰瘍です。 症状 患部はジクジクしていて、出血もします。口の中全体… 
- 口唇炎 - どんな病気? 唇が赤くはれる、水疱ができる、また、表面の粘膜がはがれたり、ただれる状態を口唇炎といいます。 症状 唇に痛みやかゆみがでますが、自覚症状はそれほど… 
- 口角炎 - どんな病気? 上唇と下唇のつなぎ目に炎症を起こしたり、ただれたり、大きく口をあけると裂けたりする症状をいいます。 症状 ものを食べるとしみたり、話をするときにち… 
- 地図状舌 - どんな病気? 舌の表面がまだらになります。日によってその位置や形が変わり、地図のように見えるのが特徴です。 症状 はじめは舌の表面に白い斑がいくつか現れます。そ… 
- 舌小帯強直症 - どんな病気? 舌の裏側にある舌小帯というひだが、舌の先のほうまで付着しているため、舌の動きが制限されます。 症状 生まれたときに、舌小帯が舌の先までついていても… 
- 上唇小帯肥厚 - どんな病気? 上唇の中央から伸びているひだを上唇小帯といい、これが大きすぎる状態。前歯の生え方などに影響がでます。 症状 生まれたときには、上唇小帯が歯肉のほう… 
- 唇顎口蓋裂 - 生まれつき唇が裂けている(口唇裂)、口の中の天井部分である口蓋が裂けている(口蓋裂)、その両方を併発している(口唇口蓋裂)場合を総称して、唇顎口蓋裂といいます… 
- 口唇裂 - 症状まれに下唇にみられることがありますが、一般的には上唇に裂け目が生じます。唇の片側だけの場合と両側の場合があります。また、口唇裂は単独ででるより、口蓋裂を合併… 
- 口蓋裂 - 症状生まれつき口蓋(口の中の天井部分)が裂けていて、口腔と鼻腔がつながっています。口蓋垂(のどちんこ)が左右にわかれている場合もあります。 原因 口蓋は胎生9〜… 
- 口唇口蓋裂 - 口唇裂と口蓋裂が合併した病気です。単独の場合より、ほ乳、発音などの障害が強くでます。原因、治療法は各病気のとおりです。 
- 耳・鼻・のどの病気 - 耳のしくみとはたらき 耳は音を聞く聴覚機能と、体のバランスをとる平衡機能に関係する重要な器官です。その構造は外耳、中耳、内耳からできていて、外耳は耳介(耳たぶ… 
- 中耳炎 - 中耳炎は、細菌感染などの炎症で、中耳に分泌液がたまった状態のことです。発熱、耳痛など急性感染の症状や、鼓膜の発赤などがみられる急性中耳炎と、急性感染症状のない… 
- 滲出性中耳炎 - どんな病気?中耳に分泌液がたまった状態です。乳幼児に多くみられますが、軽い難聴以外には、とくに症状はありません。 症状 軽い難聴以外に症状がないため、保護者が気… 
- 急性中耳炎 - どんな病気?6か月から1歳半の乳幼児に多い病気です。かぜなどのとき耳管をとおして中耳に細菌が感染し、化膿性の分泌液がたまった状態です。 症状 新生児や乳児は、耳… 
- 外耳道炎(外耳道湿疹・急性限局性外耳道炎) - どんな病気? 外耳道に炎症や湿疹ができ、ジクジクしたり痛んだりします。水泳や耳そうじが原因となることがあります。 症状 小児では、外耳道の入り口の部分などに湿疹… 
- 難聴(乳幼児の難聴) - どんな病気?重度の難聴は生後3〜4か月ころの健診で発見されることが多く、健診での聴力のスクリーニングが重要です。 症状 重度の難聴は、3〜4か月になっても大きな… 
- 耳垢栓塞 - どんな病気? 耳垢(耳あか)がたまり耳の穴をふさいだ状態です。そのため耳の聞こえが悪くなります。 症状 耳がつまった感じや、軽い難聴がみられます。 原因 耳垢は… 
- 先天性耳瘻孔 - どんな病気? 先天的なもので、耳介の前方に小さな穴があり、奥は細い管になっています。ここに膿がたまり周囲がはれます。 図「先天性耳瘻孔」 症状 炎症が起きなけれ… 
- 鼻出血 - どんな病気? かぜなどで鼻粘膜が充血しているときや、アレルギー性鼻炎のときに鼻をこすったりすることで起こります。 症状 鼻をかんだり、鼻の穴をいじったりすること… 
- 鼻閉 - どんな病気? アレルギー性鼻炎や気温の変化に対する過敏症などで、鼻の粘膜がはれ、呼吸がしにくくなったものです。 症状 鼻粘膜がはれ、鼻づまり、くしゃみ、鼻みずな… 
- 副鼻腔炎(蓄膿症) - どんな病気? ほおの裏側にある上顎洞と呼ばれる空洞に、ウイルスや細菌の感染で炎症が起こり、分泌液がたまった状態です。 症状 一般に蓄膿症といわれています。成人で… 
- 急性咽頭炎・扁桃炎 - どんな病気? ウイルスや細菌の感染により咽頭や口蓋扁桃に炎症が起こり、痛みや発熱がみられます。 症状 咽頭炎は通常、かぜと呼ばれています。 咽頭粘膜の発赤がみ… 
- アデノイド肥大(咽頭扁桃肥大) - どんな病気? 鼻の奥に面したアデノイドが肥大すると空気の通過障害を起こしたり、鼻汁がスムーズに排出できなくなります。 症状 鼻づまり、口呼吸、いびき、鼻声などが… 
- クループ - どんな病気? 3か月~5歳の乳幼児がかかりやすく、喘鳴がみられます。冬の乾燥した時期によく発症します。 症状 通常は、かぜ症状のあとに、息を吸うとき「ヒューヒュ… 
- 急性喉頭蓋炎 - どんな病気? 喉頭を閉じる蓋(喉頭蓋)に細菌が感染してはれる病気です。日本ではごくまれな病気です。 症状 発熱などとともに、のどの痛みが強くなり、唾液も飲み込め… 
- 目の病気 - 目の構造と見えるしくみ 目はおもに眼球と、それを保護する眼瞼(まぶた)、眼球を動かすための外眼筋などから構成されています。 眼球を正面から見ると、黒く見える… 
- 遠視 - どんな病気? 網膜よりうしろで像を結ぶため、遠くも近くも見づらい状態。放っておくと弱視や斜視になることもあります。 症状 ふつうにものを見たときに、目に入ってき… 
- 近視 - どんな病気? ふつうに遠くを見たとき、遠くがよく見えない状態。近くは比較的よく見え、凹レンズのめがねで矯正します。 症状 ふつうに遠くを見たときに、網膜より手前… 
- 乱視 - どんな病気? ものの輪郭がぼやけて見えたり、二重に見えたりします。めがねやコンタクトレンズで矯正します。 症状 網膜の上に同時に鮮明な像を結ばないために、ものの… 
- 不同視 - どんな病気? 左右の目の視力が極端にちがう状態です。めがねやコンタクトレンズで矯正します。 症状 左右の目の視力が大きく異なる状態です。片方の目がよく見えると、… 
- 弱視 - どんな病気? 目や脳などに病変がないのに、めがねなどをかけても視力がでない状態です。 症状 眼球や視神経、脳などには病変などの異常がないのに、視力の発達がさまた… 
- 斜視 - どんな病気?どちらかの目の視線の向きがずれている状態です。めがねで矯正するか手術が必要です。 症状 片方の目の視線は目標に向けられるのに、もう一方の目の視線の向… 
- 眼瞼下垂 - どんな病気? 上まぶた(眼瞼)がたれ下がって目をあけにくい状態です。弱視にならないようにすることが大切です。 症状 ときに斜視をともなうことがあります。多くは片… 
- 睫毛内反・眼瞼内反(さかさまつげ) - どんな病気? まつげが黒目にふれる病気。角膜を傷つける場合は手術が必要なこともあります。 症状 眼瞼(まぶた)が内側に向いているために、まつげが角膜(黒目)にふ… 
- 眼瞼縁炎(ただれ目) - どんな病気? まぶたのふちに起こる炎症です。細菌感染のほか、アレルギーなどが原因で起こります。 症状 まぶたのふちに炎症が起こった状態です。細菌がまぶたのふちや… 
- 麦粒腫(ものもらい) - どんな病気? まつげの根もとに細菌が感染してはれます。家庭で膿をだす手当てをするのは厳禁です。 症状 まつげの根もとにある皮脂腺や毛嚢腺に細菌が感染して化膿する… 
- 霰粒腫 - どんな病気? 脂肪を分泌するマイボーム腺がつまって炎症を起こす病気で、しこりが大きい場合は切開します。 症状 まぶたの裏にあって脂肪を分泌するマイボーム腺(瞼板… 
- アレルギー性結膜炎 - どんな病気?アレルギーで起こる結膜炎で、季節に関連して起こるものと、一年じゅう起こるものとがあります。 症状 アレルギー反応によって起こる結膜炎です。体の中に異… 
- ウイルス性結膜炎 - どんな病気? ウイルスの感染が原因で起こる結膜炎です。感染力が強く、家庭内での感染予防が大事です。 症状 ウイルスが感染して起こる結膜炎で、つぎのようにわけられ… 
- 新生児結膜炎 - どんな病気? 細菌性結膜炎が、新生児に起こるもの。母親から感染することが多く、生後すぐから白目の充血などが現れます(「細菌性結膜炎」)。 症状 淋菌、クラミジア… 
- 先天性鼻涙管閉塞 - どんな病気? 目から鼻への涙のとおり道が開通していないため、涙がでる症状が生後すぐに現れる病気です。 症状 涙は涙腺から分泌され、目を潤して大部分は蒸発し、一部… 
- 白内障(白そこひ) - どんな病気? 水晶体がにごる病気で、弱視の原因になるので、早めに発見して手術する必要があります。 症状 先天白内障は、生まれつき水晶体がにごっている病気です。瞳… 
- 緑内障(青そこひ) - どんな病気? 眼圧が高くなり、角膜がにごる病気です。早めに手術で治療する必要があります。 症状 角膜と水晶体のあいだにある前(眼)房を満たしている水分(房水)が… 
- 色覚異常(色盲・色弱) - どんな病気?色を識別する細胞が機能しないために起こります。色にかわる感覚を訓練したり、環境をととのえるなどの努力が必要。 症状 色の見え方が、多くの人と異なる場… 
- 心因性視力障害 - どんな病気? 心理的なストレスなどが原因で、視力が低下する病気です。小学校高学年の女子に多く発症します。 症状 目そのものには異常がないのに、視力が低下してくる… 
- 先天性眼振 - どんな病気? 意思に関係なく起こる眼球のゆれです。屈折異常があれば、まずその治療を行います。 症状 眼振とは眼球振盪の略で、自分の意思とは関係なく起こる眼球の往… 
- 染色体の病気 - 遺伝情報を伝える遺伝子はDNAの一部に存在する ヒトの子はヒト、カエルの子はカエル、トンビが「種」のちがうタカを生むことは、いまのところ生物界ではありません。… 
- ダウン症候群 - どんな病気? 大部分は21番染色体が3本ある(トリソミー)ことにより起こる常染色体異常です。特有の顔つき、知的障害などがみられます。約600~800人に1人の割… 
- 18トリソミー症候群 - どんな病気? 18番染色体が3本あり、特有の顔つき、発育障害などがみられる常染色体異常です。約3500~8500人に1人の割合で生まれるといわれます。 症状 後… 
- 13トリソミー症候群 - どんな病気? 18番染色体が3本あり、特有の顔つき、発育障害などがみられる常染色体異常です。約3500~8500人に1人の割合で生まれるといわれます。 症状 後… 
- 5pマイナス症候群 - どんな病気?5番染色体の一部が欠け、子ネコのような悲しげな鳴き声で泣くのが特徴の常染色体異常です。約1万5000〜5万人に1人の割合で生まれるといわれます。 症… 
- 4pマイナス症候群 - どんな病気? 4番染色体の一部が欠けている常染色体異常で、形態異常、知的障害などがみられます。 症状 胎内発育不全で、眼球の非対称、目と目の間隔が広い、小頭症(… 
- ターナー症候群 - どんな病気?女性にのみみられる性染色体異常です。X染色体が1本しかないことが多く、低身長、二次性徴がこないといった症状が現れます。 症状 低身長が大きな特徴です… 
- クラインフェルター症候群 - どんな病気?男性にのみみられる性染色体異常です。性染色体がXXYとX染色体が1本多く、男子の約500〜1000人に1人の割合で生まれるといわれます。 症状 過剰… 
- XXX(トリプルX)症候群 - どんな病気? 女性にのみみられる性染色体異常です。性染色体がXXXと1本多く、軽度の知的障害がみられます。約1000人に1人の割合で生まれるといわれます。 症状… 
- XYY個体 - どんな病気? 男性にのみみられる性染色体異常です。Y染色体が1本多く、高身長が特徴です。約1000人に1人の割合で生まれるといわれます。 症状 身長が著しく高い… 
- アレルギーと免疫異常の病気 - アレルギーが起こるしくみ アレルギーとは、ある物質に対して、人並み以上に過敏に強く反応し、その結果、体にとって不快な症状が起こることです。 たとえば、春先の花… 
- ●アレルゲンおよび悪化要因 - 住居:イエダニ、ゴキブリ、ホコリ、カビ、ペットの毛やふけ、化学建材、塗料 食べ物:牛乳、卵、大豆、小麦粉、そば、動物性たんぱく質、食品添加物 衣類:化繊、羊毛、… 
- アトピー性皮膚炎 - どんな病気? 顔を中心に赤いブツブツが現れ、全身に広がります。強いかゆみをともない、かくとかたい湿疹に変わることも。 症状 アトピー性皮膚炎は、年齢によって症状… 
- アレルギー性じんま疹 - どんな病気? 皮膚に小さな赤みをともなったふくらみができ、境界がはっきりした発疹が広がりますが、数時間で消えます。 症状 小さなふくらみを膨疹といい、それが全身… 
- アレルギー性鼻炎 - どんな病気? 急に立て続けにくしゃみがでたり、水っぽい鼻汁が流れ、鼻づまりが続きます。花粉症もこの仲間です。 症状 くしゃみ、鼻みず、鼻づまりが3大症状です。症… 
- 気管支ぜんそく - どんな病気? 気管支がせまくなる病気で、息をするとき、ゼーゼーヒューヒューと音がします。自然に治る例も多数あります。 症状 分泌物(たん)が多い湿ったせきをし、… 
- 食物アレルギー - どんな病気?食べ物が原因で起こるアレルギー反応で、消化器だけでなく皮膚や呼吸器、神経などに症状が現れます。 症状 症状は、急性のじんま疹、むくみやはれ、気管支の… 
- ●アレルゲンと仮性アレルゲン - 〈アレルゲン〉卵白、卵黄、ミルク、小麦、そば、エビ、カニ、ピーナッツ、アワビ、イカ、イクラ、オレンジ、カシューナッツ、キウイ、牛肉、豚肉、鶏肉、クルミ、ゴマ、サ… 
- 薬剤アレルギー - どんな病気? 常用量の薬を使っている途中でのアレルギー反応です。多くは、原因となる薬を中止すれば改善します。 症状 多くは薬疹(「薬疹」)といわれる、発疹、発赤… 
- 昆虫アレルギー - どんな病気? ハチやカイコ、ガ、ユスリカなどに刺され、アレルギー反応を起こします。ショックにおちいる例もあります。 症状 刺された部分が痛んで、赤くはれ、水疱や… 
- リウマチ熱 - どんな病気? A群溶連菌の感染に続き起こる炎症性の病気で、心臓に後遺症を残すこともあります。日本では減少しています。 症状 のどの粘膜がはれる咽頭炎や扁桃炎のあ… 
- 若年性特発性関節炎 - どんな病気?16歳未満の子どもにみられる関節炎で、多関節型の病型は関節の障害を残すことがあります。かつては若年性関節リウマチと呼ばれていました。 症状 病型には… 
- アレルギー性紫斑病(シェーンライン・ヘノッホ紫斑病・アナフィラクトイド紫斑病・血管性紫斑病) - どんな病気? 血管炎による紫斑がみられる急性の炎症性疾患で、皮膚症状、関節症状、腹部症状が3大症状です。 症状 2~8歳の男児に多くみられ、上気道感染、とくに溶… 
- 川崎病(急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群) - どんな病気? 川崎富作博士によって発見された原因不明の疾患で、後遺症の冠動脈瘤による小児心臓病が重視されています。 症状 6つの特徴的な症状があります。 ①39… 
- 心の病気 - 心の症状や問題行動は、自分を危機から守る手段 夜泣きがいつまでもやまない、表情が乏しくなった、落ち着きがなく動きまわるなどの子どもの行動がみられると、親は重大な… 
- 夜尿・遺尿 - どんな病気?日中のおもらしを(昼間)遺尿、夜のおもらしを夜尿といい、遺尿と夜尿のある子どもは少なくありません。 症状 体に特別な異常がないのに、5歳以上の子ども… 
- 遺糞 - どんな病気? 体に異常がないのに、4歳をすぎても大便をパンツの中にしたり、大便をしたまま歩くような状態です。 症状 4歳以上の子どもで、月に1回以上、大便で衣類… 
- 心身症 - どんな病気? 体の病気によるものでなく、ストレスが原因で起こる腹痛、嘔吐、頭痛などの身体的症状を示す状態をいいます。 症状 生後6か月~4、5歳の子どもでは、泣… 
- 指しゃぶり・爪かみ - どんな病気?不安や緊張を解消するために、幼児期をすぎても指をしゃぶったり、爪をかんだりし、指が化膿するほどです。 症状 指しゃぶりは、幼児期に入ると、発達ととも… 
- 自慰 - どんな病気? 性器をいじって遊ぶことです。食事も遊びも、眠ることも忘れ、日常生活に支障をきたすときは注意します。 症状・原因 幼児でも、たまたまふれたのがきっか… 
- 夜泣き(悪夢症) - どんな病気? 心理的な原因があって、10歳をすぎても、夜、悪夢にうなされて、泣き叫ぶような状態をいいます。 症状 眠りに入り、レム睡眠のときに、日中に経験した不… 
- 睡眠時驚愕症(夜驚症)・睡眠時遊行症(夢遊症) - どんな病気?寝入りばなに、突然パニックを起こしたり(睡眠時驚愕症)、うろうろ歩き回ったり(睡眠時遊行症)します。 症状 睡眠時驚愕症は、寝てしばらくして、深い睡… 
- チック - どんな病気?突然まばたきや肩すくめ、顔しかめ、せき払いなどをくり返し、自分では止めることができません。 症状 チックには運動チックと音声チックがあります。運動チ… 
- 強迫症 - どんな病気?ばかばかしいと思いながら、ある考えや欲求がくり返し頭に浮かび、ある動作をくり返さざるを得なくなります。 症状 つまらないことと思いながらも、ある考え… 
- 解離症(ヒステリー) - どんな病気?強い不安や葛藤があったとき、けいれんを起こしたり、別人になったように感じたり、さまざまな症状がでます。 症状 幼児や児童では身体症状が多くみられ、体… 
- 統合失調症 - どんな病気?思考力が混乱し、過敏になって、人に悪口をいわれているなど、さまざまな幻覚や妄想が起こります。 症状 小学校中学年ころに発症することもありますが、15… 
- 気分障害(躁うつ病) - どんな病気?興味や関心、意欲や気力がうせるうつ状態と、気分が高揚し、自信満々で口数が多くなる躁状態があります。両方が現れる場合は、双極性障害といいます。 症状 … 
- 自閉症 - どんな病気? 脳機能の障害や未熟が原因で起こり、発達のしかたがアンバランスでマイペースな行動が多い状態です。 症状 乳児期では、視線を合わせない、あやしても笑わ… 
- 小児期崩壊性障害 - どんな病気?広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)のひとつ。2歳まで正常に発達していた子がとくに理由もないまま精神面の逆戻りが起こり、自閉的な傾向が強まります。 … 
- 精神遅滞(知的障害) - どんな病気?知能検査の結果、IQが70以下で、その年齢に必要な社会的適応能力に障害がある場合をいいます。 症状 乳幼児期では、歩行や運動面の発達、排泄などの自立… 
- 母子関係障害 - どんな病気?乳幼児期に親との接触が不足して成長した結果、感情障害や行動障害、心身症などが現れる状態です。 症状 大人びた表情をしていて、しっかりしており、あまり… 
- 注意欠陥多動症 - どんな病気?落ち着きのない子、つまり多動、不注意、衝動性の3つの症状がある状態をいい、小学校低学年に目立ちます。 症状 じっとしていられずに、そわそわして手足を… 
- 学習症 - どんな病気?読み書き、計算などの能力に問題があり、教育が困難な子どもをさします。LD児とも呼びます(「LD児」)。 症状 おしゃべりで、言葉は流暢なのに、音読す… 
- 素行症 - どんな病気?しばしば攻撃的で、反抗的な行動をとり、それが極端な場合をいいます。いじめ、暴力などの非行が現れます。 症状 人を見るといじめたり、けんかをしたり、動… 
- 言語症 - どんな病気?知的発達の遅れがないのに、時期がきても、話さない、話を理解できないなど、言葉が遅れる状態をいいます。 症状 症状は3つのタイプにわかれます。1つは、… 
- 小児期発症流暢症(吃音) - どんな病気?最初の音や音節をくり返したり、子音を伸ばしたりして、スムーズに言葉を発することができない状態です。 症状 さかんに話すようになる2歳ごろから目立ちま… 
- 緘黙 - どんな病気?それまで話せていたのに、いっさい話をしなくなったり、家では話すが外にでると話さないなどの状態です。 症状 いっさい沈黙を守る場合と、家では話すけれど… 
- 不登校 - どんな病気?学校にいきたがらないだけでなく、学校にいきたいのに、いけない状態をいいます。 症状 学校にいく時間になると、腹痛や頭痛を訴えたり、吐きけをもよおした… 
- 家庭内暴力 - どんな病気? あまり問題を起こしたことがない子が、急にかんしゃくを起こし、たびたび家族に暴力を振るう状態です。 症状 おとなしい子で、問題を起こすようには思えな… 
- 性同一性障害(性別違和) - どんな病気?外見は自分が男性または女性であるのに、それが本来の自分であると認められない状態をいいます。 症状 自分が男性(女性)としての性に不快感や違和感をいだ… 
- 環境因子による健康障害 - 現代の環境汚染の特徴は原因が特定できないこと 私たちの生活環境は、わずか半世紀のあいだに大きく変化しました。食料、電気製品、衣料など、新しいものがどんどんつく… 
- 環境ホルモンと人体への影響 - 環境ホルモンは、正しくは「外因性内分泌攪乱化学物質」といいます。ホルモンは生物の恒常性や成長、生殖に欠かせない重要な物質(「内分泌(ホルモン)・代謝の異常」)… 
- ●日常生活にみられる環境ホルモンの例 - 〈ダイオキシン〉 プラスチックや塩ビ系のゴミの焼却から発生する。魚の内臓などにも蓄積される。 〈ビスフェノールA〉 プラスチックの一種であるポリカーボネート… 
- ダイオキシンの害と対策 - よく知られているように、ダイオキシンはベトナム戦争でアメリカ軍が散布した枯葉剤の中に含まれ、ベトナムにたくさんの形態異常児を生み出しました。日本ではそれから約… 
- ●ダイオキシン類の安全基準である耐容1日摂取量 - (体重1kgあたり) 日本:4pg WHO:1~4pg 単位=pg(ピコグラム=1兆分の1g) 耐容1日摂取量(TDI)は、一生摂取し続けても、健康に影響がな… 
- シックハウス症候群・シックビル症候群 - 1970年代後半ごろから、欧米で、同じビルにいる多くの人が呼吸器などの異常を訴え、「シックビル症候群」と呼ばれました。日本の一般住宅でも同様の症状がみられ、「… 
- ●体への影響が疑われる3物質・3薬剤 - 体への影響が疑われる3物質 〈ホルムアルデヒド〉 発がん性の疑い、目がチカチカ、のどの痛み。 〈トルエン〉〈キシレン〉 ペンキ、ニスなどの塗料に含まれ、20… 
- 電磁波の影響 - 電気が流れるとそこに電場(電力がおよぶ空間)と磁場(磁力がおよぶ空間)が起き、光速度の波が伝わります。それが電磁波です。ラジオ、テレビなどの電波、電子レンジな… 
- 熱性障害(熱中症) - 高温の場所で起こる、熱による障害を総称して熱中症といいます。子どもは体が小さいわりに水分の出入りが大きく、そのうえ腎機能が未熟なために脱水症状を起こしやすいの… 
- 熱中症 - 熱中症の初期は頭痛やめまいがしたあと、血圧が下がって脈が速くなり、吐きけがしたり、脳貧血を起こして一時的に気を失うなどします。体温は正常かやや下がり、顔色は悪い… 
- 熱疲労・熱射病 - 症状 熱疲労は、体温は上がりますが、まだ40度以下です。のどが渇く、尿がでない、疲労感、頻脈などの症状がでます。血圧が下がり、めまいや失神を起こしますが、中枢神… 
- 冷気による障害(冷房病) - 冷房の冷気や急激な温度変化のせいで、体がだるい、肩がこる、体が冷える、疲れやすい、下痢をする、神経痛になる、生理痛がひどいなど、さまざまな症状が現れるのが冷房… 
- 検査を受けるとき - 検査はより精密な情報収集のために行われます 検査は、医師が診察だけでは情報不足だと判断したときに行います。 一般には、①病気を確定する場合(たとえば、肺炎… 
- 血液を調べる - どんな検査? 血液には、全身の状態を知るためのさまざまな情報がつまっています。血液検査は、血液を少量採取するだけで、必要な情報が得られるという簡単なものなので、… 
- 尿を調べる - どんな検査?尿の成分や量などを調べます。尿は、体の中の余分な水分と不要なものが混ざってできています。体調に異常があると、尿の量がふえたり減ったり、不要なものが排… 
- 便を調べる - どんな検査? 便の形、色、におい、血液の混入、細菌などを調べることで消化管の異常を見つけたり、疑われる病気の原因をさぐったりします。 検査のしかた 病院でもらっ… 
- X線で調べる - 図「胸部X線検査」どんな検査? X線(レントゲン線)が体を透過する性質を利用し、必要な部位に照射してフィルムに撮影し、その部位の状態や形態を観察します。内臓の状… 
- 髄液を調べる - 図「髄液採取時の姿勢」 どんな検査? 脳脊髄液(髄液)を採取して、その中のたんぱく質や白血球の量を測定したり、細菌やウイルスの有無を調べます。高熱、けいれん、意… 
- CT・MRIで調べる - 図「CT検査」 どんな検査? X線や強い磁気を用いて、体の中の構造を細部まで写し出す検査です。CT検査の場合は、X線を使って体を頭から足先まで、約1cm間隔の輪… 
- 超音波で調べる - 図「超音波検査(エコー)」どんな検査? 超音波の反射波を用い、頭部、胸部、腹部の体内の構造をモニター画面に写し出して観察します。X線を使わないので無害なうえ、簡… 
- 心電図で調べる - どんな検査? 心臓は血液を送り出すたびに電流を発生させます。この電流をとらえ、波形の図(心電図)として記録し、心臓のはたらきを調べます。心疾患が疑われる場合は、… 
- 脳波を調べる - どんな検査? 脳は常に微弱な電流を発しています。この電流をとらえて波形の図(脳波)として記録し、脳のはたらきを調べます。 覚醒時だけの場合と、睡眠時も記録する… 
- 肺の機能を調べる - 図「スパイロメーター」 どんな検査? スパイロメトリ検査ともいって、空気を吐く速度や量をスパイロメーターという装置ではかります。調べるのは肺活量、ふつうに呼吸し… 
- 耳を調べる - 図「ティンパノメトリ検査」 どんな検査? 鼓膜の動きを調べるティンパノメトリ検査と、耳の聞こえを調べる聴力検査とがあり、ともに日常よく行われます。 検査のしかた… 
- 内視鏡で調べる - どんな検査? 先端にレンズをつけた管(内視鏡またはファイバースコープという)を、口や肛門から消化管に挿入します。この管にとりつけたレンズをとおして観察したり、テ… 
- 心臓カテーテル - どんな検査? 通常、太ももの動脈または静脈から、カテーテルという細い管を心臓までとおし、採血したり、造影剤を注入してX線撮影をしたりして、心臓の形やはたらき、血… 
- 肝・腎生検 - どんな検査?腹部や背中を小さく切開し、肝臓や腎臓に直接針を刺すか、または内視鏡を入れて、組織を採取し、調べます。 重度または慢性の肝炎や腎炎などが疑われる場合… 
- 入院・手術をするとき - 入院の目的には集中治療と精密検査とがあります 入院する目的には、大きくわけて、集中的な治療と、病気の診断や原因特定のための精密検査の2つがあります。 外来… 
- 入院・手術の手続き - 入院の手続き ⇒ 入院が決まったら、その病院の外来の看護師さんなどに、必要な持ちものと、院内の設備などについて聞いておきます。たいていは、手… 
- 幼稚園・学校への届け出 - 子どもが幼稚園、保育園、学校に通っている場合は、入院で休むことと、入院期間を伝えておきます。学校伝染病(「学校伝染病の場合は、欠席にならない」)にかかった場合… 
- 付き添い・見舞いの注意 - 入院にあたって、完全看護か付き添いが必要かは事前に調べておきます。完全看護でも、希望する親には付き添いを許可しているところもあります。 付き添いの場合は子ど… 
- 子どもへの接し方の注意 - まず、親が心配そうなようすをみせないことです。どんなに幼い子でも、親の気持ちを敏感に察知するので、よけいな心配をさせず、明るく治療に専念できるようにさせましょ… 
- 転院を希望するときは - 原則として、入院してからの転院はむずかしいので、入院前によく調べることが必要です。ただし、救急で入院した場合、一段落したところで、自宅に近いかかりつけの病院に… 
- 長期入院の場合の注意 - 長期に入院する場合に気をつけたいのは、治療と同時に子どもらしい生活のことです。むずかしくいえば、入院している子のQOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)… 
- 退院時の注意 - 退院するときは、家庭での生活にもどったときに注意すること、完治までの見通し、その後の外来のかかり方などを聞いておきます。あとで医療費の控除を受ける場合に必要… 
- 身長・体重の発育のようす(★0〜15歳★) - 女の子★小さめに生まれ、生存率は高い 男の子にくらべて、女の子は出生率が低く、生存率は高いという特徴があります。これは女の子のほうが遺伝的な病気が少ないこと、… 
- 発育のようす(乳幼児身体発育曲線でみる)(★0〜6歳★) - 体の発育や栄養の状態の参考になるのは体重と身長です。 この乳幼児身体発育曲線はパーセンタイル値ともいい、乳幼児の発育の状態を体重と身長で示しています。 グラ… 
- 乳幼児の発達のめやす(★0~1歳6か月★) - 赤ちゃんは生まれてから18か月のあいだにめざましい成長発達をみせます。「運動機能」「手足の機能」「言葉・人とのかかわり」の3つに大別して整理してみるとよくわか… 
- 新生児期の体と心の発達と日常のケア - 体と心のようす★体重3000g、身長50cmぐらい 生後1か月までの赤ちゃんを小児医学では新生児と呼んで慎重に育てます。赤ちゃんは誕生直後に体重や身長などを計… 
- 母乳はでていないようでもでていることがほとんど - 母乳が十分でないと思われるときでも、1~2週間は、赤ちゃんに何回も乳首を吸わせます。そうするうちに母乳はすこしずつ出方がよくなってくることがほとんどです。 … 
- ★赤ちゃんの基本のお世話★ - 母乳とミルクの与え方 授乳の前にかならずおむつをチェックし、ぬれていたら替えてから与えましょう。石けんで手を洗い、清潔なガーゼで乳首と乳輪部を拭いて、赤ちゃん… 
- 新生児期の体・生活習慣の心配と対処法 - ★おなかがぷっくりしている 生まれたばかりの赤ちゃんは、まだやせていて、かぼそく見えるうえ、胸郭にくらべておなかの体積が大きいのが特徴です。腹筋力も弱く、おな… 
- 乳児期の発達と接し方(●1~12か月●) 
- 1か月 - 体と心のようす ほとんど1日じゅううとうと眠っています。空腹、おむつの汚れは泣いて知らせます。 音はよく聞こえ、30cmぐらい離れたものがぼんやり見えます。触… 
- 2〜4か月 - 体と心のようす生後3か月で、体重は出生時の約2倍に。 全身の運動機能がすこしずつ発達してきます。 3か月ごろから昼夜のリズムができます。 視力がかなりはっきりし… 
- 5~7か月 - 体と心のようす よだれが目立ち、歯が生えはじめます。 寝返り、おすわりがはじまります。 見たものをつかみ、口へ持っていきます。 人見知りをします。 栄養 離乳… 
- 8~10か月 - 体と心のようす 体重のふえ方がゆるやかになり、身長が伸びて、ややほっそりした体型になってきます。 おすわりがじょうずになってハイハイもはじまります。好奇心が旺盛… 
- 11~12か月 - 体と心のようす 歩きはじめる子も。 手先が発達し、小さなものをつまんだり、両手のものを打ち合わせたりします。 大人のまねをします。 簡単な言葉を理解。 自我が… 
- 乳児期の体と心の発達と日常のケア 
- 1か月のころ - 体と心の発達 ★体重約1kg、身長も3~4cm増加 体重は1日平均30gぐらいのペースでふえて、この月の終わりには平均で体重は約1kg、身長は3~4cmもふ… 
- 2~4か月のころ - 体と心の発達 ★3か月で体重は出生時の2倍に 筋肉がすこしずつ発達し、全身がふっくらしてきます。体重は生まれたときのおおよそ2倍になります。手足の動きが活発… 
- 5~7か月のころ - 体と心の発達 ★寝返り、おすわりがはじまる 体の発育がややスローペースになるのにくらべて、運動能力はぐんぐん発達します。5か月に入ると、手を添えてやると寝返… 
- 8~10か月のころ - 体と心の発達 ★ハイハイ、つかまり立ちをする 体重のふえ方にくらべて身長の伸び方が目立ち、すこしほっそりしてきます。おすわりがじょうずになり、あお向けの姿勢… 
- 11~12か月のころ - 体と心の発達 ★伝い歩きをする 誕生して1年。このころになると、体重は生まれたときの約3倍、身長は1.5倍くらいになります。大がら、小がら、やせ型、太り型な… 
- 乳児期(1〜4か月)の体・生活習慣の心配と対処法 - ★鼻がつまって、おっぱいが飲めない 赤ちゃんは生後3か月までは舌やのどの構造が未発達で口でじょうずに呼吸することができません。そのため、鼻がつまるとおっぱいを二… 
- 乳児期(5~12か月)の体・生活習慣の心配と対処法 - ★食べすぎるので肥満が心配 乳児の太り気味はまったく気にすることはありません。たっぷり飲んで食べてもだいじょうぶです。この時期に体重のふえすぎを心配してカロ… 
- 1歳~1歳半 - 体と心のようす ほとんどの子が歩けるようになります。 1歳で体重は約3倍、身長は約1.5倍になります。 自我が強くなり、社会性も芽生えてきます。 運動機能、言… 
- 1歳半~2歳 - 体と心のようす 親のまねをしながら成長します。 とんだりはねたり、活発に動きまわります。 言葉の発達がめざましいとき。言葉の数がふえ、二語文が話せるようになりま… 
- 2歳~3歳 - 体と心のようす おしゃべりがじょうずになり、「自分でやる」がさかんに。 体重のふえ方が鈍化、スマートな体型になってきます。 歯が生えそろいます。 気分屋でやや… 
- 3歳~4歳 - 体と心のようす 自分の感情を言葉で表現できるようになります。 全身運動や手指の発達がめざましいときです。 自分の感情や衝動の高まりをある程度抑制できます。 反… 
- 4歳~5歳 - 体と心のようす 社会性、協調性が発達して、友だちと仲よく遊べるようになります。 運動能力、知能、情緒が目に見えて発達します。 身長の伸び方が目立ちます。 接続… 
- 5歳~6歳ころ - 体と心のようす すっかり少年少女の体型になります。 第一の完成期。運動神経の発達、知的能力、情緒の発達もそろそろ大人に近づきます。 基本的な生活習慣がほとんど完… 
- 1歳~1歳半のころ - 体と心の発達 ★体重は約3倍、身長は約1.5倍に まるまるとした赤ちゃんも、1歳の誕生日ごろを機に、ややほっそりとした体型に変わってきます。体重は約3倍、身長… 
- 1歳半~2歳のころ - 体と心の発達 ★走ったりとんだり、活発に動く 歩くのがじょうずになり、このころにはしっかり歩けるようになります。個人差はありますが、運動能力もめざましく発達… 
- 2歳~3歳のころ - 体と心の発達 ★子どもらしいスマートな体型に 身長の伸びが目立つわりに体重の増加はスローペースになってきます。活発に運動するうえ、足が長くなるので、体型もやや… 
- 3歳~4歳のころ - 体と心の発達 ★幼児らしい体型になる 体重よりも身長がよく伸び、体もしまってきます。しかし、体重や身長が個人個人によってかなりちがってくるのもこのころの特徴で… 
- 4歳~5歳のころ - 体と心の発達 ★身長の伸びが目立つとき 頭でっかちのキューピー体型が消え、男の子らしさ、女の子らしさがでてきます。4歳~5歳は第一伸長期といわれ、背の伸びが目… 
- 5歳~6歳のころ - 体と心の発達 ★心身ともに安定した時期 5歳台は、第一の完成期といわれ、生まれてからこれまでの乳幼児期を通じて、心身ともにもっとも安定した時期です。言動がずい… 
- 発育&発達 - ★1歳をすぎても歩かない 体は順調に発育、発達していても、子どもが歩きはじめる時期にはかなり個人差があります。これには性格も関係しているようで、大胆な子は歩けそ… 
- 毎日の育児 - ★1歳の子。偏食のうえに小食で栄養不足が心配 1歳台は「食べない時代」といわれるほど、こういう悩みをもつお母さんは多いようです。 食欲にも個人差があって、生… 
- くせ、性格など - ★2歳半の男児。泥や道に落ちているものを食べようとします 手にふれたものをなんでも口に入れて確かめる時期をすぎても、食べられそうにない、いろいろなものを平気で口… 
- 小学校低学年 - 体と心のようす 脳、神経系統など体の基礎的部分は、6歳ごろまでにほぼ90%発達をとげ、幼児期を卒業します。 歯は永久歯に生えかわります。 ひとりで行動する時間… 
- 小学校中学年~高学年 - 体と心のようす 高学年になると、早い子では第二次性徴がはじまり、精巣、卵巣が急速に発達します。それと同時に、体つきの変化が目立ちはじめ、男の子はがっしりと男の… 
- 思春期 - 体と心のようす 第二次性徴期に入ります。脳の視床下部からの指令を受けて脳下垂体から性腺刺激ホルモンが分泌され、血液によってそれぞれ精巣、卵巣へと運ばれ、男性ホル… 
- 小学校・低学年のころ(1~3年) - 体と心のようす ★性差と個人差が大きい 体の成長は、幼児期よりもゆるやかになってきます。このころは、平均すると女の子の成長のほうが、男の子を上まわっています。… 
- 小学校・中〜高学年のころ(4〜6年) - 体と心のようす★大人の体に近づく リンパ節の大きさは、8歳ころをピークにして小学校中〜高学年になると小さくなってきます。生殖器官(精巣、卵巣)が急速に発達し、… 
- 思春期のころ(中学生のころ) - 体と心のようす★第二次性徴がはじまる 女の子は10歳前後から、男の子は12歳前後から急速に背の伸び率が大きくなります。このころ、女の子は胸がふくらみ、男の子は… 
- 生活の気がかり - ★忘れ物が多い 小学校低学年の子どもは忘れ物が多くて親を困らせます。といって忘れ物を親が学校に届ける必要はありません。忘れ物をして自分がほんとうに困ったという… 
- 学校での気がかり - ★学校でいじめられる 「いじめ」とひと口にいっても、いたずらやふざけっこ程度のものから、犯罪的なものまでいろいろなケースがあり、簡単には論じられません。事態がき… 
- 体の気がかり - ★原因がないのに足が痛くなる ころんだり、どこかにぶつけたり、はげしい運動をしたわけでもないのに、子どもが膝や足、足首などの痛みを訴えることがあります。特別… 
- 行動の気がかり - ★心配な秘密にどう対処するか 小学校の高学年や中学生になると、子どもも自分の世界ができて、親に秘密をもつようになります。性的な関心が強くなり、男の子などは成… 
- 心のトラブル - ★いつまでも親にベタベタ甘える 学校での勉強やテスト、友だちとの関係、さらには塾通い、ピアノや絵などの習い事、スポーツクラブなど、現代の子どもを取り巻く生活環… 
- 思春期病に注意 - 思春期特有のアンバランスな体と不安定な心に起こる心身症(「心身症」)、鉄欠乏症、起立性調節障害(「起立性調節障害」)などを特別に思春期病と呼んでいます。 鉄… 
- 家庭看護のポイント - ★看護の心がまえ 病気になると、赤ちゃんや子どもは大人以上に心身ともに不安定になります。このため、家庭での看護がたいへん重要になります。 赤ちゃんや子どもは、… 
- 慢性病のある子どものケア - ★どんな子もそれなりに健康 私たちはよく「病気である」こと、すなわち「健康ではない」というとらえ方をします。でもほんとうに病気と健康ということは、それほど対… 
- 最良の主治医は、身近にいる家族 - 病気の兆候を察知して早めの対処を 産声をあげてから親の手を離れるまで、子どもは、たくさんの病気をしながら成長します。病気のなかには、まれに先天的なものや重い病… 
- 健診のじょうずな活用法 - 赤ちゃん時代の健診の目的 乳児健診の目的は、赤ちゃんの栄養状態も含めて、病気や先天的な異常を早いうちに発見することです。また、お母さんが小児科医に育児の悩みを… 
- 産科退院時健診 - 先天的な病気や異常をチェック ミルクの飲み方や量に異常はないか、心配な嘔吐はないか、うんちやおしっこはちゃんとでているか、その色はどうかなどをみながら、先天的な… 
- 乳児健診 ここが知りたい - Q病院でほかの子どもからの感染が心配 A健診専用の時間や別の部屋を設けている小児科で受診するのが理想的 病医院のなかには、一般患者と健診の子どもをいっしょに診… 
- 生後1か月まで - 体温の変化には十分注意して 新生児は体温調節が未熟なため、外気温の影響を受けやすく、すぐに体温が上下します。発熱だけでなく低体温にも注意し、体温に異常がみられた… 
- 1か月健診 - 気になる症状をピックアップ 先天的な異常や病気の発見、母乳の飲み方や体重増加、排泄などの気になることをピックアップして、医師は今後の健診の参考にしていきます。 … 
- 2〜4か月 - 外出はあたたかい日に時間を決めて 3か月ごろになると首がすわり、モロー反射などの原始反射が消えてきます。お母さんもようやく赤ちゃんの扱いにも慣れ、家族連れで外出… 
- 3~4か月健診 - 家庭でのようすが診断の手がかりに あやすと声をあげて笑います。目でものを追うこともできるようになり、首がすわってきます。そのため、だっこしているときの首のすわ… 
- 5〜7か月 - 転落や誤飲などの事故防止を 声をだし、手でものをつかみ、口にもっていくことができます。うつ伏せが嫌いで、寝返りをうたない子もいますが、多くは寝返りができます。 … 
- 6〜7か月健診 - 家庭での赤ちゃんのようすをみます このころは、3〜4か月健診についで、運動や知能の発達の異常が発見されやすい時期です。7か月ごろの赤ちゃんならひとりで、あるいは… 
- 8〜10か月 - 人見知りは母子の信頼関係の証拠 このころになると人見知りがはげしくなります。これは母子関係が完成しているという証拠です。人見知りがないようなときは、たっぷりだっ… 
- 9〜10か月健診 - 家庭でのようすを観察して医師に報告 赤ちゃんが診察をいやがることがよくあります。そのため、下痢や嘔吐をしやすい、よく熱をだすなど、日ごろのようすをよく観察して、… 
- 11~12か月 - 家庭の事故対策は万全に 卒乳をするかどうか、悩むお母さんもいますが、離乳食が十分に食べられて、授乳回数が多くなければ、むりに卒乳する必要はありません。 早い… 
- 12か月健診 - 育児不安は小児科医に相談 12か月健診を実施している自治体は少ないのですが、1歳はお母さんが2度めの育児不安を迎えるピークであるという報告もあります。 健診… 
- 1歳〜2歳 - 体質的な個性が現れる時期 1歳半くらいになると熱性けいれんを起こしやすい、便秘になると吐きやすいといった体質的な個性が現れてきます。小児科医にどんなときにどんな… 
- 1歳6か月健診 - 運動機能や精神発達の遅れをチェック 1歳6か月ころになると、多くの子どもがじょうずに歩けるようになり、ひと言、ふた言の言葉を話し、手にコップを持って飲めるよう… 
- 2歳健診 - 実施されていなくても個別に受診を 2歳健診を実施している地域は少ないのですが、1歳6か月の健診でようすをみるようにいわれた場合などは、個別に健診を受けるように… 
- 3〜4歳 - 体質的な個性がはっきりし、親は病気の予防やケアに慣れてくる時期 3歳になると、皮膚が乾燥気味だとか、かぜをひくと「ヒューヒュー・ゼーゼー」いいやすい、特定の薬を… 
- 3歳健診 - 肥満・やせ体質などがはっきりする 1歳6か月健診で発見されなかった軽度の発達の遅れや視聴覚障害などがみつかった場合、将来的に持続する可能性が高いため適切な対策を… 
- 4〜5歳 - 集団生活で病気をうつされることも 多くの子どもが、はじめて幼稚園や保育園に入ることでしょう。親は不安なこともあるでしょうが、親子の愛情形成がしっかりできていれば… 
- ●おもな感染症の登園のめやす - (主治医が登園可能と判断するめやすは、以下の通りです)〈インフルエンザ〉 発症から5日、または熱が下がったあと2日(幼児は3日)を経過し元気なとき。 〈水痘(… 
- 入学前健診(4〜5歳) - 生活習慣や心の問題を含めた健診 鼠径ヘルニア(「鼠径ヘルニア」)、包茎(「包茎」)など、就学前に治しておきたい病気をチェックして、できるだけ治療しておくように指… 
- 1~2年生 - 環境の変化から体調をくずすことも 小学校に入学すると、子どもの生活は遊び中心から学習中心に大きく変化します。宿題や明日の学校の準備といった、習慣的にやらなけれ… 
- 3~4年生 - ゲーム遊びによる運動不足に要注意 学校生活にも慣れてくると、子どもどうしの遊びが活発になり、仲間といっしょに行動することが多くなります。 またその一方では、… 
- 5~6年生 - 体と心が発達し、第二次性徴を迎え、親への依存が少なくなる このころから第二次性徴が現れます。女子は10歳ごろから乳房が大きくなり、多くは初潮がみられます。男子… 
- 学校で行われる健診 - 小・中学校では、毎年定期的に校医による児童・生徒の健康診断を行います。目的は、病気の予防、異常がわかった場合の治療の指導のほか、病気によっては、体育の授業やク… 
- ●12~15歳●思春期の体と心の健康づくり - 思春期は、体と心が大人に向けて変化する時期 思春期は、体と心が大人に向けて大きく変化していく時期です。男女ともに性ホルモンの分泌がさかんになり、女子は乳房が発… 
- 思春期の心配Q&A - Q親と会話をせず、自室でゲームばかりしているのですが?A自然とふれあうなど、ゲームより楽しいことを経験させること 世の中にこれだけゲームが浸透している現状で、… 
- 季節別・健康管理とすごし方 - 季節に特有のトラブルがあります 最近は、予防接種が広く行われることにより、季節特有の病気は、昔ほどみられなくなったといわれます。 しかし、春は、花粉症やぜん… 
- 春の健康管理のポイント - 春は入園、入学、進級など、新しいことがはじまる季節です。急な環境の変化により、体調をくずす子どももいます。はじめての集団生活で病気に感染したり、精神的に不安… 
- 春に注意したい体のトラブル - かぜ症候群(「かぜ症候群」) 大きな流行はありませんが、鼻かぜ程度の軽いかぜをひく子どもは少なくありません。朝夕の気温差も大きいので、外出時には上着などを1枚… 
- 夏の健康管理のポイント - 開放的な気分になり、ちょっとした気のゆるみから、事故やけがが起こることがあります。 夏休み中も規則正しい生活を心がけ、病気・事故の予防に努めましょう。また… 
- 梅雨の時期の湿気対策 - 梅雨の時期の除湿は、エアコンを利用しましょう。室温を下げなくても、除湿するだけでかなり涼しく感じますから、体にもよく、省エネにもなります。 とくにコンクリ… 
- 夏に注意したい体のトラブル - 夏かぜ(「夏かぜの症状は口内炎、発疹などいろいろです」) 夏に流行するかぜは、胃腸のトラブルを併発するタイプが多く、暑さで体力が落ち、抵抗力が弱くなるとかかりや… 
- 秋の健康管理のポイント - 残暑が終わるころになると、日中は暑くても朝夕の気温がグンと下がるようになります。 とくに密閉された鉄筋コンクリート住宅では、室内は一日じゅうあたたかいので… 
- 秋に注意したい体のトラブル - かぜ症候群(「かぜ症候群」) 9~10月ごろは、鼻かぜ程度ですんでいることが多いのですが、11月ごろからはそろそろ発熱をともなうかぜがはやりだします。衣類の調… 
- 冬の健康管理のポイント - 空気が乾燥する季節です。加湿器を利用したり、室内に洗濯物を干すなどして部屋の乾燥をおさえましょう。 ただ加湿器は、連続して使うと、湿度が高くなりすぎて、カ… 
- 冬に注意したい体のトラブル - インフルエンザ(「インフルエンザ」) 年末から2月ごろにかけて流行します。できるだけ11~12月ごろに予防接種を受けて、感染予防をしましょう。ほかの予防接種と… 
- 年末年始の体調に注意 - 年末年始は人込みにいく機会もふえてきますが、人込みで気分が悪くなったり、感染症をもらうこともあります。 また、クリスマスやお正月は、大人も子どもも暴飲暴食… 
- 外出時の注意 - 子連れでの外出は細心の注意を 外出は親子ともにストレス解消になり、歩くことは健康のためにも好ましいこと。ただ、親がちょっとゆだんしたすきに、子どもが思いがけな… 
- 国内旅行・海外旅行の準備と注意 - 子連れ旅行を決める前に注意すること 子連れ旅行を決める前に、いくつか注意することがあります。1つは目的地です。国内旅行では、移動時間が長い、あちこち見てまわ… 
- 国内旅行 - 子どもの体調を最優先に 日程にむりがないか、旅行先の気候は寒かったり暑かったりしないかなどをチェックします。忙しく見てまわる日程は避け、子どもの体調を最優先に… 
- 海外旅行 - 旅行前後の体調に注意して 飛行機がおもな移動手段になります。気圧の変化や時差により、体調をくずすことがあります。旅行前の健康管理には十分注意しましょう。 移… 
- 旅行の必需品と便利なもの - 国内・海外旅行に持っていきたいもの 解熱剤と体温計 急な発熱のときにあると便利。解熱剤は処方されたものを。 母子健康手帳 予防接種歴、特異体質など、いざとい… 
- 外出や旅行を避けるとき - 子どもの体調によりキャンセルも いくら旅行を計画していても、子どもの体調がすぐれないときは、当日でもキャンセルするべきです。子連れ旅行を計画するときは、いつも… 
- 知っておきたい歯のしくみと育ち方 - 歯のエナメル質は体の中でもっともかたい部分です 歯は、口の中に見えている部分を歯冠、あごの骨の中に埋もれて見えない部分を歯根といいます。 歯冠の表面のエナメ… 
- 乳歯の生え方と特徴 - 赤ちゃんのはじめての歯は前歯から 歯が生える時期には個人差がありますが、だいたい生後6~8か月で生えてきます表「乳歯の生える時期のめやす」 はじめは下の前歯… 
- 永久歯へ生えかわるころ - 歯が生えかわる時期に痛みがあれば歯科医に相談を 6~7歳になると、永久歯への生えかわりがはじまり、12歳前後で第三大臼歯(親知らず)を除く28本が生えそろいま… 
- 乳歯と永久歯の密接な関係 - 乳歯は永久歯のナビゲーター 「乳歯は生えかわるから、むし歯になってもかまわない」などと思っているとしたら、とんでもないまちがいです。 万が一、乳歯がひどいむし… 
- むし歯はなぜできる? - 歯+食べ物+むし歯菌+時間の経過=むし歯! むし歯は、歯(質や形)、むし歯菌(おもにミュータンス菌)、食べ物、時間の経過の、4つの条件がそろったときに発生しま… 
- 年齢別・むし歯になりやすいところ - 汚れがたまりやすく、むし歯になりやすい場所は年齢によって変わります。弱点がわかれば、歯みがきのポイントもつかみやすくなるでしょう。 1歳半前後 上の前歯、と… 
- むし歯を防ぐ歯みがきのコツ - 1日2回汚れを完全に落とすこと 歯みがきは、回数より汚れを完全に落とすことが大切です。この「汚れ」とは、食べかすではなく、歯の表面に張りついた歯垢(プラーク)… 
- むし歯予防の基本 シュガー・コントロール - 3歳までは甘味を遠ざけよう むし歯の原因になる酸は、糖を分解してつくられますから、シュガー・コントロールは、むし歯予防には不可欠といえます。ところが、甘味は人… 
- 咀嚼と歯の健康・体の健康 - 咀嚼(かむこと)は健康に直結しています しっかりかむことは、健康の第一歩です。なぜなら、①食品を細かくくだくことによって消化を助ける、②唾液の分泌を活発にし、… 
- 各栄養素をバランスよく摂取しよう - 食事は単に、おなかをいっぱいにすればいいというものではありません。子ども時代の食事は、将来、生きていくための基礎体力をつくる大切なものです。子どもの好きなもの… 
- 時期別・食事の基本と注意点 
- 母乳~離乳食 - ダイオキシン問題があっても母乳は大事な栄養源です 母乳は赤ちゃんにとって最良の栄養源ですが、最近は母乳に含まれるダイオキシンの濃度が高いことが問題になり、赤ち… 
- 幼児食 - いきなり大人と同じ食事にせず、発達をみながらすすめましょう 離乳食が完了すると、固形食がとれるようになります。しかし、幼児期はまだ消化吸収などの機能が未成熟なの… 
- 学童期からの食事 - 夜型生活の習慣化で肥満傾向が問題に 小・中学生になると、塾やおけいこ、クラブ活動などで帰宅が遅くなる子が多く、夕食の時間も8〜10時台と遅くなります。これは、「… 
- ●注意したい食事 - 〈洋風の食事〉 肉や卵、油などが多いため、カロリーや脂肪をとりすぎてしまい、肥満しやすくなる。 〈外食〉 レストランでの揚げ物や焼き肉など、油や肉類が多くなる。… 
- 気になる食品添加物 - 食品添加物の種類と表示のしかた 食品添加物とは、食品を製造・加工するときに、品質の改良・保存・向上などのために加えるもののことで、厚生労働大臣が指定した指定添加… 
- 食品の表示方法と安全な食べ方 - 日付表示 日付表示は、食品の保存期限のめやすとして表示されており、製造年月日、消費期限、賞味期限の3種類があります。ただし製造年月日は、現在は表示義務がないので… 
- 食中毒の注意 - 家庭での発生率が第2位 食中毒とは食べ物によって起こる病気のことで、細菌によるものがいちばん問題になります。O‐157による集団食中毒など、学校などで発生する… 
- ●食中毒を予防するポイント - 〈食品の買い方〉 なるべく新鮮なものを購入し、消費期限などの表示を確認する。肉や魚は個別の小袋に入れて持ち帰り、もちろん寄り道はしない。 〈食品の保存のしかた〉… 
- 病気のときの食事 - 食欲が落ちてもむりじいせず水分補給を心がけます 抵抗力の弱い幼い子どもほど、病気になるとガクッと食欲が落ちます。多少具合が悪くても、食欲があれば安心ですが、ぐ… 
- かぜをひいたとき - 主食にたんぱく質食品を加えます かぜのときは食欲の程度によって、消化がよく、栄養価の高いものをすこしずつ与えます。おかゆ、うどん、パンなどの主食に、卵、白身魚… 
- 熱があるとき - 食べられても少なめを心がけて 熱があると食欲が落ちるので、まず水分補給に努めます。熱が下がって食べられるようになったら、たんぱく質や、熱で消費するビタミンの補… 
- のどが痛いとき - 熱すぎ、酸っぱすぎを避ける かぜでのどが痛い期間は短いですが、痛みがあると食事がとれなくなるので、のどごしのよいものを与えるようにします。少量でも栄養価が高く… 
- せきがあるとき - のどを刺激するとせき込むことも かぜでのどがはれていると、ちょっとした刺激でせきがでて、嘔吐することもあります。せきがでているときは水分を与えてのどを潤し、の… 
- 吐いたとき - 市販の乳幼児用イオン飲料を利用 嘔吐が続くと、いちばん心配されるのは脱水症状です。はげしい吐きけがおさまったら、市販の乳幼児用イオン飲料を1さじずつ、数分おき… 
- 下痢をしたとき - 食品を選んで早期に食事を開始 下痢のときは、まず乳幼児用イオン飲料などで水分を補給し、早い時期から母乳やミルク、または食事をはじめたほうが回復も早まります。た… 
- 便秘のとき - 朝や日中に水分を多めに与える 朝の空腹時に水やミルク、牛乳を与えると腸への刺激ばかりでなく、水分補給にもなります。水分不足による便秘もあるので、水分は十分に与… 
- 口内炎のとき - 少量でも高カロリーのものを 口内炎ができると、食欲があっても痛くておっぱいが飲めなかったり、食事がとれなかったりします。薄味で水分が多く、やわらかくて、のどごし… 
- なぜ予防接種を受けたほうがいいのか - 予防接種はこわい感染症にかからないために受けます 世の中には、ポリオ、はしか(麻疹)、百日ぜき、破傷風など、かかると死亡したり、重い後遺症を残すこわい感染症が… 
- 予防接種の種類と予防できる病気 - 定期接種と任意接種がある 予防接種の制度には、定期接種と任意接種があります。 「定期接種」は、国がすすめて実施する予防接種(勧奨接種)で、種類と接種対象年齢が定… 
- 定期接種 
- BCG - 予防する病気 結核(「小児結核」)を予防します。結核は、結核菌が気道から侵入して肺に感染する病気で、せきと熱が続き、呼吸困難を起こし、全身状態を悪化させます。結… 
- 四種混合(DPT−IPV) - 予防する病気 ジフテリア(「ジフテリア」)、百日ぜき(「百日ぜき」)、破傷風(「破傷風」)、ポリオ(急性灰白髄炎)(「ポリオ(急性灰白髄炎)」)を予防します。… 
- ヒブワクチン【定期接種】 - 予防する病気 ヒブ(ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型:Hib)感染症を予防します。 ヒブとはインフルエンザ菌b型のことで、口や鼻などから吸いこむことで 感染… 
- 小児の肺炎球菌ワクチン【定期接種】 - 予防する病気 肺炎球菌感染症を予防します。子どもの多くは鼻やのどに肺炎球菌をもっており、抵抗力が弱くなっているとき、肺炎球菌の感染によって肺炎(「肺炎」)や細… 
- 日本脳炎 - 予防する病気 日本脳炎(「日本脳炎」)を予防します。これは、日本脳炎のウイルスをもったブタを刺したコガタアカイエカという蚊が人間を刺して感染させる脳炎です。 … 
- 任意接種 
- インフルエンザ - 予防する病気 インフルエンザ(「インフルエンザ」)を予防します。インフルエンザは、インフルエンザウイルスの飛沫感染によって起こる病気です。高熱が4〜5日続き、鼻… 
- ロタウイルスワクチン【任意接種】 - 予防する病気 ロタウイルス感染症(嘔吐と下痢)(「ロタウイルスによる胃腸炎(白色便性下痢症・乳児嘔吐下痢症)」)を予防します。 ロタウイルスは感染力が強く、発… 
- おたふくかぜ【任意接種】 - 予防する病気 おたふくかぜ(「おたふくかぜ(流行性耳下腺炎・ムンプス)」)を予防します。おたふくかぜは、ムンプスウイルスの感染によって起こり、感染力が強く、… 
- 水痘(水ぼうそう) - 予防する病気 水ぼうそう(「水ぼうそう(水痘)」)を予防します。水ぼうそうは水痘帯状疱疹ウイルスの感染によって起こる感染力の強い病気です。小さい水ぶくれが全身に… 
- 髄膜炎 - 予防する病気 髄膜炎(ずい・まく・えん)(「髄膜炎」)を予防します。髄膜炎では、発熱、はげしい頭痛、吐きけ、嘔吐が起こります。幼児期以降では、首のうしろの項部… 
- A型肝炎 - 予防する病気 A型肝炎(「A型肝炎」)を予防します。この病気は、A型肝炎ウイルス(HAV)に汚染された水や食品から感染します。また、感染した人の排便から、手… 
- B型肝炎 - 予防する病気 B型肝炎(「B型肝炎」)を予防します。この病気は、B型肝炎ウイルスをもつ人の血液や唾液などを介して感染します。お母さんがB型肝炎のキャリア(ウイル… 
- 前日までにすること 前日にすること - 自治体の接種体制を確認 赤ちゃんが生後2か月をすぎたら、各予防接種の対象年齢、日時、接種方法(集団か個別か)や、子どもの健康状態などを記入する予診票は、事前に… 
- 前日までにすること 前日にすること - 自治体の接種体制を確認 赤ちゃんが生後2か月をすぎたら、各予防接種の対象年齢、日時、接種方法(集団か個別か)や、子どもの健康状態などを記入する予診票は、事前… 
- 当日にすること - 子どもの体調をチェック 食欲やきげんなどがいつもとかわりないかどうか。せき、鼻みず、嘔吐や下痢がみられないかどうかをチェック。なんとなく元気がないときは、かぜ… 
- 受けたあとにすること - 接種後30分はようすを観察 接種による重症のアレルギー反応(「アナフィラキシー・ショック」)は、接種後30分以内に現れることがほとんどです。顔がはれたり、全… 
- 予防接種を受けられないときは医師と相談する - いつもとようすがちがう 熱がなくても、元気がない、食欲がない、せきをする、下痢気味など、親の目で見て、いつもとようすがちがうときは、接種はひかえたほうがよいで… 
- 予防接種に関する素朴な疑問 - Q任意接種は自費ですし、受ける必要があるのかどうか迷っています A予防できる病気は、積極的に予防接種を受けることをおすすめします 任意接種の対象の病気が、定期… 
- ホームドクターのみつけ方・つきあい方 - 子どもの健康を維持するための強い味方 子どもは、さまざまな病気を乗り越えながら成長していきます。とくに月齢の低い赤ちゃんの場合、突然病気になることが多く、周… 
- ホームドクターをみつけるポイント - ①近所で評判がよい 評判がよいというのは、よい医師を見分ける一般的な基準です。診察を受けた数人の意見を聞いてみましょう。ただ、平均点がよくてもその人にとってよい… 
- ホームドクターとのよいコミュニケーション - ①診療時間を守る 緊急のとき以外は診療時間をきちんと守ることがマナー。予約診療を行っている病院ではひとりが遅れると、みんなに迷惑がかかります。都合が悪くなった… 
- じょうずな診察の受け方 - 子どものようすがわかる人といっしょに受診する いつからどんな具合なのかをくわしく聞くことで、医師は診断のめやすがつくものです。保護者が子どもを連れていけなくて… 
- 薬の役目 - 子どもには、病気を自力で治す自然治癒力が大人以上にそなわっています。しかし、病気の勢いが体力を上回るほど強く、症状が悪化したとき、病気を治す手伝いをしてくれる… 
- 処方薬と市販薬のちがい - 医師の処方する薬の場合、その子の病気の症状や体質に合わせて、薬の種類や量を決めてつくられます。それだけに適切なききめが期待できます。 一方、市販薬は多くの人… 
- 薬の種類 - 薬には、内服薬(飲み薬)と外用薬(口から飲まず、貼ったり塗ったりする薬)、注射薬の3つのタイプがあります。 内服薬(飲み薬) 口から飲む薬を内服薬(経口薬)… 
- 薬の副作用 - 副作用の症状はいろいろ 薬は病気を治すために使われますが、どの薬も、いくつかのはたらきをもっています。このうち、求めている効果が現れるのを「作用」といい、体に… 
- 薬の併用と相互作用 - ほかに薬を使っていれば報告する 同時に複数の薬を服用することを薬の併用といい、この併用によって生じる作用を薬の相互作用といいます。 患者がほかの薬を服用して… 
- 薬を使用するときの注意 - 服用時間 病院で処方される薬は、体内で薬の成分が分解吸収される時間を計算したうえで服用時間が決められています。安全かつ効率よく薬の効果を得るためには、服用時間… 
- 日常よく使われる薬と栄養剤の使用上の注意 - かぜ薬 かぜの原因の多くはウイルスによるもので、ウイルスに対する特効薬はありません。いわゆる「かぜ薬」といわれているものは、かぜの症状を軽くする対症適応の薬の… 
- 妊娠中の病気と赤ちゃんの健康 - 妊娠中の病気が赤ちゃんに与える影響 妊娠して、おなかの中で日々赤ちゃんが成長していく約9か月間は、母体にもさまざまな変化が起きます。また、こん身の力をこめて… 
- 合併症妊娠の場合 - 持病のある人の妊娠・出産が可能になってきたとはいえ、病気によっては妊娠や出産がお母さんの生命にかかわることもあります。まず自分の体にとって妊娠・出産が可能かど… 
- 軽度の心疾患 - 体を休めて、流・早産、胎児機能不全を予防します母体への影響 ⇒ 妊娠すると、中期(妊娠5か月〜)以降はだれでも循環血液量がふえます。そのぶん… 
- 慢性腎炎 - 設備のととのった病院で妊娠・出産に万全を期します母体への影響 ⇒ 妊娠によって慢性腎炎が悪化することは少ないと考えられていますが、慢性腎炎が… 
- 気管支ぜんそく - ぜんそく発作が起こると危険なので薬を服用します 母体への影響 ⇒ 妊娠中に症状が軽くなる人、変わらない人、悪化する人といろいろです。軽症の場… 
- 糖尿病 - 健康な赤ちゃんを生むには血糖値コントロールが重要です 母体への影響 ⇒ 妊娠高血圧症候群(「妊娠高血圧症候群」)、羊水過多症(「羊水過多症・… 
- 甲状腺機能亢進症(バセドウ病) - 抗甲状腺剤の服用が赤ちゃんの異常を防ぎます母体への影響 ⇒ 妊娠高血圧症候群(「妊娠高血圧症候群」)や、甲状腺クリーゼ(頻脈、発熱、下痢、う… 
- 子宮筋腫 - 妊娠中は筋腫も大きくなるので流・早産に気をつけます 母体への影響 ⇒ 妊娠中は、ホルモンの影響によって筋腫も成長するので、おなかがつれるよう… 
- 卵巣のはれ - 手術しても胎児には影響ありません 母体への影響 ⇒ 「卵巣のはれ」には、卵巣の中の黄体に水がたまるルテイン嚢胞と卵巣腫瘍の2つの可能性が考え… 
- 子宮頸がん - がんの進行具合によっては正期出産が可能です 母体への影響 ⇒ 妊娠中に子宮頸がんが発見される頻度は1000~1200人に1人の割合といわれて… 
- 感染症の場合 - 妊娠中は抵抗力が落ちるため、感染症にかかりやすくなっています。かぜやインフルエンザなど、赤ちゃんには影響がない病気もありますが、風疹、水ぼうそう(水痘)、りん… 
- 風疹 - 妊娠5か月までに感染すると、先天性風疹症候群になるおそれが母体への影響 ⇒ 赤い発疹がでてリンパ節がはれ、発熱しますが、ふつう3日ぐらいで症… 
- 水ぼうそう(水痘) - 先天性水痘症候群や水ぼうそうになる可能性があります 母体への影響 ⇒ 大人になってから水ぼうそうにかかると重症になる傾向があり、水痘肺炎を起… 
- トキソプラズマ - 先天性トキソプラズマ症になる可能性があります母体への影響 ⇒ 発熱、発疹などが主症状で、ときに心筋炎などを起こします。 赤ちゃんへの影響&n… 
- 性感染症の場合 - 性交で細菌などに感染して起こる病気を性感染症(STD)と呼びます。昔からある梅毒などは減る傾向にありましたが、最近、また増加傾向にあるようです。そのほか、クラ… 
- 妊娠中の日常生活と赤ちゃんの健康 - 妊娠中は、「やっていいこと・いけないこと」のルールを守る 妊娠は病気ではありませんから、経過が順調なら生活スタイルを大きく変える必要はありません。といってもお… 
- ●薬の心配● - 影響のある時期 ⇒ 赤ちゃんは妊娠4週(2か月)のはじめころに中枢神経がつくられはじめ、9~12週(3~4か月)にはほとんどの臓器の原形がつ… 
- ●タバコの影響● - どんな影響? ⇒ タバコに含まれるニコチンなどの成分は、胎盤の血管を収縮させます。そのため胎児に酸素や栄養が届きにくくなり、赤ちゃんは胎内で… 
- ●お酒の影響● - どんな影響? ⇒ 胎盤にはフィルター機能があり、胎児に都合が悪いものは通過できないようになっているはずなのに、アルコールはとおしてしまいます… 
- ●太りすぎの影響● - どんな影響? ⇒ 妊娠中の太りすぎは、①妊娠高血圧症候群(「妊娠高血圧症候群」)になりやすい、②妊娠糖尿病(「糖尿病(妊娠中)」)になりやす… 
- ●レジャーなどの影響● - どんな影響? ⇒ 妊娠中、ショッピングや旅行などをしていけないことはありませんが、疲れやすかったり、トラブルが起きやすいのも事実です。妊娠中… 
- ●転倒・事故の影響● - どんな影響? ⇒ ふだんは羊水が外界からの衝撃をやわらげ、胎児を守っているので、ころんでおなかを軽く打ったくらいでは、胎児への影響はほとんど… 
- 妊娠中のトラブルと赤ちゃんの健康 - 多くのトラブルは予防が可能です 妊娠による変化にお母さんの体がうまく対応できないなどで、妊娠中に思わぬトラブルが起こることがあります。 妊娠初期(~4か月)… 
- 切迫流産・切迫早産 - 流産・早産にならないためには安静が大切 どんなトラブル? ⇒ 切迫流産は、妊娠22週(6か月)未満で、流産の兆しはあるけれど、まだ流産を止め… 
- 妊娠高血圧症候群 - 重症にならないために塩分をひかえ、体を休めますどんなトラブル? ⇒ 妊娠20週以降に高血圧(最高血圧140mmHg以上、最低血圧90mmHg… 
- 貧血 - 食事で鉄分を補い、胎児への悪影響を防ぎますどんなトラブル? ⇒ お母さんの貧血の多くは、血液をつくる主成分の鉄分が不足して起こる鉄欠乏性貧血… 
- 貧血予防・治療のためにとりたい食品 - 鉄分の多い食品〈ヘム鉄〉 体内での吸収率が10〜25%と高い鉄分です。 肉類(牛肉、豚肉、鶏肉、レバーなど) 青背魚類(カツオ、マグロ、サンマ、アジ、イワシ、サ… 
- さかご(骨盤位) - さかごの予防法はありません。さかご体操をして治します どんなトラブル? ⇒ 妊娠30週(8か月半ば)をすぎると、赤ちゃんは一般的に頭を下にし… 
- 多胎妊娠 - 妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、早産などに気をつけますどんなトラブル? ⇒ ふたご以上の妊娠を多胎妊娠といいます。最近は、不妊治療による多胎妊… 
- 前置胎盤 - 大出血を起こさないように注意しますどんなトラブル? ⇒ 正常の胎盤は子宮口から2〜4cm上につくのがふつうですが、子宮口をおおったり、一部に… 
- 常位胎盤早期剥離 - 兆候があったら一刻も早く病院へどんなトラブル? ⇒ 妊娠8〜9か月に起こりやすいトラブルで、突然、胎盤がはがれて出血し、おなかが持続的にはげ… 
- 分娩時のトラブルと赤ちゃんの健康 - トラブルが起きたときの対策を事前に知っておく お産のとき、どんなトラブルが起こるか、分娩前に予測することはできません。なかには妊娠中の太りすぎや体力不足が原因… 
- ●過期産● - 妊娠42週以降の出産を過期産といいます。妊娠42週をすぎると胎盤機能が衰え、羊水量も減ります。そのため胎児機能不全(胎児仮死)になったり、最悪の場合は子宮内胎… 
- ●微弱陣痛● - 赤ちゃんを生みだす陣痛が弱まって、お産がすすまなくなることを微弱陣痛といいます。原因は不明ですが、多胎妊娠、太りすぎ、巨大児、子宮筋腫があるなどの場合に多くみ… 
- ●過強陣痛● - 陣痛が異常に強い状態を過強陣痛といいますが、ほとんどは陣痛促進剤の使いすぎで起こると考えられています。 胎児が過強陣痛に対応して産道を下りれば短時間での出産に… 
- ●軟産道強靭● - 子宮口がかたくて、なかなか開かない、腟がかたくて赤ちゃんが下りてこられないといった状態を軟産道強靭といいます。難産になり、胎児機能不全(胎児仮死)が起きやすく… 
- ●児頭骨盤不均衡● - 母親の骨盤の内径より児頭が大きいと、赤ちゃんは産道を下りてこられません。この場合を児頭骨盤不均衡といいます。原因には、お母さんの骨盤がせまい、太りすぎて産道に… 
- ●回旋異常● - 生まれてくるとき、赤ちゃんは産道を4回旋して下りてくるのが正常ですが、うまく回旋できず、下りてこられない状態を回旋異常といいます。ふつう赤ちゃんは、あごを胸に… 
- ●臍帯巻絡● - へその緒が胎児の肩や首に巻きつくことを臍帯巻絡といいます。赤ちゃんの発育には影響ありませんが、分娩時に胎児が産道を下りるのがさまたげられ、出産時間がかかること… 
- 未熟児で生まれた赤ちゃんの健康とケア - 未熟児とは早産(早期産)児と低出生体重児のこと 未熟児という言葉は、現在、医学的には使われていませんが、一般的には、①在胎37週未満で生まれた早産(早期産)児… 
- 麻疹・風疹混合(MR) - 予防する病気 はしかと風疹を予防します。 はしか(麻疹) はしか(「はしか(麻疹)」)は、麻疹ウイルスが、せきやくしゃみなどによって人から人へと感染する病気です… 
- ロタウイルス - 予防する病気 乳幼児期(0〜6歳)にロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎(「感染性胃腸炎(感冒性胃腸炎)・ウイルス性胃腸炎」)を予防します。ロタウイ… 
- 小児用肺炎球菌 - 予防する病気 肺炎球菌という細菌にによって引き起こされる感染症を予防します。この菌は、集団生活が始まるとほとんどの子どもがもっているといわれるもので、おもに気道… 
- ヒトパピローマウイルス(HPV) - 予防する病気 子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因で起こるがんです。そのウイルスのなかでもとくに子宮頸がんの原因とされている… 
- 救命手当てと応急手当て - 子どもの死因、不慮の事故がトップ 子どもの急病や事故は、発育と密接に関連しています。0歳では、先天異常が死因の第1位ですが、1歳から14歳児では、不慮の事故が… 
- 手当ての援助を頼む - 周囲の人に助けを求める 子どもの生命を救うためには、一刻も早く救急処置を行うことが大切です。同時に、近くにいる人に助けを求めることも必要です。大声で「だれかきて… 
- 119番に通報する - 「救急」であることを告げる 119番に連絡がついたら、つぎのように対応してください。 ①電話がつながると、「火事ですか、救急ですか?」と応答があります。落ち着い… 
- 急病の子・けがをした子を運ぶ - なるべく動かさないで手当てを。人手をかけて運ぼう 急病の子どもやけがをした子どもは、なるべくその場を動かさないで手当てします。しかし、車道や火災現場など、手当… 
- 急病の子・けがをした子を寝かせる - 意識があっても、顔色などをよく見ましょう 意識があるときは、子どもにとってもっともらくな姿勢にして、安静にしましょう。 不安がる子どももいますので、子どもを… 
- 意識の有無を見分ける - 呼びかけて、意識があるかをみる 肩などを軽くたたきながら、耳元で「〇〇ちゃん、だいじょうぶ?」「どうしたの?」などと声をかけます。軽くつねって反応をみるのも1つ… 
- 呼吸の有無を見分ける - 気道とは 鼻からのど、気管をへて肺までの空気のとおり道を気道といいます。 気道がふさがっていると、呼吸をすることができません。気道を開放する方法を気道確保と呼… 
- 人工呼吸を行う - 呼吸をしていなければ、胸骨圧迫、人工呼吸を行います。1歳以上の子どもに行う人工呼吸 1歳以上の子どもの場合は、口対口人工呼吸を行います。 ①気道を確保する … 
- 胸骨圧迫を行う - 呼吸や反応がないときは、胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸を行います。胸骨圧迫を行う部位をさがす 1歳以上の場合 ①圧迫する部位をさがす 胸骨圧迫で圧迫す… 
- 胸骨圧迫+人工呼吸 - 人工呼吸と胸骨圧迫を組み合わせて行う 呼吸や反応がない場合は、人工呼吸と胸骨圧迫を交互に行います。人工呼吸を省略して胸骨圧迫のみ行っても効果はあります。 16歳… 
- 大出血を止める - 大出血したとき 出血があるときは、動脈からの出血か静脈からの出血かを判断します。傷口から鮮紅色の血液が勢いよくピュッ、ピュッと吹きだしているときは、動脈からの… 
- 事故とけがの応急手当て - 乳幼児に対しては、安全チェックを怠らず大人が目を離さないことが肝心です。それでも、だれに、いつ、起こるかわからないのが、事故やけがです。万が一のときのために、… 
- 救急車の呼び方 - ①火事ではなく、病気か、けがで救急車が必要であることを伝えます。②氏名と場所を告げ、目標物を知らせます。住所は、かならず市・区から番地、部屋番号などまで正確に伝… 
- 公衆電話からの救急車の呼び方 - NTT公衆電話/緑色 ⇒ 受話器をとり緊急通報用ボタンを押すと、お金やカードを入れなくても通話状態になるので、119番をプッシュします。NT… 
- 乳幼児の事故防止10か条 - 1960年以降、0歳を除いた小児の死因の第1位は不慮の事故です。先進国のなかでも、わが国の乳幼児の事故による死亡率は高く、これは、とても残念なことです。 事故… 
- 室内の危険をチェック - 大人にとって安全と思われる家の中も、乳幼児にとっては危険がいっぱいの場所です。寝てばかりいる時代から、寝返りをうち、ハイハイをし、つかまり立ち、あんよと、そ… 
- 屋外の危険をチェック - 外で体を動かしたり遊ぶことは、小さい子どもたちにとって楽しいひとときでしょう。 しかし屋外の開放的な雰囲気に、大人の注意も散漫になりがちです。子どもと屋外で行… 
- 事故とけが・応急手当て早見表 - 誤飲〔すぐにすること〕なにをいつ? 量は? 吐かせる・吐かせない? をチェック ⇒ すぐ病院へ 〔参照〕「誤飲の応急手当て」 溺れた 〔すぐ… 
- 誤飲の応急手当て - 未知のものは乳幼児の興味の対象、なんでも口に入れたりします。取り乱さず、冷静に対処しましょう。 すぐにすること ・意識はどうか、なにを、どれぐらいの量、いつ飲… 
- 誤飲・応急手当て早見表 - 受診のめやす 吐かせてはいけないグループは、すぐに受診が必要です。吐かせるグループも、吐かせたあと、または吐けなかったときにはすぐに受診します。ようすをみるグル… 
- 状況別 事故とけがの応急手当て - 緊急時、とりあえずすぐにしなければいけない手当てを、状況に応じて知っておくことが大事です。 
- 溺れた - すぐにすること・助けを呼び、救急車やAED(自動体外式除細動器)の手配をします。同時に意識・呼吸・反応があるかどうかを確認します。 図「意識がなければ胸骨圧迫」… 
- やけどをした - すぐにすること ・すぐ流水で冷やします。 冷やすのは、熱傷による皮膚の症状の進行をくい止めるためです。ですから、即、冷やすことが大事です。 図「流水で冷やす①… 
- けいれん・ひきつけ - すぐにすること ・まず衣服をゆるめ、安静に寝かせます。 突然のことであわててしまいがちですが、けっしてゆすったり、大声で名前を呼んだりせず、静かに寝かせます。… 
- 熱中症 - 暑さで体温のコントロールができなくなり、熱が体内にこもってしまうと発症します。強い直射日光での場合は日射病、閉め切った部屋や車の中など、高温で起これば熱射病と… 
- 感電した - コンセントやコードのそばで、子どもが倒れていたり、ふるえていたら、感電が疑われます。 すぐにすること ・電源を切ります。 びっくりして、そのまま子どもを抱… 
- しもやけ・凍傷 - しもやけになった 肌が冷たい空気に長時間さらされて、血行が悪くなると起こります。 ・乾いた布でマッサージします。 図「乾いた布でマッサージする」 血行がよくな… 
- 湯あたり・脳貧血 - なにかの理由で血圧が下がると、脳の血流が減少して、冷や汗がでたり、動悸がしたりして、目が見えなくなり、うずくまるように倒れたりします。 たとえばお風呂の中で… 
- ガス中毒 - 一酸化炭素中毒 ガス・石油など暖房器具の不完全燃焼、あるいはガス漏れ事故で起こります。また一酸化炭素は、車の排気ガスにも含まれているので、エンジンをかけたまま… 
- 薬品などのガスを吸う - 塩素ガスを吸った 次亜塩素酸ナトリウムを含むトイレ漂白剤や排水パイプ洗浄剤などと、酸性タイプのものを混ぜると、塩素ガスが発生します。目や鼻、気管粘膜などの湿っ… 
- 乗り物酔い - 乗り物酔いは、起立性調節障害(「起立性調節障害」)を起こしやすい人や、平衡感覚中枢の感覚が弱い人がなりやすいものです。一度酔うと、また酔うのではという精神的不… 
- 食中毒 - 原因となる細菌やウイルス、またはその毒素が食品を介して体内に入り、胃腸などに障害を起こさせるもの(「食中毒による急性胃腸炎」)。障害の程度や症状がでるまでの時… 
- 食中毒のおもな症状とその原因 - ウイルス・細菌によるもの 感染型 ノロウイルス(小型球形ウイルス) 下痢、腹痛、嘔吐、軽い発熱などをともないます。冬場に多発し、カキやアサリなどの二枚貝が原因… 
- ヘビにかまれた - 野山、海などでは、いつ動植物の被害にあうかわかりません。ヘビにかまれるというのもその1つです。 すぐにすること ・毒ヘビかどうかを判断します。 毒ヘビかどう… 
- かぶれた - 毒虫にふれた 毒のある虫の毒液が皮膚につくと、赤くはれ、水疱になったりします。 すぐにすること ・こすらず、水で洗い流します。 図「毒液を水で洗い流す」 けっ… 
- 刺された - ハチ、アブに刺された すぐにすること ・毒針を取り除きます。 図「毒針を取り除く」 皮膚に針が残っていることがあります。大きいものはとげ抜きでとります。小さいも… 
- 動物にかまれた - イヌにかまれたすぐにすること ・傷口を洗います。 図「傷口を洗う」 皮膚がはがれていなければ、よく洗い流します。傷口にガーゼやラップなどをあてて、乾燥させないよ… 
- 鳥につつかれた - 鳥に目をつつかれた 最近では、住宅地にもカラスやハトなどがふえており、ペットではない鳥につつかれる被害も多いようです。 すぐにすること ・きれいなガーゼやハン… 
- 切り傷・すり傷・刺し傷 - 切った 切り傷は、刃物でなくて紙や植物の葉でもできます。その緊急性は、出血の度合いで決まります。 すぐにすること ・傷口を直接押さえて圧迫止血します。 血が… 
- 骨折した - 骨折は、そのとき音がしたりしてわかることもあります。しかし、骨折かどうかわからなくても、痛みの程度が強くて、はれや、変形があったら、骨折を疑ってみます。 すぐ… 
- 副木のあて方 - 部位にふさわしい副木のあて方 骨折は固定が大事ですので、副木が必要になります。しかし、すぐに救急車を呼ぶなどの対応ができる場合は、そのままで待ち、むりに副木を… 
- 交通事故 - わが子が目の前で道路に飛び出し事故にあう、ほかの子どもの事故に遭遇する、自分が事故を起こしてしまうなど、交通事故はいつ起こるかわかりません。そんなときの基本的… 
- 災害(火事・地震・水害など) - 子ども連れで逃げるときの危険を避けるポイント 火事の場合 気道熱傷や煙による窒息など、子どもは大人より被害を受けやすいので、注意します。 図「火事の場合」 … 
- 部位別 事故とけがの応急手当て - けがの部位により、手当ての注意点がちがうこともあります。部位ごとにポイントをまとめました。 
- 頭を打った - 頭を打つ事故は、乳幼児には多くみられます。ほとんどは大事にはいたりませんが、子どものようすや経過をしっかり観察することが必要です。 すぐにすること ・意識があ… 
- 首・背中を強く打った - 首や背中を強打すると、首や背中の中央をとおっている神経(脊髄)が傷つけられ、両手足のまひを起こすことがあります。すぐに救急車を呼びますが、以下はそんなときの注… 
- 胸を打った - ふつうの生活のなかでは、子どもには少ないけがといえますが、車に乗っていて急ブレーキがかかったときなどによく起こります。ときには遊んでいてボールが胸に強くあたっ… 
- おなかを打った - 子どもには、頻度の少ないけがですが、内臓破裂などの強い障害を与える腹部打撲の場合もありますから、子どものようすには注意します。 すぐにすること ・意識はしっか… 
- 腰を打った - 小さい子どもでは少ないけがですが、学童期以降、スポーツをしているとき、また転倒・転落事故で腰部を強打することがあります。 すぐにすること ・意識をみて、呼吸や… 
- 陰部を打った・傷つけた - ボールが飛んできたり、公園で遊具にぶつかったり、案外、陰部を強打するけがは多いようです。 すぐにすること ・冷たいタオルで冷やし安静にします。 図「陰部を打っ… 
- 指をけがした - ドアにはさんだ 指をドアにはさんだり、引き出しにはさんだりするけがは、乳幼児に多く起こります。とくに、車のドアが閉まる瞬間は思いがけないほど大きな力が加わり、大… 
- 爪をけがした - はがれた 爪は、甘皮の奥のほうの指骨に近いところにある爪母という部分で増殖して先端に押し出されます。はがれたり、外傷を受けても爪母が残っていれば、爪は再生されま… 
- 肘を脱臼した・肩を強く打った - 肘内障 乳幼児は、腕を強く引っぱられると肘を脱臼することがあります。よく肘が抜けたといわれますが、これを正確には肘内障といいます。乳幼児の上肢の脱臼ではほとん… 
- 足をねんざした - 急激な力が正常な運動範囲を越えて加わり、足首がねじれたり伸びすぎたりすると、関節を支えている靭帯が伸びたり、切れてしまいます。これがねんざです。 すぐにするこ… 
- アキレス腱が切れた - 急に大きな力がアキレス腱にかかった場合、切れることがありますが、15歳以下の子どもでは、かなりまれです。 図「アキレス腱とは」 アキレス腱とはふくらはぎの腓腹… 
- 肉離れ・こむら返りを起こした - 肉離れ 急に筋肉に負担がかかったときなどに起こります。発症部位は太ももやふくらはぎが多く、筋を包む筋膜だけが損傷する、筋線維が断裂する、出血をともなうなど、い… 
- 目に異物が入った - ゴミ・砂が入った すぐにすること ・こすらず涙といっしょにだします。 図「目に異物が入った①」 刺さったりしていなければ、異物感があるのをちょっとがまんして目を… 
- 耳に異物が入った - 虫が入った すぐにすること ・ベビーオイル、サラダオイルなどをたらします。 図「耳に異物が入った①」 オイルをたらすと、虫が耳の中で窒息死して浮き上がります。そ… 
- 鼻に異物が入った - 上の子が下の子に、あるいは、乳幼児が自分で、おもしろ半分におもちゃの部品や、豆などを鼻に押し込んでとれなくなる事故はよくあります。 小さなものを床に落とした… 
- 鼻血がでた - 子どもの鼻血の大半は、鼻の穴をいじりすぎたり、鼻をかみすぎたり、強く打ったときなどに起こり、重大な原因によるものはまれです。 すぐにすること ・鼻をしっかりつ… 
- のど(気道)に異物がつまった - のどをつまらせ、いまにも窒息しそうなようすのとき 突然せき込んだり、ゼーゼーいったり、顔が青白くなったりすることがあれば、なにかをのどにつまらせて、呼吸ができ… 
- 口の中をけがした - 舌や唇を切った 外側から強い衝撃を受けたりして、舌や唇を歯で傷つけ、出血することがあります。 すぐにすること ・顔を前に傾け、血液を飲み込まずに吐き出させます… 
- 救急箱の中身 - 子どもとの暮らしは、予期せぬできごとの連続です。いざというときにあわてないように最低限必要な薬、救急用品をそろえておきましょう。 そろえておきたい薬品 図「そ… 
- 子どもの病気の特徴と見分け方 - 日ごろの観察が子どもの病気を発見するきめ手 赤ちゃんや小さな子どもは、体調が悪くても言葉で伝えられないので、病気の発見がむずかしいといわれます。けれども小さ… 
- 退院~1か月健診までの赤ちゃん 全身状態チェックポイント - 新生児期は、あまり病気にかからない時期。気になる症状があれば、迷わず受診を 赤ちゃんの心配な病気や異常は、生まれてすぐに病院で行われる検査などで発見されます。… 
- 健診前でもこんな症状が現れたら病院へ - 赤ちゃんが病気のときには、以下にあげる全身状態の異変があります。へんだなと思ったら、生まれた病院か小児科で受診を。 ①38度以上の熱がでた 発熱で多い原因は… 
- 生まれたばかりの赤ちゃん ちょっと気になる体の心配 - 赤ちゃんが元気であれば、まず心配いりません。成長とともに治るものがほとんどです 新米ママにとっては、赤ちゃんの体に起こるどんな事柄も、大きな心配ごとになりま… 
- 全身状態の見分け方と対処法 - 【全身状態がよい】とは 子どもが元気でよく食べ、よく遊び、よく眠れていれば、個々の症状が強くても、重い病気という心配はまずありません。診療時間内に受診すればだ… 
- 1歳までの赤ちゃん - 発熱、下痢、嘔吐などの症状があってもあわてないで。急いで病院へ連れていくかどうかの判断は、それぞれの病気の症状の強さより、全身状態のよし悪しがめやすになります… 
- 2~3歳まで - 小さな子どもは「どこがどのように痛い」のか、じょうずに伝えられません。また「ポンポンが痛い」といっても、実際には痛む場所がちがうこともあります。親が全身状態を… 
- 4~6歳まで - 年長の子どもには、「見て」「聞いて」「さわって」、子どものようすをチェックしましょう。 年長児になると、自分の体調を親に伝えられるようになります。子どもの… 
- 7~15歳まで - 学童期、思春期は「心の問題」から、体の不調を訴えることもでてきます。 このころになると、病気に対する抵抗力もついてくるので、幼児期ほどひんぱんに病気にかか… 
- 高熱がでた! - 病院にいくまで①熱をはかります 子どもに熱がありそうなときには、まず体温をはかって確認します。 赤ちゃんや幼児は、つぎのようなようすがみられるときに、発熱し… 
- ぐったりしている! - 病気になると元気がなくなりますが、ぐったりしていて、顔色や呼吸のようすもおかしいというときは、なんらかの異常が起こっていると考えます。 すぐにつぎの点をチェ… 
- 吐いた! - 病院にいくまで ①吐きそうなときは、吐きやすい姿勢にして 吐きけがあるときにいちばん心配なのは、吐いたものが気管に入って、窒息事故を起こすことです。 子ども… 
- 下痢をした! 腹痛がある! - 病院にいくまで(赤ちゃんの場合) ①全身状態、ほかの症状をチェック うんちは、かならず全身状態とあわせてみます。きげんが悪い、発熱や嘔吐をともなうなど、気にな… 
- ひきつけ(けいれん)を起こした! - 高熱をだすと、ときどき体をぴくぴくさせることがありますが、これは熱のために体が敏感になっているせいで、ひきつけとはちがいます。 ひきつけとは、つぎのような状態… 
- 熱をだしたとき - 37.5度までは、平熱の範囲 子どもの体温は大人とくらべてやや高めです。個人差はありますが、赤ちゃんや幼児は37.5度、学童期からは37.3度くらいまでは、平… 
- 頭が痛いとき - 急を要する病気かどうかは、全身状態を見きわめて判断を 頭痛は、さまざまな原因で起こります。子どもで多いのは、かぜの症状の1つとして起こる頭痛ですが、髄膜炎(「… 
- ホームケアのポイント ●頭が痛いときの対処法 - 安静にして寝かせる 静かに寝かせましょう。空気が汚れていると、頭痛がひどくなることがあります。窓をあけて、新鮮な空気を取り入れてください。 図「頭が痛いときの… 
- おなかが痛いとき - 全身状態や、ほかの症状の有無、腹痛の程度などをまずチェック おなかが痛くなる子どもの病気は、腸重積症(「腸重積症」)など重大な病気から、放っておいても治ってし… 
- ひきつけたとき - ひきつけが何分続いたかが、病気発見の重要な手がかりに 子どもが体を硬直させたかと思うと、白目をむいてふるえだし、呼んでも反応がない……ひきつけは突然こんなふうに… 
- 吐いたとき - 赤ちゃんは、吐きやすい胃の構造をしています 大人は、吐くことなどめったにないので、子どもが吐くとそれだけで驚いてしまいます。しかし嘔吐は、赤ちゃんや子どもによく… 
- めまいがしたとき - 体のバランスを保つ機能がうまくはたらかないとめまいが起きます 私たちがまっすぐに立ったり、歩いたりできるのは、体を平衡に保つ機能が備わっているからです。 そ… 
- ホームケアのポイント ●めまいを起こしたときの対処法 - その場でしゃがませる 図「めまいを起こしたときの対処法」 歩行中なら、まず安全な場所に立ち止まらせてください。そして、目を閉じさせて、その場にしゃがませるかす… 
- 赤ちゃんの泣く理由 - おっぱい、おむつ替え、だっこ……それでも赤ちゃんが泣きやまないときは、こんなことが原因かもしれません。 泣く理由ケース① 泣き方のようす さし迫った泣き方で泣く… 
- 眠りが気になるとき - 乳幼児期は、眠りに関する心配事が起こりやすい時期です 眠りにはとても個人差があります。とくに睡眠リズムが確立されていない乳幼児期は、夜ぐっすりと眠る子、眠ら… 
- 発疹がでたとき - 発疹がでるのは皮膚のトラブルか感染症が原因のことがほとんど 子どもの肌は敏感なので、ちょっと汗をかいたり、空気が乾燥しただけでも、かぶれたり、あせも(「あせも… 
- ホームケアのポイント●皮膚のトラブル対処法 - 感染症が疑われる際の受診の注意 感染症を疑って受診するときは、ほかの子どもにうつさないように、受付に申し出て、指示にしたがいます。 感染症と診断されたら、多く… 
- 頭髪・爪が気になるとき - 原因や症状はさまざま。異常のようすやほかの症状に注意 頭髪や爪に異常が現れる原因は、寝具とのまさつや、くつによる締めつけなどの、外的な要因で起こるものもあれば… 
- 顔色がへんなとき - 顔色はひとりひとりちがいます 顔色には個人差があります。元気で、食欲もあり、きげんがよいなら、体質的なものです。ただし、慢性の貧血(「赤血球の病気(貧血)」)… 
- 便秘しているとき - 回数や間隔のほか、かたさにも注意 排便は個人差がありますが、いつもより間隔があいたり、便がかたくて排便時に不快感をともなうのが便秘です。 排便の回数が、2日… 
- ホームケアのポイント ●便秘の予防法 - 食生活の改善が第一 便秘は、排便がスムーズにできるように便をやわらかくし、便秘にならないよう予防することが第一です。便がかたくなると、排便時に痛んだり、肛門が… 
- 便がゆるい・下痢をしているとき - ウイルス感染が下痢のおもな原因 子どもの下痢のおもな原因は、ウイルス感染です。ロタウイルスや腸管アデノウイルスなどの胃腸炎ウイルスに感染した場合だけでなく、か… 
- ホームケアのポイント●下痢をしているときの食事 - 消化のよいものを少しずつ 食欲がなければ、むりに食事をさせる必要はありません。脱水症状を起こさないよう、乳幼児用など月年齢にあったイオン飲料や麦茶、湯ざまし、白… 
- 呼吸が苦しそうなとき - 子どもは大人より呼吸数が多い 子どもは、大人にくらべて気道が細く、肺も小さいので、呼吸数が大人より多めです。 安静時の1分間の正常な呼吸数のめやすは、新生児… 
- ホームケアのポイント ●呼吸が苦しいときの休ませ方 - 衣類をゆるめ、らくな姿勢に 呼吸が苦しそうなときは、衣類のボタンをはずしたり、おむつをゆるめるなど、体を締めつけないようにします。寝かせるより、だっこしたりす… 
- せきがでたとき - すぐに「かぜ」と決めつけないで 子どもがせきをすると、まっ先にかぜを疑いがちですが、せきは、ちょっとした気温や湿度の変化、ほこりを吸い込んだときにもでます。 … 
- ホームケアのポイント ●せきがでたときの休ませ方 - 上体は起こすとらく せき込んだときは、赤ちゃんや幼児なら縦抱き、大きい子ならすわらせて、背中をさすってあげましょう。 寝かせるときは、折りたたんだふとんなど… 
- リンパ節がはれたとき - リンパ節は体のバリア 足のつけ根や首のうしろなどで皮膚の下にグリグリと豆のような感じにふれるものがリンパ節です。 ふだんは、はっきりふれることができないこと… 
- おしっこがへんなとき - 頻尿、乏尿、血尿、たんぱく尿、排尿痛のどの症状があるか 排尿の異常は、大きくわけると、回数が多くなる頻尿、回数や量が減る乏尿、血が混ざる血尿、たんぱくがでるた… 
- ホームケアのポイント ●尿路感染症のときの対処法 - 保温と水分補給を 熱が高くなければ、体が冷えないように保温を心がけます。 膀胱炎や尿道炎のような尿路感染症と診断されたときは、水分を多めにとり、たくさんおし… 
- ホームケアのポイント ●男性器のケア - 包皮をそっと押し下げてやさしく洗う 赤ちゃんや幼児のほとんどは、包茎のため、亀頭と包皮のあいだに汚れ(恥垢)がたまってしまい、不潔になりがちです。しかも汚い… 
- ホームケアのポイント ●女性器のケア - 毎日の入浴で清潔に 女の子の外陰部は、うんちやおしっこで不潔になりがちです。しかも、大人の女性のように腟を細菌から守ってくれるはたらきをする菌がないので、細菌… 
- 目のようすがへんなとき - 赤ちゃんは目やにがでやすい 赤ちゃんは鼻涙管がせまいので、涙が鼻にスムーズに流れず、目やにがよくでます。多くは成長とともに落ち着きます。一時的なもので、量も多… 
- ホームケアのポイント ●目やにやかゆみの対処法 - 清潔なガーゼでそっとふきとる 図「目やにの対処法」 目やには煮沸消毒したガーゼか、滅菌ガーゼを指に巻きつけるようにするか、三角に折って、その先端でやさしくとっ… 
- ホームケアのポイント ●耳のケアと心配 - 耳あかはむりにとろうとしない 耳あかは、むりにとらなくても、自然に耳の穴の出口のほうに押し出されてきます。耳の穴の出口に押し出されてきたものを、そっと取り除く… 
- 耳のようすがへんなとき - 赤ちゃんは耳の痛みを訴えられないのでしぐさに注意 子どもは、中耳炎(「中耳炎」)や外耳道炎(「外耳道炎(外耳道湿疹・急性限局性外耳道炎)」)を起こしやすく、… 
- 鼻のようすがへんなとき - 鼻みずや鼻づまり、くしゃみは病気以外の原因でも起こる 子どもは、鼻の粘膜が敏感なので、ちょっとした気温差やほこりなどの影響を受けやすく、すぐ鼻みずがでたり、… 
- 口の中がへんなとき - 子どもの食欲が落ちたときは口の中をチェックして 手足口病(「手足口病」)やヘルパンギーナ(「ヘルパンギーナ」)、口内炎(「口内炎」)など、口の中に発疹ができた… 
- ホームケアのポイント ●口内炎があるときの対処法 - 口あたりのよいものを少しずつ 口内炎があると、おっぱいやミルク、食べ物や飲み物がしみます。水分もとれなくなると、脱水症状になる心配があるので、水分だけはしっ… 
- 突発性発疹 - 38~39度の発熱があり、3~4日して熱が下がると、顔や腹部からはじまって全身に赤い細かい発疹がでます。かゆみはなく、2~3日で消えます。 背中の発疹 写真「… 
- はしか(麻疹) - 発病して2~3日後に口の中にコプリック斑がみられ、4日後くらいから顔や胸にノミに刺されたような発疹がでて、数と大きさを増しながら広がります。 コプリック斑 写… 
- 風疹(三日ばしか) - 急な発熱とともに顔や胸、腹部に細かい発疹が現れ、腕や足に広がります。症状は軽く、3~4日で、順次、発疹は消えていきます。 目の結膜の充血 写真「風疹(目の結膜… 
- 水ぼうそう(水痘) - 急に発熱し、赤い小さな丘疹が顔や胸からはじまり全身にまばらにでます。小豆くらいの水疱となり、やがて膿疱となって、2~3日でかさぶたになります。 胸部の発疹 写… 
- りんご病(伝染性紅斑) - 熱がでないことも多く、顔、両手足、臀部に発疹がでます。胸部や腹部、背中にはみられません。かゆみをともなうこともあります。 ほおの発疹 写真「りんご病(ほおの発… 
- 手足口病 - 手のひらや指、足のかかと、口の中などに、水疱性の発疹が現れ、破れることはなく2~3日で消えます。かゆみや痛みはありません。 口の中の発疹 写真「手足口病(口の… 
- 咽頭結膜熱(プール熱) - 急に高熱がでて、同時にのど(咽頭)が赤くはれて痛み、結膜炎が生じて白目が真っ赤になります。3~4日で熱は下がり、1週間くらいで、症状がおさまります。 咽頭のは… 
- 川崎病 - 高熱がでて2~3日すると体じゅうに発疹がでて、手足や唇がパンパンにはれ、白目が充血します。熱の上昇期にはリンパ腺もはれます。 全身の発疹 写真「川崎病(全身の… 
- 乳児湿疹 - 写真「乳児湿疹」 ほおや額を中心に、かゆみのある赤いぶつぶつ(丘疹)が多数でます。丘疹どうしがくっつき、悪化すると小さい水疱や膿疱が混じります。 
- おむつかぶれ - 写真「おむつかぶれ」 汗や尿、便などが原因で、おむつのあたる部分に赤い丘疹や斑ができます。悪化すると、ジクジクしたり、ただれて広がります。 
- 貨幣状湿疹 - 写真「貨幣状湿疹」 貨幣(コイン)のような円形の赤いブツブツ(丘疹)です。とてもかゆく、かきこわすと黄色の浸出液がでてジクジクします。 
- 乳児脂漏性湿疹 - 写真「乳児脂漏性湿疹」 頭や顔、髪の毛の生えぎわなどに細かい白色や黄色いふけ、あるいは脂っぽいかさぶたのようなものがつき、ベタベタしてきます。 
- じんま疹 - 写真「じんま疹」 虫刺されのようなふくらみ(膨疹)が急にでて、強いかゆみをともないます。膨疹どうしがくっついて広がることもあります。 
- 伝染性膿痂疹(とびひ) - 写真「伝染性膿痂疹(とびひ)」 顔や手足など全身に水疱ができます。水疱は破れると中の浸出液がでて、体のあちこちに飛び火してうつっていきます。 
- アトピー性皮膚炎 - 写真「アトピー性皮膚炎①」 写真「アトピー性皮膚炎②」 乳児期のアトピー性皮膚炎。おでこや目のまわり、ほおに赤いブツブツができ、それが水疱になり、浸出液がでて… 
- 小児期アトピー性皮膚炎 - 写真「小児期アトピー性皮膚炎(膝の裏側)」 写真「小児期アトピー性皮膚炎(肘の裏側)」 写真「小児期アトピー性皮膚炎(顔)」 皮膚が乾燥してかゆみが増すため、… 
- 熱傷様皮膚症候群(SSSS) - 写真「熱傷様皮膚症候群(SSSS)」 全身の皮膚が赤くなります。やがてそこが水疱になり、全身にやけどをしたように皮がむけてただれ、はげしい痛みをともないます。 
- 単純疱疹(単純ヘルペス) - 写真「単純疱疹(単純ヘルペス)」 初感染のときは、高熱やリンパ節のはれなど全身症状がみられ、1~2mmの小さい水疱がかたまってできます。 
- カポジ水痘様発疹症 - 写真「カポジ水痘様発疹症」 単純性疱疹が広い範囲に出現したもので、赤い水疱が多数でます。水疱が集合して膿疱化し、潰瘍になることもあります。アトピー性皮膚炎の人… 
- いぼ(尋常性疣贅) - 写真「いぼ(尋常性疣贅)」 手足の甲や指、爪のまわり、肘、膝がしらなどによくみられます。直径2~10mm大に盛り上がり、色は肌色~灰色で表面はザラザラして、か… 
- 体部白癬(ぜにたむし) - 写真「体部白癬(ぜにたむし)」 体幹、四肢に周囲が堤防状に盛り上がった丸い斑ができ、遠心状に広がります。中心は一見治ったかに見えます。 
- 水いぼ(伝染性軟属腫) - 写真「水いぼ(伝染性軟属腫)」 真ん中がえくぼのようにへこんだ光沢のある丘疹が全身に多数できます。つぶすと、白いかゆ状の汁がほかの皮膚につき広がります。 
- 円形脱毛症 - 写真「円形脱毛症」 突然、頭髪部に丸いはげができます。大きさや数はさまざまで、多発して髪の毛が全部ぬけてしまうこともあります。 
- 乾癬 - 写真「乾癬」 境目のはっきりした赤い斑ができ、その表面についた白銀色の角質がぽろぽろとはがれるのが特徴です。遺伝的な体質が原因といわれています。 
- 足白癬(みずむし) - 写真「足白癬(みずむし)」 趾間型足白癬です。足指のあいだの皮膚がむけて、角質が白くふやけたり、ただれたりします。夏季に悪化します。 
- 皮膚カンジダ症 - 写真「皮膚カンジダ症(指のあいだ)」 写真「皮膚カンジダ症(頸部のくびれ)」 写真「皮膚カンジダ症(おむつのあたるところ)」 おむつのあたるところや頸部のくび… 
- 太田母斑 - 写真「太田母斑」 青色と褐色が入り混じった境界の不明瞭なあざで、顔の片側の目のまわりからほおにかけてできます。 
- 蒙古斑 - 写真「蒙古斑」 腰やおしりのまわりにみられる平らな灰青色のあざで、形、大きさ、数はさまざま。ほとんどが自然に消えます。異所性蒙古斑「異所性蒙古斑」)は蒙古斑よ… 
- 色素性母斑 - 黒色か褐色のあざで、剛毛がはえたものもみられます「色素性母斑」巨大色素性母斑「巨大色素性母斑」)は、長径が20cm以上の黒あざで、まれに悪性のことも。 
- 扁平母斑 - 写真「扁平母斑」 平らで盛り上がりのない茶褐色のあざで、大きさや形はさまざまです。このあざが6個以上みられるときは、遺伝性の病気が疑われます。 
- サーモンパッチ - 写真「サーモンパッチ」 紅鮭の身のような色をした平らなあざで、額の中央や上まぶた、上唇の上などにみられます。多くのものが、3歳ころまでに自然に消えます。 
- ウンナ母斑(サーモンパッチ) - 写真「ウンナ母斑(サーモンパッチ)」 サーモンパッチと同じ、平らな淡紅色のあざで、うなじにできたものをいいます。これは、大人になっても残ることが多いものです。 
- いちご状血管腫 - 写真「いちご状血管腫」 皮膚の上にいちごをのせたような赤あざです。生後2週間から1か月ごろに現れ、しだいに大きくなったあと、自然に消えます。 
- 単純性血管腫 - 写真「単純性血管腫」 盛り上がりのない平らな赤いあざで、生まれたときからみられます。体のどこにでもできます。このあざは、早めの治療が有効です。 
- 白色便性下痢症(乳児嘔吐下痢症) - 写真「白色便性下痢症(米のとぎ汁状の便①)」 写真「白色便性下痢症(米のとぎ汁状の便②)」 ロタウイルスの感染により、冬から春先にかけて起こりやすい病気です。… 
- 胆道閉鎖症 - 写真「胆道閉鎖症(クリーム色の便)」 肝臓でつくられた胆汁の通り道がふさがっている病気。生後間もなく発症することが多く、皮膚や白目が黄色くなる黄疸症状とともに… 
- 細菌性腸炎 - 写真「細菌性腸炎(血液が混じった便)」 細菌やその毒素が混ざった食べ物を食べた場合、腸に炎症が起きて便に血液が混じったり、血液そのものがみられることがあります… 
- 血液の混じった下痢便 - 写真「血液の混じった下痢便」 カンピロバクターやO-157などの腸管出血性大腸菌による大腸炎のときに、血液の混じった下痢便がでることがあります。 
- 腸重積症 - 写真「腸重積症(イチゴジャムのような便)」 腸の一部が、腸の中にもぐりこんだ状態になります。イチゴジャムのような便が特徴。発見が遅れると手術することもあります… 
- 消化不良による下痢便 - 腸が未発達な赤ちゃんは、はじめての食品を食べただけで下痢をすることがあります。消化されずに、食べ物がそのままでてくることもありますが、ほとんど心配いりません。… 
- あまり心配のいらない便 - 赤ちゃんの便は、ミルクでも母乳でも、腸内にとどまる時間によって緑色になったり、ときには白っぽくなることもあります。腸の中にガスがいっぱいたまっていると便が緑色… 
- 母乳便・ミルク便 - 赤ちゃんの便はゆるゆるですが、母乳便にくらべるとミルク便のほうがややかたさがあります。成長とともにかたくなっていきます。色は、母乳便のほうがやや黄色味が強いよ… 
- むし歯 - 写真「むし歯」 もっとも進行したC[ ⇒ 4]というレベルのむし歯です。歯冠のほとんどが失われ、根だけが残った状態で、一部歯根が露出してい… 
- ほ乳びん齲蝕 - 写真「ほ乳びん齲蝕」 ほ乳びんでジュースなどを飲み続けたことによって起こる、ひどいむし歯です。上顎すべての歯にわたり、歯冠が崩壊しています。 
- 叢生(乱ぐい歯) - 写真「叢生(乱ぐい歯)」 あごの大きさと歯の大きさの調和がとれないことがおもな原因の不正咬合。この場合、上下の犬歯が、唇側に転位しています。 
- 反対咬合 - 写真「反対咬合」 一般に「受け口」といわれるかみ合わせです。正常なかみ合わせとは逆に、下の歯列が上の歯列にかぶさった状態になっています。 
- 上顎前突(出っ歯) - 写真「上顎前突(出っ歯)」 上の前歯が極端に前に突き出しています。そのため、口を閉じたとき、上下の唇を合わせにくくなります写真「上顎前突(口を閉じたとき)」 
- 開咬 - 写真「開咬」 上下の奥歯をかみ合わせたとき、前歯がかみ合わずにあいた状態になっています。指しゃぶりなど後天的要因の強い不正咬合です。 
- 交叉咬合 - 写真「交叉咬合」 上の歯列と下の歯列が横にずれています。この場合は極端ではありませんが、正中線(前歯の真ん中)がずれているのがわかります。 
- アフタ性口内炎 - 写真「アフタ性口内炎」 下唇の内側に白い円形の潰瘍が見えます。口唇内側にかぎらず、口腔内の粘膜全般に発生し、くり返すことが多いものです。 
- 地図状舌 - 写真「地図状舌」 舌の表面に白い部分と赤い部分ができて、まだらになっています。見ため以外には、痛みも機能的な問題もないので心配いりません。 
- 口角炎 - 写真「口角炎」 口角(上下の唇の境目)に炎症がみられます。発熱など、ちょっとした体調の変化で、くり返し起こることがあります。 
- 舌小帯強直症 - 写真「舌小帯強直症」 舌小帯(舌の裏側にあるヒダ)が、舌先まで付着し下顎前歯の裏に固定されています。ほ乳や発音に影響がある場合は手術が必要。 
- 上唇小帯肥厚 - 写真「上唇小帯肥厚」 上唇小帯(上唇中央からのびているヒダ)が通常より長く、歯肉まで達しています。手術が必要か否かは、前歯4本が永久歯に生えかわってから判断し… 
コラム
- 新生児落屑は心配いりません
- 出生前診断の進歩で治療も早くなりました
- 妊娠中の感染に注意したい風疹とりんご病
- 米国と日本でちがうはしか(麻疹)の患者数
- 妊娠初期の感染は、先天性風疹症候群の可能性も
- 学校感染症の場合は、欠席にならない
- りんご病・手足口病と登園・登校
- 劇症型A群溶連菌感染症
- 海外旅行で流行地から輸入してくる感染症
- 感染症法の対象疾患
- 感染症を予防するペットとのつきあい方
- 夏かぜの症状は口内炎、発疹などいろいろです
- 睡眠時の無呼吸は肺や心臓への合併症を引き起こすことも
- ゼロゼロ(ゼコゼコ)しやすい赤ちゃん、だいじょうぶ?
- 突然、呼吸が速くなる過換気症候群(過呼吸症候群)
- せきがでやすい子は、体質なの?病気なの?
- 口の中にもチアノーゼがみられたら先天性心疾患の可能性が
- 病気ではないのに心雑音が聞こえることがあります
- 血圧低下により、起立性調節障害などを引き起こします
- 消化管異物
- 食中毒を予防する食品の取り扱い
- 血便の種類と消化管の病気
- 母体のB型肝炎検査
- 大泉門の異常と閉じる時期
- てんかんに似た意識障害やけいれんの発作のある病気
- テレビやテレビゲームで起こる光過敏性てんかん
- 失神・脳貧血
- ストレスからも起こる片頭痛
- レット症候群
- 子どもの腎不全の治療は腹膜透析(CAPD)が中心
- 性感染症(STD)
- 親の愛情が極端に不足すると、子どもは低身長になります
- 月経の異常は女性ホルモンの分泌異常が原因
- インスリンの治療が必要な子は、低血糖への対策も重要
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		尋常性病だれ+坐 瘡(にきび)
- 単純性粃糠疹(はたけ)
- 柑皮症はカロテンの沈着が原因
- 足指の小さな変形
- 子どもに起こるいわゆる腰背痛
- 原因のない胸痛
- 全身の骨の形成障害の病気
- 挫傷と挫創のちがい
- 骨折の後遺症にみられる外反肘・内反肘
- 内科的スポーツ障害を防ぐ
- 子どもをスポーツによる障害から守るために
- むし歯を積極的に予防する方法
- 歯列矯正の時期
- 言葉を正しく発音できない構音障害
- 唇顎口蓋裂のケア
- 中耳炎のあとはいつからプールに入れるの?
- 子どもの鼓膜裂傷に注意!
- 耳の形態異常
- 耳あかは放っておけば自然にでてきます
- 鼻みずの色のちがいと正しい鼻のかみ方
- アデノイド、口蓋扁桃の切除手術はするべき?
- 屈折異常とは
- 早期発見・早期治療で視力発達をうながす
- 希望とともに今後の研究が待たれる遺伝子治療
- 副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)は、年齢や症状に合った強さのものを使います
- 生活面でのアレルゲンの回避
- アナフィラキシー・ショック
- 安静にするとは?
- 思春期に多い食行動障害(摂食障害)
- 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
- ボーダーライン・チャイルド
- 精神療法と行動療法
- 相談機関・受診機関
- 化学物質過敏症はアレルギー疾患の1つ
- スポーツ(イオン)飲料は、たくさん汗をかいたときに有効
- 寒さで体温が奪われて起こる偶発性低体温症
- 入院にあたり、事前に医師に確認しておくこと
- 入院必需品リスト
- 親はじょうずな息抜きも必要です
- セカンド・オピニオンについて知っておきましょう
- うつ伏せ寝は医師のOKをもらってから
- 早産で生まれた子の月数は出産予定日を基準にする
- 赤ちゃんの育つ力を信頼して
- 成長が減速する時期
- アドバイスをしてくれるパパがベスト
- 寝返りとおすわりのメカニズム
- 赤ちゃんに夜泣きがはじまったら
- むし歯予防はガーゼで拭き、イオン飲料は避けて
- ふれあい遊びとはじめての絵本
- あんよがはじまるのは1歳3か月ごろまででOK
- 事故の防止対策と受動喫煙
- はじめてのくつを選ぶ
- お父さんと遊ぶの大好き
- かんしゃくを起こしたら
- 下に赤ちゃんが生まれたら
- こんな遊びで手先を器用に
- 3年保育に入れる?
- 子どもにもある心身症
- このころの友だちとのつきあい
- 乱暴な言葉づかいにどう対処?
- はじめての学校生活
- 男の子、女の子のちがい
- ギャングエイジ
- そろそろ必要?家庭での性教育
- 父の役割、母の役割
- 異性とのつきあい
- 小児慢性特定疾患医療とは
- サイレントベビー
- だっこのすすめ
- 母子健康手帳、活用のすすめ
- 働くお母さんの愛情表現
- 健診を受ける病・医院の選び方
- 小学生の腰痛と肩こり
- 子どもの体力低下
- 校医にいわれて気になること
- 思春期早発・遅発症
- ●二次性徴出現時期の異常
- 若年化する月経困難症
- 心の問題と体のトラブル
- 幼稚園にいきたくない
- 感染症で家族が注意すること
- 車の中に子どもを放置しない
- 夏のアウトドアで注意したいトラブルと事故
- 読書や音楽鑑賞のすすめ
- 家族で温泉旅行もいいけれど……
- 受験勉強が追いこみの季節。体調には十分配慮して
- 感染症にかかったときの小児科のかかり方
- ベビーカーの安全な使い方
- 慢性疾患をもっている子どもの旅行
- 飛行機の中で耳がキーンとなるのはなぜ?
- 子連れ海外旅行にはパッケージ・ツアーが便利
- どうしてもでかけなければならないときの対処法
- 子どもの歯医者さんのじょうずなみつけ方
- フッ素塗布や歯みがき指導も受けられる定期検診のすすめ
- 家庭でできるむし歯の早期発見法
- 仕上げみがきのポイント
- 染め出し液でみがき残しをしっかりチェック
- じょうずに利用したいキシリトール
- 唾液の強力パワーを味方に
- 偏食の多い子の食事のくふう
- 食べ物による事故は1歳代がいちばん多いので注意
- 食物アレルギーを予防する食事
- 夜間・休日診療はどうする
- 「ようすをみましょう」の意味は?
- 漢方薬の使用は医師の指示で
- 赤ちゃんに影響のないインフルエンザ感染と高熱
- 出生前診断は十分に話し合う
- 電磁波の胎児への影響は不明
- 前期破水は早産の原因に
- 子宮内胎児発育遅延とは?
- 羊水過多症・過少症はまれ
- 胎児機能不全への医学的な対応
- 帝王切開でも赤ちゃんは元気
- 公衆電話・携帯端末での通報のしかた
- 担架の代用品と簡易担架のつくり方
- 毛布で保温して寝かせる
- 回復体位で窒息を防ぐ
- 直接口をつけずに人工呼吸ができる用具
- 部位別にみた止血法
- 三角巾・包帯の代用品とじょうずな使い方
- 中毒110番
- ひどい日焼けをした
- 乳幼児に多くみられるけいれん
- 乳幼児突然死症候群
- O−157について
- 野外で注意の必要な虫類
- 野外で注意の必要な植物
- 野外で注意の必要な刺す虫
- 注意の必要な磯や海の生き物
- 赤ちゃんが骨折した場合
- 副木に利用できるもの
- 乳幼児の頭を打つ事故
- 指を切断されたとき
- 気管異物と食道異物
- 解熱剤の使い方

 
     
 
    




 
