★1歳の子。偏食のうえに小食で栄養不足が心配
1歳台は「食べない時代」といわれるほど、こういう悩みをもつお母さんは多いようです。
食欲にも個人差があって、生まれつき小食という子もいます。発育がその子なりに順調で、本人が元気であれば、あまり神経質になる必要はありません。すこししか食べないからと、好きなものばかり与えたり、むりじいすることのないようにしましょう。
毎回の食事が楽しくなるようにくふうして、それでも食べなければいったん片づけ、おなかがすいたようならもう一度食べさせてみましょう。栄養のバランスは1週間単位で考えてもだいじょうぶです。
食欲を高めるためには、三度の食事時間を規則正しくし、外で十分に運動させて、自然に食欲がでるようにすることも大切です。
★遊び食べがひどい
図「無題」
ひとり歩きができるようになると、食事中にあっちにいったり、こっちにきたり、ひと口食べては食べ物をかきまわしたり、茶わんやおもちゃで遊んだり、ということがよくあります。このころはまだ食べることより、ほかの気になることがつぎつぎと見えてきてしまう時期なのです。食べないからと、いつまでもだらだらと食べさせたり、遊んでいるのに、むりに口に押し込んだりするのはやめましょう。追いかけてまで食べさせる必要もありません。
なんとか食べさせようと躍起になるより、食事のときには子どもと楽しくいろいろな話をしましょう。
親にとっても子どもにとっても、楽しい食卓で、生活全体を潤いのあるものにしてあげましょう。
★トイレに連れていってもでない
トイレトレーニングをはじめたばかりのころは、トイレに誘ってもでないことは多いものです。トイレやおまるに誘うのは、ここで「おしっこをすること」を教えるためだと思ってください。いったんトレーニングパンツにしたものを、またおむつにもどすのも問題ありません。ともあれ、食事の前後、外出時や寝る前など、きりのよいときに、1日何回か、トイレやおまるに誘うことを根気よく続けます。トイレやおまるにすわるのが楽しいような雰囲気をつくってあげましょう。
★2歳の女児。おしっこがでる前に教えてくれない
おしっこがでたことを教えられるようになっても、でる前に教える段階にいたるまでに何か月もかかる子はたくさんいます。けっしてしからないようにしましょう。
「今度はでる前に教えてね」という努力を続けてください。ちゃんと教えられたら、思い切りほめてあげます。
おむつはとるものではありません。「いつかかならずとれるもの」と考えて、おおらかにかまえていましょう。
★3歳の女児。昼間、ひんぱんにトイレに通う
おしっこが近い「頻尿」の多くは心因性のものです。トイレのしつけが少々きびしすぎたり、幼稚園のバス旅行などで自由にトイレにいけず、おしっこのことが気になったり、あるいは、下の子が生まれた、引っ越しをしたなど、心理的な負担が原因となることが多いようです。神経が緊張し、すこしの膀胱のはりでもおしっこがしたくなるのです。まずは子どもの不安や緊張の原因を取り除いてあげましょう。
もし、遊びに熱中しているときや、夜、眠っているときでも何度も起きてトイレにいくようなら、膀胱炎(「膀胱炎」)などの病気も考えられます。小児科での検査が必要です。
★3歳になっても夜、ひとりで寝られず、泣いて目を覚ます
睡眠の自立は、自分からすすんでひとりで寝るようになったときをいいます。泣いて目を覚ますのが毎晩であるようなら、まだひとりで寝るのにはむりがあるのでしょう。
きたえたから、自立ができるというものでもありません。「ひとりで寝たい」というまで、もうしばらくつきあってあげましょう。
★子どもの「なぜ?」にどう答えたらいい?
図「無題」
どんな質問でも、子どもは真剣に聞いていますので、お母さんやお父さんも、まじめに答えてあげましょう。生返事をしたり、質問をばかにしたり、笑ったりしては、子どもの気持ちが満足しませんし、聞こうとする意欲も伸びなくなります。
子どもの知っている言葉で、納得できるように話しましょう。適切な答えがみつからないときは、「〇〇ちゃんはどう思う?」と質問を返して考えさせたり、いっしょに百科事典で調べてみてもよいでしょう。
要は子どもが満足すればよいのです。子どもはかならずしも正確な答えや科学的な答えを求めているわけではありません。おとぎ話のように、夢のある答えでもよいのです。あまりむずかしく考えず、子どもとのコミュニケーションを楽しむつもりで、つきあってあげましょう。
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