新生児メレナ(しんせいじめれな)

どんな病気?


生後5日くらいまでに消化管出血(吐血または下血)や頭蓋内出血を起こします。

症状


吐血や下血を起こします。皮下出血や臍出血、まれに頭蓋内出血を起こすこともあります。大量に出血する場合は、死亡することもあります。
 新生児メレナには真性と仮性があり、仮性は分娩時に母体の血を飲んだために吐血や下血を起こすものです。検査で血液に含まれるヘモグロビンが成人のものか新生児のものかでわかります。仮性であれば治療の必要はありません。

原因


血液の凝固に必要なビタミンKの欠乏症が原因です。新生児はビタミンKの蓄えが少なく、腸内細菌からの自力供給もすぐには行えず、母乳にも含まれる量が少ないために、ビタミンK欠乏症になりやすいのです。

治療


真性の場合、ビタミンK2の投与、輸血などを行います。現在は出生直後、退院時、1か月健診時の3回、予防的にK2シロップを投与しているため、発症例はかなり減少しています。

ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。

掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

今すぐ病院検索&予約
待ち時間なくラクラク受診♪

近くの病院を探す

関連するキーワード

出血 血を吐く ビタミンK欠乏 赤ちゃんの吐血 赤ちゃんの下血 新生児メレナ 吐血 下血

関連記事

「1か月健診」
ベビカム医学辞典
powerd by babycome