1か月健診(いっかげつけんしん)

気になる症状をピックアップ


 先天的な異常や病気の発見、母乳の飲み方や体重増加、排泄などの気になることをピックアップして、医師は今後の健診の参考にしていきます。
 またこの健診は医師、保健師といった育児の応援団に出会う機会でもあります。慣れない育児で心配なことや気になることは遠慮なく相談しましょう。

医師がみるポイント


全身状態などをチェック


 身長・体重・胸囲・頭囲の計測、心音、肺の音、呼吸状態、大泉門の開き具合、四肢の動き具合、姿勢、顔つきなどをみます。また、目にペンライトで光を当てたり耳元で拍手をして、大まかに視力と聴力を調べます。この健診では、母乳のビタミンK不足による頭蓋内出血の予防のために、ビタミンKのシロップを飲ませます。

反射をみる


 神経系に異常がないか、以下のような反射(「新生児期の体と心の発達と日常のケア/原始反射がみられる」)をみます。

①把握反射

 手のひらに親指をあてて、握り返すかどうか。

②モロー反射

 頭や背中を持ち上げ、急に離したときの手の動き。

③引き起こし反射

 手を引っぱり引き起こしたときの頭や手、足の動き。
引き起こし反射などをみる

④ランドー反射

 おなかを支えて水平にしたときの頭や足の動き。これらの反射があれば、正常に育っている証拠。なければ脳に障害がある可能性があります。

おっぱいを吸う力をみる


 体重増加が悪い場合は、母乳やミルクの飲み具合を聞いて、場合によってはその場で実際に飲ませます。飲ませ方に問題があるときは、正しい飲ませ方を指導します。

股関節脱臼をみる


 赤ちゃんの両足をM字に曲げて、ベッドに押しつけるようにして広げます。開き方が悪くても股関節脱臼(「先天性股関節脱臼」)とは特定できず、3~4か月健診までようすをみることもあります。

おへそをみる


 へその緒がとれたあとがジクジクしていたり、出血があれば治療します。

斜頸をみる


 耳のうしろと鎖骨を結ぶ筋肉にしこりがあると、その方向に首がまわらず、頭が斜めに傾きます。このように斜頸(「筋性斜頸」)気味でも、多くは成長とともに自然に治ります。

口の中をみる


 口の中に白いコケのようなカビ(鵞口瘡(「鵞口瘡(カンジダ性口内炎)」))が生えていないか、のどが赤くはれていないかをみます。
 また、歯ぐきに白いかたまり(真珠腫)や、歯(魔歯)がみられる子どももいますが、多くは心配ありません。

おなかをさわる


 おなか全体をさわって、内臓の大きさをみながら、腫瘍と思われるようなしこりがないかをチェックします。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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