筋性斜頸(きんせいしゃけい)

どんな病気?


首を一方向にばかり向けて眠り、首筋をさわると、顔を向ける側と反対側の首にしこりがあります。

症状


生後4~5日めころから、首の片側にしこりができ、それがだんだん大きくなります。そのため、赤ちゃんはしこりがあるほうと反対側に顔を向け、首はしこりのある側に傾きます。
 向きを変えても、また同じ方向に顔を向けます。

原因


首の筋肉の胸鎖乳突筋にしこりができるため、筋肉が短縮して、斜めに首が向きます。しかし、なぜしこりができるかは不明です。

治療


しこりは生後3週間くらいがもっとも大きく、その後は、だんだん小さくなり、90%は1年くらいで消えていきます。受診して経過をみます。マッサージをしてはいけません。斜めを向く姿勢がそのまま残っているときは、胸鎖乳突筋の腱を切る手術を行います。

家庭でのケア


バスタオルを束ねて、顔を向けている側の背中から臀部にかけてあて、体をすこし斜めにすると、頭が反対方向に向きやすくなります。あるいは、ときどきベッドの位置を変えて、頭が東側を向いていたら、今度は西側を向くような位置に寝かせます。
 また、赤ちゃんが興味をもつおもちゃを顔を向ける側と反対に置いたり、つるしたりすると、反対側にも向くようになることがあります。このようにして、頭の変形を予防します。

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