母乳とミルクの与え方
授乳の前にかならずおむつをチェックし、ぬれていたら替えてから与えましょう。石けんで手を洗い、清潔なガーゼで乳首と乳輪部を拭いて、赤ちゃんの口へ乳首をまっすぐ入れ、乳輪部まで深く含ませます。ミルクの場合は、乳首にミルクを満たすようにほ乳びんを傾けてから、母乳と同じように赤ちゃんの口に乳首を深く含ませます。
授乳の姿勢

肘の内側で赤ちゃんの首を支え、もう一方の腕でおしりを支えます。お母さんは背すじを伸ばしましょう。
目を見て

母乳、ミルクのいずれも赤ちゃんの目を見つめ、やさしく話しかけながら飲ませます。
授乳後は排気を

赤ちゃんのあごを肩にのせ、背中を軽く下から上へとさすります。
おむつのあて方・替え方
泣いたらおむつをチェックします。おしりの下に手を差し入れておしりを持ち上げます。両足を片手につかんで持ち上げると、股関節脱臼の原因になることがあるので避けます。おしっこの成分を残さないようにおしり拭きできれいにし、便の場合は、やわらかい布をお湯で絞って前からうしろへ拭き、皮膚のくびれも広げながら拭きます。
替え方

おしりを下から持ち上げ、おむつを差し入れます。
男の子

便の汚れはくびれ部分もきれいに。
女の子

おしりを拭くときは前からうしろへ。
紙おむつの扱い方

テープは股にフィットするように腰の位置で止めます。

捨てるときは小さくたたんでテープで止め、ポリ袋に密封します。

紙おむつは高分子吸収体がおしっこをゼリー状にかため、防水シートがもれを防ぐしくみ。
おふろの入れ方
まず、ベビーバス、洗面器、石けん、湯温計、バスマット、バスタオル、沐浴布、ガーゼ、綿棒、爪切り、ヘアーブラシ、白湯、着替え用の衣服などのおふろ用品を準備します。着替えの上におむつを置き、バスタオルを広げます。
室温は24℃、湯温は夏は38℃、冬は40℃ぐらいに。赤ちゃんをお湯に入れたら5~10分ほどで手早くすませます。時間をかけすぎると赤ちゃんが疲れます。おふろのあとは母乳、ミルク、白湯などを与え、水分を補給します。

抱き方・寝かせ方
首がすわっていない生後3か月ぐらいまでは、赤ちゃんの首を支えて横に抱きます。寝かせるときも赤ちゃんの首を支えておしりから下ろし、最後に頭をつけます。4か月をすぎて、首がすわったら赤ちゃんの体を立てて、たて抱きにしてもOK。お母さんの体に密着させると赤ちゃんは安定します。
横抱き(0~3か月)
①頭の下に両手を差し入れ、片方の手で首のうしろを支えます。

②もう一方の手でおしりを支え、お母さんの体に密着させて抱きます。

たて抱き(4か月から)
①両わきの下に両手を差し入れます。

②両わきを支えて、お母さんの膝にすわらせます。

③片腕におしりをのせて体を支え、一方の手でわきの下を支えます。

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