大出血したとき
出血があるときは、動脈からの出血か静脈からの出血かを判断します。傷口から鮮紅色の血液が勢いよくピュッ、ピュッと吹きだしているときは、動脈からの出血です。また、暗赤色の血液が流れ出ているときは、静脈からの出血です。
どちらでも大量に流れ出ているときは大出血と判断します。
出血性ショックは早く医師へ
全身の血液の3分の1が流出すると、生命が危険にさらされます。
とくに、脈が弱くて、1分間に120回以上になり、顔面が青白くて冷や汗をかいているとき、呼吸が浅くて速いときは、出血性ショックといって、非常に危険な状態です。救急車を呼んで、一刻も早く医療機関へ運ぶ必要があります。
傷口を圧迫する
①傷口に、清潔な布(ハンカチ、ガーゼ、三角巾など)を直接あてて、上から強く圧迫します(直接圧迫止血法)。
手近になにもない場合は、手のひらで直接圧迫してください。なかなか止血しないようなときは、救急車を手配して、病院に急ぎましょう。
②傷口を心臓より高い位置にすると、止血効果が高くなります。
③包帯があれば、ガーゼや布の上から巻きます。血が止まる程度に圧迫できればよく、あまり強く巻きすぎないようにします。
止血できていても、包帯をとらないで医療機関を受診してください。
原則として、出血が止まるまで圧迫を続けます。直接圧迫止血法で止血できないときは、従来は止血帯を使った止血法を行うことになっていました。
しかし、止血帯による止血法は、神経や筋肉を損傷する危険性があるため、現在は推奨されていません。
図「直接圧迫止血法①」
図「直接圧迫止血法②」
図「直接圧迫止血法③」
図「直接圧迫止血法②」
図「直接圧迫止血法③」
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