リンパ節は体のバリア
足のつけ根や首のうしろなどで皮膚の下にグリグリと豆のような感じにふれるものがリンパ節です。
ふだんは、はっきりふれることができないことも多いのですが、体の中に入った細菌が全身に広がらないようにするはたらきをしています。
子どものリンパ節は、とくに活発にはたらき、かぜなどをひいたときや、けがによる傷や湿疹、むし歯などでも細菌に感染すると、リンパ節がはれることはよくあります。はれの原因が推測できるときは、あまり心配はいりません。
ただし、なんらかの細菌に感染してからリンパ節がはれるまで、1~2週間くらい間があるので注意が必要です。
グリグリが動くかどうかをチェック
リンパ節がはれたときは、さわって痛みがあるか、リンパ節が動くかをチェックします。はれの原因が思いあたり、グリグリがよく動くときは、大きさが変化したり、痛みや発熱などほかの症状がでないか注意しながらようすをみます。
受診する
発熱や痛みなど、ほかの症状がある
はれたリンパ節をさわると痛がったり、熱があるときは、リンパ節が炎症を起こしています。悪化して、化膿性リンパ節炎(「化膿性リンパ節炎」)になると、症状が長引くので、早めに受診します。
発熱のほか、発疹や白目の充血、イチゴ舌などの症状があるときは、川崎病(「川崎病(心臓・血管)」「川崎病(アレルギーと免疫異常)」)なども疑われます。
大きくはれて変化しないとき
急にリンパ節が大きくはれ、グリグリが動かず、大きさが1週間しても変化がないときは、悪性リンパ腫(「悪性リンパ腫」)のときもあります。至急受診します。
また、首の前方のリンパ節と扁桃がはれ、高熱が続き、リンパ節のはれの大きさが変化しないときは、伝染性単核症(「伝染性単核症」)が疑われるので、早めに受診します。
痛むときは冷やして
図「無題」
リンパ節がはれているだけなら、大きさの変化やほかの症状に注意し、痛むときは冷やします。はれが続くときは、念のため小児科を受診。
医師に伝えたいこと
痛みはあるか
ほかの症状があるか
はれは動くか
大きさの変化はどうか
はれはいつごろからか
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。