骨折(こっせつ)

症状・原因


外側から直接あるいは間接的に強い衝撃が加わって、骨のつながりが途中でとだえてしまうのが骨折です。骨折部分は痛み、はれて動かすことができません。
 損傷がひどいときには、骨の近くをとおっている血管や神経を傷つけることもあります。
 子どもの骨折は、骨に弾力があり、骨膜が厚いので、ポキッと完全に折れてずれができることは少なく、多くが連続性のある骨膜下骨折です。
 若木のようにしなる若木骨折や、その部分が圧迫されて盛り上がる隆起骨折の形が多いのが特徴です。
 また、ごくまれに骨折によって、骨を成長させる骨端軟骨板が損傷することがあります。その場合は、数年後に骨が変形することがあります。
 子どもの骨は血流がよいのが特徴で、回復は非常に速く、大人の3分の1から3分の2くらいの期間で骨はくっつきます。
 さらに子どもの骨は、骨のくっついた部分に多少のずれがあっても、成長とともに自然に矯正する能力が高いので、心配はいりません。
 しかし、関節のそばの骨折では、あとになって成長障害を生じることもあります。とくに、上腕骨顆上骨折や、上腕骨外顆骨折では、内反肘(「外反肘・内反肘」)や偽関節などの変形をともなうことがあり、のちに手術をしなければならないこともあります(「偽関節」)。
図「牽引治療」
上腕骨骨折では、骨と骨にずれがでないように整復後、腕をつる。
図「子どもの骨折」
図「子どもの骨折の種類」
グラフ「おもなスポーツ外傷・障害の頻度」

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