3〜4歳(さんからよんさい)

体質的な個性がはっきりし、親は病気の予防やケアに慣れてくる時期

 3歳になると、皮膚が乾燥気味だとか、かぜをひくと「ヒューヒュー・ゼーゼー」いいやすい、特定の薬を飲むと下痢や便秘をする、といった体質的な個性が、これまでよりもさらにはっきり現れます。
 それにともない、お母さんも子どもとつきあううちに、こうした症状に対するケアや予防法がわかるようになってきます。
 日常生活では、寝る時間と起きる時間が安定し、うんちがでなくてもトイレにすわる習慣がつくようになったり、1日の生活リズムができてきます。

みつかりやすい体のトラブル


 脳性まひ(「脳性まひ」)、熱性けいれん(「熱性けいれん」)、精神遅滞(「精神遅滞(知的障害)」)、言語症(「言語症」)、栄養や発達上の問題など。

この時期に気になること


第一次反抗期がはじまったの?


自我が芽生えてきた証拠。成長を喜ぶつもりでおおらかに見守るように


 この時期は、なんでも自分でちゃんとできないと、ふてくされたりきげんが悪くなったりします。これは自分でなんでもやれるという目標をもち、それに挑戦する意欲が育ってきた証拠です。大好きなお母さんからちょっぴり自立しようという成長のサインでもあり、母子関係がちゃんとできている証拠とみてよいでしょう。

とびひや水いぼの予防法は?


手洗いと爪切りをひんぱんにして、皮膚を爪でかかないように注意


 とびひ(「伝染性膿痂疹(とびひ)」)は、幼児がかかる代表的な病気です。体に破れやすい水ぶくれや化膿した傷ができ、ここには細菌が多数います。爪でひっかくと水ぶくれや傷の中の細菌が指や爪につき、その手で体のほかの場所をひっかくと、爪についた細菌が入り込み、別の場所に新しい水ぶくれができ、どんどん広がります。
 とびひになったら爪を短く切り、かかないようにします。予防には爪切りや手洗いが有効で、水いぼ(「水いぼ(伝染性軟属腫)」)の場合も同じです。
 よくプールでの感染がいわれますが、プールの水を介して感染することはありません。ただし、直接肌がふれあうと感染しますので、プールの利用は治るまで避けてください。

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