女の子
★小さめに生まれ、生存率は高い
男の子にくらべて、女の子は出生率が低く、生存率は高いという特徴があります。これは女の子のほうが遺伝的な病気が少ないこと、抵抗力が強いことが理由ではないかといわれています。
誕生直後の身長、体重は男の子より小さいのですが、それが成長や発育に影響することはありません。この差はお母さんのおなかの中にいる妊娠28週のころからすでに現れ、8〜9歳ごろまで続きます。しばらく両者の差は平行線をたどり、10〜11歳のころは女の子のほうが身長、体重ともに男の子を上まわる傾向があります。しかし、12歳ごろから再び男の子のほうが大きくなり、15〜16歳のころには身長で約10cm、体重で約7kgほどの差が生じます。
女の子は8〜9歳ごろからしだいに丸みをおびた体つきになり、やがて胸もふくらんできて月経がはじまります。
男の子
★大きく生まれて男らしい体つきに
個人差はありますが、男の子のほうが女の子より、平均して身長で0.5〜1cm、体重で約100gぐらい大きく生まれます。その理由ははっきりしないのですが、男らしい体つきになるために、すでにこのころから性ホルモンが作用しているのかもしれません。
体は大きめに生まれても、男の子特有の遺伝的な病気があったり、抵抗力が弱くて感染症にかかりやすかったりするなどの傾向がみられます。このため、男の子は体が弱くてすぐに病気をするから育てにくいなどといわれます。しかし、乳児期のころは精神的な面で男女のちがいはありません。
体の優位性は、10歳ぐらいまで続き、一時期、逆転されることもありますが、12歳ごろから再び男の子のほうが大きくなります。
第二次性徴期を迎え、身長が急に伸びるころには筋肉が発達し、体毛も濃くなり、男らしい体つきに近づきます。
図「身長・体重の発育のようす(女の子)」図「身長・体重の発育のようす(男の子)」
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