思春期早発・遅発症(ししゅんきそうはつしょう)

図「無題」 思春期の開始は女子のほうが男子よりも2年早く、小学校4〜5年生ごろからはじまります。乳房がふくらみはじめ、なかには月経がはじまる子もいます。ふつう、乳房の発育、陰毛、腋毛の発生は中学卒業までには完了します。
 男子は、小学校6年生〜中学1年生ごろからはじまり、高校卒業までに終了します。
 女子の場合は乳房の発育開始を思春期の開始とするため、比較的観察しやすいのですが、男子は精巣(睾丸)の容量が4mLを超えたときと規定されるため、把握するのが困難です。
 また、これが早すぎたり遅すぎると、なんらかの病気や異常があると考えられます。たとえば、小学校に入学した時点で、女子の乳房発育がみられたり、小学校3〜4年の男子にニキビや声がわりが現れれば、思春期早発症とみなします。
 その一方で、中学2、3年で女子の乳房発育がみられなかったり、男子でニキビや声がわりがみられない場合を思春期遅発症とみなします。
 しかし、これらを客観的に見きわめるのはむずかしく、くわしい診断にはホルモン検査が必要になります。
 いずれにしても、疑問や心配があるときは、一度、かかりつけの小児科医に相談してみることです。

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