5~6年生(ごからろくねんせい)

体と心が発達し、第二次性徴を迎え、親への依存が少なくなる


 このころから第二次性徴が現れます。女子は10歳ごろから乳房が大きくなり、多くは初潮がみられます。男子は12歳ころから精巣や陰茎が大きくなり、陰毛がみられる子どももいます。
 体の発達とともに心の発達もめざましく、親への依存が少なくなります。多くのことが自分でできるようになり、親にとってはさびしい気もしますが、成長を喜びあたたかく見守りましょう。
 また、塾や習い事に通い、中学を受験する子もいます。なかには毎日の過密なスケジュールをこなす子どももいて、それによるストレスから体調をくずすことがあります。
 生活習慣に支障をきたすような過密なスケジュールは見直して、すこしゆとりをもった生活に変えることも考えましょう。

この時期に気になること


Q.決まった友だちとしか遊ばないが?


A.仲間遊びは正常な発達段階。大人になるための準備としての役割も


図「無題」
 5~6年生にもなると、友人どうしで共有する価値観を重視し、仲よしグループをつくることがあります。ときには敵対するグループと対立することもありますが、遊びのなかでトラブルを解決しながら社会性を身につけていきます。仲間と楽しそうに遊んでいるなら、あまりあれこれと心配することもないでしょう。

Q.親に反抗してばかりですが?


A.第二次反抗期の現れ。成長のためのステップです。過干渉は避けて


 この時期は、体も心も大人になるための準備段階に入ります。反抗期は、子どもが自分の能力に自信をもち、親から離れるための準備期間です。前のような素直な子どもにもどそうと、干渉したりガミガミいうと、よけいに子どもは心を閉ざします。反抗は成長のために大切なプロセス。子どもを信じて、見守ることも1つの方法です。

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