消化管ポリープ(しょうかかんぽりーぷ)

どんな病気?


消化管ポリープとは、消化管の内腔に粘膜や粘膜下組織が突出した状態をいいます。

症状


大腸ポリープの90%を占めるのが直腸にできる有茎のポリープです。その数は多くても3個以下で、これを若年性ポリープといいます。下血、排便時の少量の鮮血の付着、肛門からのポリープ脱出などがみられます。
 胃から大腸まで広範囲にポリープが散在するのはポイツ・ジェガース症候群です。唇や口腔粘膜、手足の指に黒っぽいメラニン色素斑をともないます。長引く下血や貧血、低たんぱく血症があり、また、腸重積症(「腸重積症」)の原因にもなります。
 大腸全体にイクラのように多くの腺腫性のポリープができるのが、家族性大腸ポリポーシスです。血便、下痢、腹痛などの症状があり、3歳前後に発症します。放置するとがん化します(「腺腫」)。

原因


原因不明の若年性ポリープ以外は遺伝です。

治療


若年性ポリープの10%は自然脱落しますが、それ以外の若年性ポリープとポイツ・ジェガース症候群は全身麻酔をかけ、肛門からポリープを摘出します。内視鏡によって取り出す場合もあります。家族性大腸ポリポーシスは結腸・直腸切除術を行います。

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