おなかを打った(おなかをうった)

 子どもには、頻度の少ないけがですが、内臓破裂などの強い障害を与える腹部打撲の場合もありますから、子どものようすには注意します。

すぐにすること


・意識はしっかりしているか、呼吸、脈はどうか、また痛みの程度をみます。
図「おなかを打った①」
声をかけ、どんなようすか把握します。
 意識がなければ、気道を確保し、すぐ救急車を呼びます。
・意識があれば、衣服をゆるめ、膝を立て、静かに寝かせます。
図「おなかを打った②」
膝を立てて寝かせるのは、おなかの緊張をとるためです。膝の下に座ぶとんなどを入れてもいいでしょう。
 強い痛み、吐きけ、嘔吐、吐血、発熱、また腹部がふくらんできたり、押さえるとかたくなったりするなどがあれば、緊急事態です。すぐ救急車を呼ぶか、受診します。
 救急車到着まで、顔を横向きにして、吐いたものでのどがつまらないように気をつけます。

ここに注意!


★おなかを打った場合、痛がるからとおなかをさすったり、もんだり、あるいはあたためたり冷やしたりしてはいけません。内臓まで障害がおよんでいる場合、よけいひどくしてしまいます。
 痛みがあるあいだは、かってに水分や食べ物を与えず、かならず医師に相談します。
★時間がたってから症状が現れることもあります。顔色や食欲、血尿や血便などでないか、しばらくは注意して見守ります。
★打ったときは痛みがあったけれど、その後、痛みは消え、ふつうに歩ければ、まず問題はないでしょう。

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