接種後30分はようすを観察
図「無題」
接種による重症のアレルギー反応(「アナフィラキシー・ショック」)は、接種後30分以内に現れることがほとんどです。顔がはれたり、全身にひどいじんま疹がでたり、吐きけ、嘔吐、呼吸困難などの症状がみられたとき、すぐに医師と連絡がとれるように、接種後30分は、接種会場や病院に残って、子どものようすをよく観察することが大切です。
いつもどおりの生活でよい
接種をしたからといって、特別な生活を送る必要はありません。ふだんの遊びをしたり、散歩や近所への買い物など、いつもどおりでいいのです。
ただ、スイミングやサッカー、部活などのはげしい運動や長時間の外出は、念のためひかえたほうが安心です。
入浴は接種後30分でOK
以前は衛生状態などを考えて、接種当日は入浴を避ける習慣がありました。しかし、いまでは、その心配がほとんどなくなったため、接種後30分もすれば、入浴させてかまいません。
ただ、注射したところをタオルでゴシゴシこすったりしないように注意しましょう。
接種後のようすに注意
大半の予防接種では、気になる副反応はみられませんが、ワクチンによっては、まれに数日、あるいは数週間後に、接種部分がはれたり、ごく軽い発熱などの症状が現れることがあります。
生ワクチン(BCG、ロタウイルス、麻疹・風疹混合(MR)、おたふくかぜ、水ぼうそう)では接種後3週間くらい、不活化ワクチン(四種混合、ヒブ、小児用肺炎球菌、日本脳炎、インフルエンザ、B型肝炎)の場合は、接種後2日間くらいは、子どもにいつもとちがうようすがないかどうかを注意しましょう。
しかし、だからといって、この期間、特別安静にする必要はありません。いつもと同じ生活をしていいのです表「予防接種のワクチンのタイプと間隔」
副反応が心配なときは受診
図「無題」
接種後、高熱や発疹、下痢などの症状がみられた場合、その多くは、かぜなどによるもので、原因は予防接種でないことがほとんどです。しかし、因果関係の有無を確かめるために、すぐに小児科で診察を受けましょう。
その際、接種の状況がわかるように、母子健康手帳を持参します。
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。