1歳〜2歳(いっさいからにさい)

体質的な個性が現れる時期

 1歳半くらいになると熱性けいれんを起こしやすい、便秘になると吐きやすいといった体質的な個性が現れてきます。小児科医にどんなときにどんな症状がでるかを早めに伝えて、ケアや予防法を聞いておきましょう。
 また、そろそろ保育園に通う子どもがでてきます。感染症の予防法やかかったときの対策も、かかりつけの小児科医に聞いておきましょう。

みつかりやすい体のトラブル


 歩けない、手の使い方がぎこちないなどの精神遅滞(「精神遅滞(知的障害)」)や言語症(「言語症」)、構音障害(「構音障害」)などがみつかってきます。

この時期に気になること


眠くなると壁などに頭をぶつけるのは?


「入眠(就眠)儀式」と呼ばれるもの。成長とともになくなります


 これは大人が、眠くても眠れないときに何度も寝返りをうったりするのと同じで、赤ちゃんは気分の悪さを頭をふったり、なにかにぶつけることで表しているのです。
 赤ちゃんなりに気分よく眠れる環境があるかもしれませんから、眠りをうながす音楽をかけるなど、いろいろ試してみてはどうでしょう。
 また、昼間の運動量がふえるにつれ、疲れて眠くなり、こうした入眠儀式は自然になくなります。

夜遊ぶと夜ふかしに?


親子のふれあいも大切ですが、成長発達のことも考え、ほどほどに


図「無題」
 夜が親子のコミュニケーションの時間であれば、そのあいだ、十分スキンシップをはかっていいと思います。しかし早寝早起きが子どもの脳の発達や成長をうながしていることも考慮しましょう。夜遅く帰り、それから子どもと遊びはじめるような習慣なら改善するべきです。
 むしろ、朝早く起きてたっぷり愛情を注いであげるほうが、生活習慣を身につけさせるうえでは効果的です。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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