小児慢性特定疾患医療とは(しょうにまんせいとくていしっかんいりょうとは)

 子どもの慢性の病気としてよく知られるのは、白血病、腎臓病、ぜんそく、糖尿病、膠原病などです。いずれも治療に長期間を要し、家族の医療費負担も高額になり、これを放置すると、子どもの健全な育成が著しく阻害されます。 これらの慢性病を小児慢性特定疾患と呼び、公費による治療研究や医療費援助が実施されています。医療援護の内容などは、各自治体によって異なるので、詳細は近くの保健所などに問い合わせを。申請は、保健所を介して保護者が行いますが、申請には交付申請書のほかにいくつかの書類が必要なので、早めに医療機関に相談しましょう。
 対象となる慢性疾患はつぎの16疾患群(2019年末現在)。
悪性新生物(白血病、神経芽腫など)。②慢性腎疾患(慢性腎不全、ネフローゼ症候群など)。③慢性呼吸器疾患(気管支ぜんそくなど)。④慢性心疾患(心室中隔欠損症、僧帽弁閉鎖不全症など)。⑤内分泌疾患(成長ホルモン分泌不全性低身長症、クッシング症候群など)。⑥膠原病(若年性特発性関節炎など)。⑦糖尿病。⑧先天性代謝異常(フェニルケトン尿症など)。⑨血液疾患(血友病A、好中球減少症など)。⑩免疫疾患(後天性免疫不全症、慢性移植片対宿主病など)。⑪神経・筋疾患(先天性風疹症候群など)。⑫慢性消化器疾患(胆道閉鎖症、乳糖不耐症など)。⑬染色体または遺伝子に変化をともなう症候群(18トリソミー症候群など)。⑭皮膚疾患群(表皮水疱症)、色素性乾皮症など)。⑮骨系統疾患(骨形成不全症など)。⑯脈管系疾患(リンパ管腫など)。

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