どんな病気?
急に股関節に痛みが生じ、歩くのがつらくなります。3~14歳にみられ、とくに6歳ころによく発症します。
症状
発熱や股関節のはれはなく、股関節に痛みが走ります。とくに、内側に足をまわそうとすると、痛みが強くなります。歩こうとすると痛んで足をひきずったり、歩けなくなります。
原因
原因は不明です。かぜ(「かぜ症候群」)や扁桃炎(「急性咽頭炎・扁桃炎」)などのあとに起こることが多く、「股関節のかぜ」といわれることがあります。
治療
X線検査では股関節に異常はみられませんが、超音波検査では、関節液がたまっているのが認められます。
たいていは、自宅で安静にしていれば、翌日には症状は軽くなり、股関節の動きも改善されてきます。1週間もすれば、足を内側にまわしても痛みがなくなり治ります。
しかし、症状が強いときは、入院して足を牽引します。炎症が起きていたり、症状が長引くときは、ほかの炎症性の疾患やペルテス病(「ペルテス病」)が疑われるので、注意しましょう。
家庭でのケア
痛みがとれても、医師が許可するまでは、運動をしないで、安静にしていることです。
ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。
掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。