1~2年生(いちからにねんせい)

環境の変化から体調をくずすことも


 小学校に入学すると、子どもの生活は遊び中心から学習中心に大きく変化します。宿題や明日の学校の準備といった、習慣的にやらなければいけないこともふえます。お母さんは、それまでのやさしいお母さんから「~しなさい」という、子どもの自立をうながすお母さんに変わりがちです。子どもは、こうした急激な生活環境の変化に適応できず、おなかをこわしたり、かぜをひきやすくなることもあります。
 たびたび体調をくずすようなら、お母さんは追いたてるような態度をあらため、不安や悩みを理解してあげましょう。心配なことは、保健室の先生に相談してみるのもいいでしょう。

この時期に気になること


Q.学校での排便がいやで便秘に


A.起床から登校までの時間をたっぷりとり、排便のリズムづくりを


 大腸のぜん動運動は起床後30~60分ぐらいで活発になり、水分や食事の刺激を受けることで便意をもよおします。朝起きたらまずコップ一杯の水かお茶を飲み、食事をして、登校までの時間に余裕をもたせると、たいていそのあいだに便意が起こるはずです。
 朝ぎりぎりまで寝ているようなら、生活習慣を見直して早起きを心がけ、家で排便する習慣をつけるようにしましょう。

Q.朝、腹痛を訴える原因は?


A.環境の変化にすぐに適応できない子も。不安や悩みを聞いてあげて


図「無題」
 新入生のなかには、急な環境の変化に対応できない子どももたくさんいます。腹痛を訴えるのも1つのSOS信号かもしれません。まず病的な原因があるかどうか小児科を受診します。
 病的なものがなかったとしても、子どもは、自分の信号が受け入れられたことで安心して外にでていけることもあります。励ますだけでなく、学校で不安なことがあるかどうか、子どもの悩みに耳を傾けてあげましょう。

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