どんな病気?
脳の異常な電気的活動によって発作が起こる病気ですが、薬物療法で発作を抑制することができます。
症状
てんかんの発作は、脳の一部からはじまる部分発作と、最初から脳全体に発作が広がる全般発作があります。
部分発作は、発作中も意識が保たれている単純部分発作と、意識障害をともなう複雑部分発作にわけられます。
単純部分発作は発作を起こす脳の部分によっていろいろな症状がでます。
症状には、体の一部がけいれんする運動発作や、しびれ、幻聴・幻覚が起こる感覚発作、そして、急に理由のない恐怖感におそわれる精神発作、急に頭痛や腹痛などが起こる自律神経発作があります。
複雑部分発作は、急に意識がなくなったり、口をモグモグさせたり、意味なく歩き回ったりする発作です。
全般発作には、大発作(強直間代発作)、小発作(欠伸発作)、ミオクロヌス発作があります。
大発作は、突然意識を失い、体を硬直させてけいれんを起こします。目はつり上がり、呼吸が停止し、チアノーゼがみられることもあります。ついで体をピクピク動かすけいれん(間代けいれん)にうつり、発作終了後も、しばらく意識が鮮明ではありません。
小発作は、瞬間的に意識が消失し、ぼんやりしたり、動作が止まる発作です。
ミオクロヌス発作は、筋肉の一部がピクピクとふるえます。
原因
脳に異常がなく、体質が原因とされるもの、けがや血管障害、腫瘍などにより脳に障害が生じて起こるものがあります。前者を特発性てんかん、後者を症候性てんかんといいます。
治療
適切な抗てんかん薬で、70%は発作が完全に消失します。発作がなくなっても5~6年は薬を飲みます。
家庭でのケア
日常生活はふつうに暮らせますが、睡眠不足や疲れすぎには注意しましょう。
ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。
掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。