脳腫瘍(のうしゅよう)

どんな病気?


脳に腫瘍ができ、頭蓋内の圧力が高まったり、腫瘍ができた場所によって、さまざまな全身障害が起こります。

症状


頭蓋内の圧力が高まって起こる症状(頭蓋内圧亢進症状)と、腫瘍ができた場所に応じて現れる症状(脳局所症状)とがあります。

頭蓋内圧亢進症状

 頭痛がみられます。早朝や朝、目覚めたときに起こることが多く、小さい子の場合は、ふきげんになったりします。初期段階では、頭痛が起こったり起こらなかったり、朝起こっても夕方にはおさまります。腫瘍が大きくなると、いつも頭痛を感じるようになります。
 また、吐きけや嘔吐が続き、腫瘍の発生した場所によっては、けいれんを起こすこともあります。そのほか、ものが二重に見える複視、耳鳴り、めまいなどが起こることもあります。
図「脳腫瘍・症状」
朝、起きたときに頭痛がし、ときには吐きけや嘔吐がみられます。

脳局所症状

 小脳に腫瘍ができたときは、平衡感覚が悪くなり、ふらふら歩いたり、歩行が困難になります。
 大脳の運動中枢に腫瘍ができたときは、手足が自由に動かせないなど、運動まひが起こります。
 大脳の知覚中枢に腫瘍ができたときは、手足がしびれたり、熱い、冷たいなどの感覚が鈍るなど、知覚まひが起こります。

原因


脳に腫瘍ができるものですが、一部は胎児期から残った未熟な細胞ががん化したものと考えられています。

治療


腫瘍を手術で除去します。手術がむずかしい場合は、抗がん剤や放射線による化学療法、免疫療法などが行われます。

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