てんかんに似た意識障害やけいれんの発作のある病気(てんかんににたいしきしょうがいやけいれんのほっさのあるびょうき)

 てんかんに似た意識障害やけいれんなどの発作は、脳の神経細胞の過剰な発作です。急に高熱をだしたときや、ひどく疲れたり、緊張したとき、または急に立ち上がって急激に血圧が下がったときなど、だれにでも起こります。乳児期に発症する軽症の下痢をともなう良性けいれんや無熱性の良性乳児けいれんもあります(「良性乳児けいれん」)。
 また、不整脈(「不整脈」)や低血糖(「低血糖」)にかかると、意識障害が起こることもあります。筋肉がねじれるジストニアや低カルシウム血症(「低カルシウム血症」)になると、筋肉が断続的にけいれんします。これらの病気とてんかんをまちがえる場合もあります。
 てんかんの場合は、発作が何回かくり返され、それは常に同じタイプです。
 発作が起きたときは、そのときのようすをよくチェックし、どのような発作がどのくらいの時間続いたのか、その後、子どものようすはどうだったか、また、発作が起こる前に発熱したり、緊張状態にあったり、なにか、発作の引き金になるものがなかったかなどをメモして病院にいくと、よい手がかりになります。
 というのも、病院の脳波検査では、てんかん特有の脳波が診断の手がかりになりますが、なかには、てんかんでも、特有の脳波がみられないことがあります。逆に脳波に異常があっても、てんかんでない場合もあります。発作前の症状などから総合的にとらえ、診断する必要があるからです。

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