インスリンの治療が必要な子は、低血糖への対策も重要(いんすりんのちりょうがひつようなこはていけっとうへのたいさくもじゅうよう)

図「無題」 血糖値が下がる症状を低血糖といいます。血糖値の基準値は空腹時で70〜110mg/dL。50mg/dLより下がると、体の力が抜けたり、冷や汗をかく、手足がふるえる、イライラする、目がかすむ、頭痛・腹痛、動悸など、低血糖による症状が現れます。放っておくと脳細胞に十分なブドウ糖が供給されず、けいれんや昏睡状態を引き起こします。処置が遅れると死亡することもあります。
 とくに、糖尿病を治療中の場合は、低血糖を起こしやすいので気をつけます。低血糖は人によって症状の出方が異なるので、インスリンや薬物療法をしている子どもには、自分の低血糖の症状を理解させ、低血糖の軽い症状がでたらすぐに飴や角砂糖などをなめるよう習慣づけます。
 意識障害を起こした場合は、至急病院でブドウ糖の注射を受けます。またグルカゴンの皮下注射も、意識障害やけいれんをともなった低血糖発作の治療に有効です。

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