鼻閉(びへい)

どんな病気?


アレルギー性鼻炎や気温の変化に対する過敏症などで、鼻の粘膜がはれ、呼吸がしにくくなったものです。

症状


鼻粘膜がはれ、鼻づまり、くしゃみ、鼻みずなどがみられ、呼吸がしにくくなります。
 乳幼児では、鼻づまりがあると夜間寝苦しくなったり、ミルクが飲みにくくなったりすることがあります。

原因


鼻かぜと呼ばれるウイルス感染による急性鼻炎のほか、花粉症などのアレルギー性鼻炎、気温の変化に対する過敏症など、さまざまな原因があります。

治療


幼児以上の鼻閉には、抗ヒスタミン剤の内服や血管収縮剤の点鼻薬を投与します。アレルギー性鼻炎による鼻閉には、抗アレルギー剤の内服や噴霧、局所副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)の噴霧などが行われます。
 新生児では副作用の問題があり、原則的に投薬による治療は行いません。
 しかし、症状が重く、やむを得ない場合は、薄めた血管収縮剤の点鼻薬を寝る前に投与することもあります。

家庭でのケア


市販の鼻汁吸い器で鼻汁をよく吸ってあげるようにします。口で吸うタイプが有効です。入浴後が効果的です。
図「鼻閉・家庭でのケア」
 また、生理食塩水を、鼻の穴にスポイトで数滴たらし、鼻汁吸い器で吸ってあげるのも効果的です。
 気温差に過敏な子どもは、なるべく室温を一定にしたり、夜は冷えるので遅くまで外で遊ばせないなどの配慮も必要です。

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