ライ症候群(らいしょうこうぐん)

どんな病気?

炎症をともなわないで、脳にむくみが生じる病気で、発熱からけいれん、意識障害が起こります。

症状


水ぼうそう(「水ぼうそう(水痘)」)やインフルエンザ(「インフルエンザ」)などに続いて発症する場合が多くみられます。きげんが悪くなり、嘔吐をくり返すという症状ではじまります。その後、発熱やけいれんがみられ、急速に意識が低下して、昏睡状態におちいります。
 肝臓、腎臓、心臓などの全身の臓器がおかされることもあります。

原因


おもに脳と肝臓にある細胞のエネルギーを生み出すミトコンドリアが、ウイルスによっておかされるために発症するとみられたり、アスピリンの使用が関係するとみられたりします。しかし、病気の起こり方などについては、まだはっきりしない面もあります。

治療


輸液を行い、脳内の圧力が高まらないように予防します。
 症状によっては、酸素を吸入したり、人工呼吸器をつけたりして、呼吸管理が必要になります。また、ビタミンKの補給をしたり、場合によっては交換輸血を行うこともあります。
 まれに後遺症を残さずに回復することもありますが、多くは、治っても、けいれんや知的障害などを残します。

ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。

掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

今すぐ病院検索&予約
待ち時間なくラクラク受診♪

近くの病院を探す

関連するキーワード

意識障害 ウイルス感染 嘔吐 けいれん 脳症 発熱 脳のむくみ 水ぼうそう インフルエンザ ライ症候群

関連記事

「けいれん・ひきつけの応急手当て」「ひきつけ(けいれん)を起こしたときの対処法」
「ひきつけを起こしたときの受診のめやす」
「急性脳症」
「精神遅滞(知的障害)」
ベビカム医学辞典
powerd by babycome