さかご(骨盤位)(さかご)

さかごの予防法はありません。さかご体操をして治します


どんなトラブル?

 ⇒ 妊娠30週(8か月半ば)をすぎると、赤ちゃんは一般的に頭を下にした姿勢(頭位)をとります。ところが胎盤が子宮の下のほうについていたり、子宮筋腫があるなどして頭位になれないとさかごになります。
 原因がはっきりわからずに、さかごになる場合もあります。

赤ちゃんへの影響

 ⇒ さかごの姿勢が赤ちゃんに直接影響をおよぼすことはありません。しかし、前期破水を起こしやすく、早産の危険性が高くなります。
 おしりが足より下にある姿勢では経腟分娩も可能ですが、足が下にあって頭が最後にでる場合は、帝王切開のケースが多くなります。さかごはすべて帝王切開という病・産院もあります。

対応

 ⇒ 赤ちゃんは妊娠8か月ごろまで、胎内で自由に動いているので、さかごの予防法はありません。出産時の妊婦の約5%がさかごといわれますが、妊娠30~32週のころ、さかご体操(胸膝位)をすると効果があるようです。ただ、胎児の頭が骨盤内に固定する妊娠34週以降は、効果がありません。
図「さかご体操」
 胸と膝を床につけておしりを高くし、10~15分保ちます。胸を床につけたまま、医師の指示どおりに胎児の手足側へ、ゆっくり倒れます。毎日行い、おなかがはるときはやめます。

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