常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)

兆候があったら一刻も早く病院へ

どんなトラブル?

 ⇒ 妊娠8〜9か月に起こりやすいトラブルで、突然、胎盤がはがれて出血し、おなかが持続的にはげしく痛みます。激痛のわりに体の外に流れ出る出血は少ないのですが、子宮内の出血は多量です。

赤ちゃんへの影響

 ⇒ 赤ちゃんが栄養と酸素を取り入れている胎盤がはがれることで、胎児機能不全(胎児仮死)や胎児死亡の危険がでてきます。子宮内では大出血が起こり、場合によっては母親もショック死することがあります。

対応

 ⇒ おなかの激痛と出血があったら、一刻も早く病院へ。常位胎盤早期剥離と診断されれば、すぐ帝王切開に。
 突然、胎盤がはがれるので、予防策はありません。ただ、常位胎盤早期剥離の約4割は妊娠高血圧症候群(「妊娠高血圧症候群」)が原因といいますから、妊娠高血圧症候群の予防に気をつけましょう。

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