脊柱側彎症(せきちゅうそくわんしょう)

どんな病気?

背筋がねじれをともなって一方の側に曲がる病気です。小学校高学年から中学生にみられます。

症状


背骨のゆがみは、痛みなどの自覚症状がないので、自分では気がつきません。家族によって発見されたり、学校の健診などで指摘されます。
 症状がすすむと、心臓や肺が圧迫され、息切れ、動悸、呼吸困難などの心肺機能障害を生じることもあります。

原因


成長期に起こる特発性側彎症がふつうの側彎症です。原因ははっきりしていません。そのほか、脊髄神経や背筋のまひで生じる神経原性、筋原性側彎症、生まれながらに2個以上の脊椎が癒合して生じる先天性側彎症などがあります。

治療


背骨の曲がった度合いをコブ法というやり方で計測し、25〜40度の場合は、矯正装具をつけます。脊椎の発達が完成する17〜18歳ころまで装着し、症状を数か月ごとにチェックします。
 コブ法の値が40度以上の場合や、心肺に機能障害が生じ、進行が著しいときは、手術で矯正します。

家庭でのケア


家庭で側彎症をチェックし、早期に発見して治療することが大事です。
 チェックポイントは4点あります。
①肩の高さが左右同じか、②背中を見て左右の肩甲骨の位置は同じか、③骨盤が一方の側に傾いていないか、④深くおじぎをしたときに、肩や背中の高さに差がないかをみます。
図「脊柱側彎症のチェック法」

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