睫毛内反・眼瞼内反(さかさまつげ)(しょうもうないはん)

どんな病気?


まつげが黒目にふれる病気。角膜を傷つける場合は手術が必要なこともあります。

症状


眼瞼(まぶた)が内側に向いているために、まつげが角膜(黒目)にふれた状態です。
 下まぶたに起こることが多く、角膜を傷つけるため、まぶしがる、涙がでるなどの症状がみられます。
 異物感(目がゴロゴロする)はあまりないので、健康診断でみつかることもあります。

原因


まぶたの組織や筋肉が未発達であるために起こることが多いのですが、まぶたのけがなどが原因のこともあります。

治療


乳児のまつげはやわらかく、自然に治る場合が多いので、角膜を傷つけるほどでなければ、手術を急ぐ必要はありません。
 角膜保護剤、抗生物質の点眼薬などで治療して、ようすをみます。
 6歳をすぎても、まつげで角膜を傷つけ、視力が悪くなるような場合には、手術を行って、まつげの方向を正します。
 手術は短時間でできますが、手術後に再び眼瞼内反にもどることもあるので、経過観察が必要です。

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