呼吸や反応がないときは、胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸を行います。
胸骨圧迫で圧迫する部位のめやすは、左右の乳頭を結ぶ線のまん中の胸骨です。
圧迫する部位がわかったら、そこに、手のひらをかさねて置きます。これで胸骨圧迫の準備がととのいます。
図「胸骨圧迫で圧迫する部位」
両乳首を結んだ線のほぼまん中の胸骨が、胸骨圧迫で圧迫する部位です。
小児に対する胸骨圧迫は、成人のそれに準じます。
両肩が子どもの胸の真上に、両腕が子どもの体に垂直になる位置で、片方の手のひらの肉の厚い部分を置き、その上にもう一方の手のひらをかさね、指を組みます。
その際、組んだ指先は、子どもの胸につかないように、少し浮かせるようにします。
図「年長児への胸骨圧迫①」
図「年長児への胸骨圧迫②」
体格が大きければ胸骨圧迫を片方の手で十分に行えなくなることが多いため、成人と同じ心肺蘇生法を適応します。
肘を伸ばしたまま体重をかけ、胸の厚みの3分の1へこむくらいに押します。肘を曲げたり、力が足りなければ、効果があがりません。
手のひらを子どもの胸から離さないようにして、胸が元の高さにもどるまで力を抜いていき、そのままの位置で、再び圧迫する動作をくり返します。その際、1分間に約100回のリズムがめやすです。
押す時間と力を抜く時間が同じになるようにリズミカルに圧迫します。
2本の指で、胸の厚さのおよそ3分の1の深さにくぼむまで、1分間に少なくとも約100回の速さで圧迫します。
胸骨圧迫と人工呼吸は、呼吸や脈が十分に回復するまで、救急車や医師が到着するまで続けましょう。
図「乳児への胸骨圧迫」
胸骨圧迫を行う部位をさがす
1歳以上の場合
①圧迫する部位をさがす
胸骨圧迫で圧迫する部位のめやすは、左右の乳頭を結ぶ線のまん中の胸骨です。
②両手を組み合わせて置く
圧迫する部位がわかったら、そこに、手のひらをかさねて置きます。これで胸骨圧迫の準備がととのいます。
図「胸骨圧迫で圧迫する部位」
1歳ぐらいまでの乳児
両乳首を結んだ線のほぼまん中の胸骨が、胸骨圧迫で圧迫する部位です。
胸骨圧迫を行う
①両腕を胸に垂直に置く
小児に対する胸骨圧迫は、成人のそれに準じます。
両肩が子どもの胸の真上に、両腕が子どもの体に垂直になる位置で、片方の手のひらの肉の厚い部分を置き、その上にもう一方の手のひらをかさね、指を組みます。
その際、組んだ指先は、子どもの胸につかないように、少し浮かせるようにします。
図「年長児への胸骨圧迫①」
図「年長児への胸骨圧迫②」
体格が大きければ胸骨圧迫を片方の手で十分に行えなくなることが多いため、成人と同じ心肺蘇生法を適応します。
②肘を伸ばして胸を押す
肘を伸ばしたまま体重をかけ、胸の厚みの3分の1へこむくらいに押します。肘を曲げたり、力が足りなければ、効果があがりません。
③手を胸から離さず、力を抜く
手のひらを子どもの胸から離さないようにして、胸が元の高さにもどるまで力を抜いていき、そのままの位置で、再び圧迫する動作をくり返します。その際、1分間に約100回のリズムがめやすです。
押す時間と力を抜く時間が同じになるようにリズミカルに圧迫します。
1歳ぐらいまでの乳児
2本の指で、胸の厚さのおよそ3分の1の深さにくぼむまで、1分間に少なくとも約100回の速さで圧迫します。
胸骨圧迫と人工呼吸は、呼吸や脈が十分に回復するまで、救急車や医師が到着するまで続けましょう。
図「乳児への胸骨圧迫」
ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。
掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。