心房中隔欠損(しんぼうちゅうかくけっそん)

どんな病気?


左心房と右心房とのあいだの壁(中隔)に、穴があいている状態です。左心房の血液が、穴をとおって右心房へ流れ込み、さらに右心室へ流れます。

症状


心房の中隔に穴があいていて、右心室から肺へ流れる血液量がふえるため、肺と心臓に負担がかかります。症状としてはとくに目立ったものはなく、思春期までは、心雑音も弱いようです。疲れやすい、動悸や息切れがしやすい、かぜをひきやすい、といった症状が現れることもあります。
 この病気は症状がほとんど現れないため、入園時や就学時の健診などで発見されることが少なくありません。
 穴が大きいと、思春期をすぎるころになって、心臓の機能が低下する心不全や、不整脈(「不整脈」)などの症状がみられることもあります。

治療


穴が小さく、心臓や肺の負担が少ないようなら、そのままようすをみます。小さい穴なら、1歳ごろまでに自然にふさがります。穴が大きい場合は、手術を行いますが、4~6歳ごろに行うのが望ましいとされています。

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