どんな病気?
左心房と右心房とのあいだの壁(中隔)に、穴があいている状態です。左心房の血液が、穴をとおって右心房へ流れ込み、さらに右心室へ流れます。
症状
心房の中隔に穴があいていて、右心室から肺へ流れる血液量がふえるため、肺と心臓に負担がかかります。症状としてはとくに目立ったものはなく、思春期までは、心雑音も弱いようです。疲れやすい、動悸や息切れがしやすい、かぜをひきやすい、といった症状が現れることもあります。
この病気は症状がほとんど現れないため、入園時や就学時の健診などで発見されることが少なくありません。
穴が大きいと、思春期をすぎるころになって、心臓の機能が低下する心不全や、不整脈(「不整脈」)などの症状がみられることもあります。
治療
穴が小さく、心臓や肺の負担が少ないようなら、そのままようすをみます。小さい穴なら、1歳ごろまでに自然にふさがります。穴が大きい場合は、手術を行いますが、4~6歳ごろに行うのが望ましいとされています。
ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。
掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。