統合失調症(とうごうしっちょうしょう)

どんな病気?

思考力が混乱し、過敏になって、人に悪口をいわれているなど、さまざまな幻覚や妄想が起こります。

症状


小学校中学年ころに発症することもありますが、15歳ころまではまれです。急性発症型は、いじめなどを契機に、急に自分の存在がおびやかされるような不気味な不安感をもち、ひとりごとや、ひとり笑い、顔をしかめるなどの奇妙な動作や興奮がみられます。慢性発症型は、不登校(「不登校」)、家庭内暴力(「家庭内暴力」)などの問題行動をくり返すうちに、部屋に閉じこもり、無気力、無感動の様相をみせます。

原因


脳内の伝達物質の代謝障害が関与していると考えられますが、明確な原因は不明です。

治療


子どもの統合失調症は精神の発達にゆがみが生じ、人格がくずれやすいといわれますが、早く治療を受ければ経過がよい場合も少なくありません。治療は通院による薬物療法を中心に、社会にとけ込む技術を学ぶ精神療法を行います。興奮症状やうつ状態が強くなったり、食事拒否により生命に危険がおよぶようなときは入院します。

家庭でのケア


子どもの攻撃的行動、理解しにくい奇妙な行動などで、親は疲労困憊します。しかし、その一方で、子どもは、親に自分を助けてほしいと思っています。親の適切な判断が子どもの支えになります。

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