先天性腸閉鎖症(せんてんせいちょうへいさしょう)

どんな病気?


生まれつき十二指腸や小腸の一部が閉鎖したり、せまくなったりして、食べ物の通過障害を生じます。

症状


閉鎖の部位によって、すこし症状はちがいますが、嘔吐がかならず生じます。閉鎖の部位が口に近いほど、嘔吐は出生の早い時期にはじまり、閉鎖の部位が口より遠いほど、腹部膨満が強くなります。嘔吐のため、脱水症状を起こします。閉鎖は1か所だけでなく、多発する場合もあります。

原因


十二指腸閉鎖は、胎児期に細胞が分裂して最初につくる原始腸管の内腔上皮が増殖して内腔が閉鎖し、再び管状になったときに、その再開通がうまくいかずに閉鎖したり、狭窄したりすると考えられます。空腸や回腸の閉鎖は胎児期に偶然、腸重積症(「腸重積症」)や腸捻転が起こり、閉鎖や狭窄が生じるとされます。

治療


脱水症状を改善して手術します。

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