先天性食道閉鎖症(せんてんせいしょくどうへいさしょう)

どんな病気?


生まれつき、食道が途中で切れて袋状に閉鎖していたり、気管とつながっている形態異常です。たいがいは胃側の食道と気管がつながっています。

症状


先天性食道閉鎖症の胎児は、胎内にいるとき羊水を飲み込めないので、極端な羊水過多という症状が現れます。出生直後からは唾液が飲み込めないため、泡を吹いているのが特徴です。食道と気管がつながっている場合は、胃液が気管に入るため、呼吸の状態が悪くなる可能性があります。

治療


ただちに外科手術を行いますが、とりあえず食道と気管を切り離し、胃瘻造設(胃にチューブを入れる)を施し、そこからミルクを注入します。ある程度の発育を待ってから、食道をつなぐ手術を行います(「先天性食道閉鎖症(消化器)」)。

そのほかの消化管閉鎖


先天性肥厚性幽門狭窄症


 胃の出口にある幽門部がせまくなっているもので、生まれてすぐに症状はでませんが、生後2週間ごろから飲んだミルクを吐くようになります。狭窄部を取り除いてつなぐなどの外科手術を行います(「先天性肥厚性幽門狭窄症(消化器)」)。

先天性腸閉鎖症


 十二指腸から結腸までのどこかが閉鎖されているか、せまくなっている状態です。十二指腸や小腸で起こりやすく、生後1~2日ごろから嘔吐がみられます。外科手術を行います(「先天性腸閉鎖症(消化器)」)。

鎖肛


 肛門が閉鎖されている状態で、出生後すぐに確認するのでわかります。肛門が見られず、直腸が尿道や腟などと癒着しており、便が尿道や腟などからでることもあります。とりあえず腸瘻(人工肛門のようなもの)をつくる手術を行い、本格的な手術は月齢や体重をみて行います(「鎖肛(消化器)」)。
図「先天性食道閉鎖症」
図「先天性肥厚性幽門狭窄症」

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