鎖肛(直腸肛門奇形)(さこう)

どんな病気?


直腸から肛門にかけての形態異常です。出生直後の診察や肛門検温で発見されます。男児にやや多く発症します。

症状


あるべきところに肛門が見られないのが鎖肛です。本来あるべき肛門より前の会陰部などに開いていることもあります。尿道、腟、直腸がつながって総排泄腔になっている場合もあります。腹部のはりや嘔吐などがみられます。

原因


胎児期に、なんらかの原因で直腸から肛門までが発達しなかったために起こります。

治療


恥骨直腸筋という筋肉の上部で肛門が閉じている高位鎖肛は、大腸の一部を外にだして人工肛門をつけます。生後6~7か月して、体重が6kg以上になり、この恥骨直腸筋が発達してきたら、おしりに肛門をつくります。
 下部で閉じている低位鎖肛は新生児期におしりに肛門をつくります。

ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。

掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

今すぐ病院検索&予約
待ち時間なくラクラク受診♪

近くの病院を探す

関連するキーワード

嘔吐 肛門の奇形 肛門がない 直腸肛門奇形 腹部のはり 鎖肛

関連記事

「先天性食道閉鎖症(消化器)」
「先天性食道閉鎖症(新生児)」
「入院・手術をするとき」
ベビカム医学辞典
powerd by babycome