感電した(かんでんした)

 コンセントやコードのそばで、子どもが倒れていたり、ふるえていたら、感電が疑われます。
図「無題」

すぐにすること


・電源を切ります。
 びっくりして、そのまま子どもを抱き上げたりすると、お母さんまで感電することも考えられますので、注意します。
図「電源を切る」
電源を切ります。戸外だったら、木の棒などで、子どもにふれている電線や電気器具などを取り除きます。
・意識の有無、呼吸や反応をみます。
 高圧電流の場合は、神経性のショックや心臓性のショックを起こし、心停止を起こすことがあります。
図「呼吸や反応をみる」
意識がなければ、気道確保(呼吸の有無を見分ける)をします。
 呼吸がなければ人工呼吸(「人工呼吸を行う」)をします。また反応がなければ、心臓マッサージ(「心臓マッサージを行う」)も行います。同時にまわりの助けを求め、すぐ救急車を呼びます。
・やけどしているかどうかをみます。
 着衣に引火してやけどを負う場合もありますが、強い電流が流れると、体の内部にひどいやけどを負います。
 電気によるものは体の深部におよぶことが多いので、かならず受診します。
 筋肉など皮膚の内部がこわれることもあり、表面的な損傷だけでは、重症度を判断できません。
 また小さいやけどでも、時間とともに広がることもあるので注意します。
図「やけどしている場合は」
感電のやけどは深いことが多いので、すぐ冷やして病院へいきます。

ここに注意!


★ビリッときてもそのあと意識もしっかりしていれば、安静にしてしっかり保温しながらようすをみます。
★感電事故のあと、いったんだいじょうぶそうに思えても、翌日になって顔色が悪かったり、食欲がなかったら、医療機関を受診しましょう。
 外傷が少なくても深部が傷ついていることもあります。
★感電事故は日ごろからの予防が大切です。とくに乳幼児は、なにが危険かわかりませんから、なんでもさわったりなめたりします。
 台所や洗面所では、必要なものにはアースをつける、ぬれた手で電気製品をさわらない、コンセントにはカバーをつける、また戸外では、電線や高圧線のそばでのタコあげはけっしてしないなどの注意が必要です。

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