どんな病気?
突然まばたきや肩すくめ、顔しかめ、せき払いなどをくり返し、自分では止めることができません。症状
チックには運動チックと音声チックがあります。運動チックは、まばたき、肩すくめ、顔しかめ、頭をふるなどの動作がみられ、音声チックでは、せき払いをくり返す、チュチュと音をだすなどのほか、きたない言葉を発する、同じ言葉をくり返すなどの症状もあります。また、短期間で消える一過性チック、1年を越えて続く慢性チック、単純なものから複雑な症状へ形を変えるトゥレット症に分類されます。
原因
ストレスや緊張が高まる心理的な要因だけでなく、脳内のドーパミンを中心とする神経伝達物質のアンバランスが関係し、チックになりやすい素因があるのではないかと考えられます。
治療
カウンセリングなどの精神療法、自律訓練などの行動療法、抗ドーパミン作用のある神経遮断剤などの薬物療法などが行われます。薬物療法がよくきく例が多いので、できるだけ早く児童精神科医に相談しましょう(「自律訓練法」)。
家庭でのケア
軽い症状なら、むりにやめさせようとせず、その子のくせと考えて、親がおおらかに接するうちに、消えていくことがあります。
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。