チック(ちっく)

どんな病気?

突然まばたきや肩すくめ、顔しかめ、せき払いなどをくり返し、自分では止めることができません。

症状


チックには運動チックと音声チックがあります。運動チックは、まばたき、肩すくめ、顔しかめ、頭をふるなどの動作がみられ、音声チックでは、せき払いをくり返す、チュチュと音をだすなどのほか、きたない言葉を発する、同じ言葉をくり返すなどの症状もあります。また、短期間で消える一過性チック、1年を越えて続く慢性チック、単純なものから複雑な症状へ形を変えるトゥレット症に分類されます。

原因


ストレスや緊張が高まる心理的な要因だけでなく、脳内のドーパミンを中心とする神経伝達物質のアンバランスが関係し、チックになりやすい素因があるのではないかと考えられます。

治療


カウンセリングなどの精神療法、自律訓練などの行動療法、抗ドーパミン作用のある神経遮断剤などの薬物療法などが行われます。薬物療法がよくきく例が多いので、できるだけ早く児童精神科医に相談しましょう(「自律訓練法」)。

家庭でのケア


軽い症状なら、むりにやめさせようとせず、その子のくせと考えて、親がおおらかに接するうちに、消えていくことがあります。

ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。

掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

今すぐ病院検索&予約
待ち時間なくラクラク受診♪

近くの病院を探す

関連するキーワード

まばたき 肩すくめ せきばらい 顔しかめ 頭をふる きたない言葉を発する 同じ言葉をくり返す トゥーレット症候群 舌打ちする 神経遮断剤 ドーパミン カウンセリング 薬物療法 目をパチパチ チック

関連記事

「心の問題と体のトラブル」
「学童期から思春期のトラブルと対処法」
「幼児期の体・心・生活習慣の心配と対処法」
ベビカム医学辞典
powerd by babycome