どんな病気?
肝臓の細胞がこわれてすじのような線維組織がふえ、肝臓全体がかたくなり、肝臓の機能が低下する病気です。症状
末期に至るまで、ほとんど無症状です。末期ではおなかに水がたまり、ふきげんで食欲がなくなり、呼吸困難が生じます。肝臓や脾臓ははれ、食道静脈瘤がこわれて吐血することもあります。黄疸がみられることもあります。
胆汁の分泌・排泄の障害による胆汁性肝硬変と、肝臓の細胞が壊死して起こる壊死後性肝硬変とがあります。
前者は、胆道閉鎖症(「胆道閉鎖症」)、家族性進行性肝内胆汁うっ滞症(「慢性乳児肝内胆汁うっ滞」)などから続発します。後者は、B型肝炎(「B型肝炎」)やC型肝炎(「C型肝炎」)、乳児B型肝炎(「乳児B型肝炎」)に引き続いて発症したり、ウイルソン病(「ウイルソン病」)など先天性代謝異常などが原因になります。
なお、幼児期に肝硬変にまで進行するのは胆道閉鎖症、先天性代謝異常くらいで、学童期には肝内胆汁うっ滞などが肝硬変にすすみます。ウイルス性肝炎では、学童期に肝硬変になるのはごくまれです。
原因
それぞれの原因に合わせた治療をします。胆汁のうっ滞があったり、栄養障害があるときは脂溶性ビタミンを与え、かゆみにはコレスチラミンを用います。腹水には水分や塩分の制限をし、利尿剤を使用します。
治療
肝硬変の進行をおさえるためには、十分なたんぱく質とエネルギーをとり、成長障害を予防します。
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