風疹(ふうしん)

妊娠5か月までに感染すると、先天性風疹症候群になるおそれが

母体への影響

 ⇒ 赤い発疹がでてリンパ節がはれ、発熱しますが、ふつう3日ぐらいで症状はおさまります。

赤ちゃんへの影響

 ⇒ 母親が妊娠5か月までに感染して、症状が現れると、赤ちゃんが先天性風疹症候群になる頻度が高くなります。とくに胎盤ができる妊娠4か月ごろまでに感染すると心臓の形態異常(「先天性心疾患(心臓)」)、感音性難聴(「難聴(乳幼児の難聴)」)、白内障(「白内障」)・緑内障(「緑内障」)の主症状のほか、脳性まひなどの先天異常が起こります。それ以降の感染では、形態異常が起こる頻度は低くなりますが、白内障などが現れることがあります。
 母親に症状がでない不顕性感染の場合も、赤ちゃんが発症する可能性はありますが、発症率は低くなります。

対応

 ⇒ 妊娠初期にかならず風疹の抗体検査をします。抗体がない場合は風疹患者に近づかないなど十分注意します。また、妊娠した人が家族内にいる場合などは、男性でも風疹の予防接種を受けておきましょう。

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