どんな病気?
水晶体がにごる病気で、弱視の原因になるので、早めに発見して手術する必要があります。
症状
先天白内障は、生まれつき水晶体がにごっている病気です。瞳孔が白くにごって見え、子どもがあまり周囲を見ないなどのようすで気づくこともあります。多くは両目に起こりますが、片方の目に生じることもあります。
両目に生じた場合は、視反応不良や振子様眼振などの症状で気がつくことが多く、片方の目に起こった場合は、視力不良性の斜視が発見のきっかけになることが多いようです。
小眼球などの目のほかの病変や全身の異常をともなうこともあります。
原因
多くの場合は原因不明ですが、遺伝のほか、母親が妊娠中に風疹ウイルスやサイトメガロウイルスに感染したり、妊娠初期の放射線被曝や薬剤の服用、染色体異常などが考えられます。
そのほか、アトピー性皮膚炎にともなうアトピー性白内障やはさみ・鉛筆などで目をついてしまう事故で起こる外傷性白内障などがあります。
治療
適切な像が網膜に送られないと、弱視の原因にもなるので、水晶体の混濁が強く、視力障害が予測される場合は、早めに手術を行います。小児では、手術後はほとんどの場合コンタクトレンズの装用が必要となります。
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。