化膿性関節炎(かのうせいかんせつえん)

どんな病気?


細菌に感染して、関節内が化膿します。治療の遅れが予後に関係するので、早めに受診する必要があります。

症状


股関節などの関節に急激な痛みが生じ、患部ははれて赤くなり、熱をもちます。関節は痛みのために動かせません。寒けやふるえをともなうこともあります。

原因


扁桃炎(「急性咽頭炎・扁桃炎」)や膀胱炎(「膀胱炎」)、あるいは重篤な病気である敗血症(「敗血症」)などから起こります。まれに化膿性骨髄炎(「化膿性骨髄炎」)から広がって、発症することがあります。

治療


関節液を抜いて化膿菌を検出して診断をつけます。化膿菌がわかれば、それにきく抗生物質を投与します。関節はギプスで固定して冷やします。また、膿が多いときは、関節を切開したり、関節内を洗浄することもあります。
治療が遅れると治りも悪いので、関節の痛みや発熱などがあれば受診し、原因を確かめましょう。

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