腎性尿崩症(じんせいにょうほうしょう)

どんな病気?


体内の水分が、尿として、どんどん排泄されてしまう病気です。

症状


多飲と多尿がおもな症状です。乳児では、おむつを取り替える回数が極端に多い、ぐずってふきげん、体内の水分が不足するため脱水状態になり、高熱がでるなどの症状で発見されます。診断が遅れると、発育不良を起こしたり、言語や運動能力の発達遅延をまねくこともあります。

原因


脳の下垂体からは、抗利尿ホルモン(尿がでるのをおさえるホルモン)が分泌されており、このホルモンが腎臓にはたらくことによって、尿の排泄量がうまく調節されています。
 ホルモンが分泌される脳下垂体に異常が起こるのが中枢性尿崩症(「尿崩症」)、一方、ホルモンの分泌は正常なのに、それを受ける腎臓のはたらきに異常があって起こるのが腎性尿崩症です。
 腎性尿崩症の原因には、腎臓に病気があって二次的に起こるものと、遺伝的なものとがあります。

治療


利尿剤の投与と食塩の制限を行い、水分を十分に補給します。日常生活でも水分を多くとることが大切です。

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