症状
まれに下唇にみられることがありますが、一般的には上唇に裂け目が生じます。唇の片側だけの場合と両側の場合があります。また、口唇裂は単独ででるより、口蓋裂を合併した口唇口蓋裂になることが多いものです。原因
口唇は、ふつう胎生6〜7週ごろに顔面の突起が組み合わさって完成しますが、なんらかの原因で組み合わなかったと考えられます。その原因は、母体の栄養状態、薬剤やＸ線の影響、ストレスなどがあげられていますが、確定されていません。
治療
裂けた口唇を縫い合わせる手術が必要です。一般的に生後3か月、体重が5kgを超えたころをめやすに行います。手術前、ほ乳しにくい場合は、マウスピースのような補助具や、専用のほ乳びんを使います。
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