どんな病気?
赤血球がなんらかの理由によって、つくられる以上のスピードでこわされていき、減少するために起こります。症状
疲れやすい、息切れがするといった貧血の一般的な症状のほかに、皮膚や白目が黄色くなる黄疸がみられることがあります。
原因
赤血球が通常より早くこわされるため、赤血球が減少して貧血が起こります。先天性溶血性貧血と後天性溶血性貧血があり、先天性のものとしては、①赤血球の膜に異常がある場合(遺伝性球状赤血球症など)、②赤血球の酵素に異常がある場合(赤血球酵素異常症)、③ヘモグロビンに異常がある場合(サラセミアなど)などです。
後天性のものとしては、免疫的なしくみが関与するものと、関与しないものにわけられます。前者には、自己免疫性溶血性貧血、新生児溶血性貧血があります。後者には、溶血性尿毒症症候群などがあります。
治療
軽症の場合は、とくに治療の必要はありません。先天性のものは、薬で治すことは不可能で、重症の場合は脾臓を摘出します。後天性のうち、免疫が関与するものは、交換輸血や副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)を用いた治療が行われます。
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