頭髪・爪が気になるとき(とうはつつめがきになるとき)

原因や症状はさまざま。異常のようすやほかの症状に注意


 頭髪や爪に異常が現れる原因は、寝具とのまさつや、くつによる締めつけなどの、外的な要因で起こるものもあれば、爪白癬(「爪白癬(爪みずむし)」)のように真菌が原因のもの、円形脱毛症(「円形脱毛症」)のように心理的な影響など、原因がさまざまで、その現れ方も個々の病気でちがいます。どこにどのような異常があるのか、また、痛みやかゆみなどのほかの症状にも注意します。
 頭髪や爪の異常で、緊急に受診が必要になることはまれです。爪囲炎(「ひょうそ・爪囲炎」)、陥入爪(「陥入爪」)のように明らかに炎症がわかる場合は、皮膚科や外科を受診してもかまいませんが、頭皮や爪のちょっとした変化が気になるときは、小児科で相談を。素人判断で市販薬や大人の処方薬を使うと悪化させることもあります。

乳児の後頭部の脱毛は心配ない


図「無題」
 赤ちゃんの後頭部の毛は、寝具とこすれ、たくさん抜けます。しかも、生後しばらくは後頭部の毛髪は、成育を休止しているので、後頭部だけ、赤ちゃんの手のひら大くらい薄くなることはよくあります。おすわりのころには生えはじめ、1歳くらいまでには目立たなくなるので、心配はいりません。

爪の内出血は自然に治る


 ドアに手をはさんだり、足に重いものを落としたときに、爪の下が黒く内出血を起こすことがあります。骨折などの疑いがなく、本人も痛がらなければ、そのままにしておいてだいじょうぶです。爪が伸びてくるにしたがって、だんだん黒くなった爪がはがれてきますが、心配はいりません。下から新しい爪が生えてきています。

受診する


痛みがあったり、炎症があるとき


 陥入爪で爪が皮膚に食い込んで痛んだり、爪囲炎で化膿したときは、早めに受診します。
 そのほかの異常で、主治医にしばらくようすをみるように指示されたときは、症状の経過に注意しながら観察して、変化があったときは受診します。

医師に伝えたいこと


いつからへんか
痛みはあるか
脱毛部がふえたり、大きくなっていないか

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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