どんな病気?
外耳道に炎症や湿疹ができ、ジクジクしたり痛んだりします。水泳や耳そうじが原因となることがあります。
症状
小児では、外耳道の入り口の部分などに湿疹ができる外耳道湿疹がよくみられます。外耳道の分泌腺に炎症が起こる急性限局性外耳道炎は、小児ではまれです。
外耳道湿疹は、外耳道から耳の入り口にかけて湿疹ができ、耳だれがでたり強いかゆみをともないます。かくと二次感染を起こすため、炎症がひどくなり痛みが増します。
急性限局性外耳道炎は、外耳が発赤してはれ、はれがひどいときは、外耳道が閉じてしまうこともあります。自覚症状は、突然の痛みや、耳を引っぱったときに強い痛みがあります。
原因
外耳道湿疹は、皮膚に起こる湿疹と同じです。耳かきでの刺激、急性中耳炎による耳漏、アトピー性皮膚炎など、原因はさまざまです。
急性限局性外耳道炎は、外耳道の外側(軟骨部)の皮膚の分泌腺に細菌が感染して起こります。原因となる細菌は、ブドウ球菌によるものが多く、耳かき棒での刺激や水泳で耳に水が入ることにより発症します。
治療
外耳道湿疹では、副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)などの軟膏を塗ります。
二次性の細菌感染があるときは、抗生物質の軟膏を塗ったり、抗生物質を内服します。こうした治療で多くは短期間で治ります。
急性限局性外耳道炎で痛みが強い場合は、鎮痛剤および抗生物質を内服し、炎症が起きている部位には抗生物質と副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)を混ぜた軟膏を塗り、綿球を耳につめておきます。
家庭でのケア
耳かきや綿棒での刺激は避けます。また、洗髪するときは、なるべく耳の中に水が入らないように注意し、心配なら耳の入り口に丸めた脱脂綿をつめて洗髪します。湿疹ができていると、睡眠中など無意識にかいてしまい悪化させることもありますから、爪を短く切ったり、手袋をはめるなどして、傷をつけないように注意しましょう。

耳への刺激は避けます。
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