B型肝炎【定期接種】(びーがたかんえん)

予防する病気


 B型肝炎(「B型肝炎」)を予防します。この病気は、B型肝炎ウイルスをもつ人の血液や唾液などを介して感染します。お母さんがB型肝炎のキャリア(ウイルスをもっていて症状がでない人)の場合、妊娠中に胎盤をとおして赤ちゃんに感染したり、出産のときに出血した血液を介して、産道で赤ちゃんが感染することがあります(母子感染(「乳児B型肝炎」))。肝臓に炎症を起こし、黄疸(「生理的黄疸」)などが現れ、進行すると劇症肝炎(「劇症肝炎」)や肝硬変(「肝硬変」)などを引き起こします。

ワクチンの種類


 不活化ワクチンの皮下注射を腕にします。

理想の接種年齢


 接種対象は、B型肝炎のキャリアのお母さんから生まれた赤ちゃん。生まれてから48時間以内と生後2か月に、B型肝炎用ガンマ‐グロブリンを接種、さらに生後5か月に、不活化ワクチンを接種します。この場合の予防接種は、健康保険の対象となります。お母さんがキャリアでない場合は、生後2か月から受けることができますので、ヒブ、小児用肺炎球菌ワクチンなどとの同時接種がおすすめです。4週間隔で2回、2回目から4~5か月間隔をあけて3回目を接種します。0歳のうちに3回の接種を済ませましょう。表「予防接種のスケジュール表」

副反応


 副反応はほとんどありません。まれに、接種のあとがはれたり、赤くなることがありますが、すぐに引きます。

こんなことが気がかり


父親がキャリア。子どもに接種は必要か?


 お父さんを含めて、家族内にB型肝炎のキャリアがいる場合、かならず感染するというわけではありません。しかし、家族、とくに親子は、ふれる機会が多いので、やはり、うつる確率はほかの人より高くなると思われます。
 感染の不安をかかえながら子どもに接するのもつらいものですし、もし感染した場合、治療法がなく後悔することになります。子どもだけでなく、ほかの家族も血液検査を受け、抗体がなければ、予防接種しておきましょう。

家族やまわりにキャリアがいなくても接種はしたほうがいい?


  以前は母子感染による予防以外、ワクチンは希望者のみが受ける任意接種でしたが、2016年10月から定期接種になりました。ちなみにWHO(世界保健機関)では、世界じゅうの新生児が接種を受けることをすすめています。この場合は、ガンマ‐グロブリンの接種はなく、接種年齢に制約はありません。欧米諸国では、B型肝炎の予防接種は、子ども全員に義務づけられています。
表「予防接種のワクチンのタイプと間隔」

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